今日はゆっくり寝ていようと思いましたが、朝から家族がバタバタしていて完全に目が覚めてしまいました。
ということは、フォーク交換のための時間がタップリとれる、ということです。ということで、まずはコラムカットから。
ものすごくきれいなフォークなので、コラムカットが本当にもったいなくて…。いつもより長目、200mm残して切断しました。
なんかぼやけてしまっていますが、接写は苦手。難しい…。
SK11 パイプカッター PC-32、このタイプのパイプカッターはあまりお勧めではない、と聞きますが、自分の使い方だと特に不便を感じません。今回のコラムを含めて3回しか使っていませんが、今のところは刃が欠けることもなく、使えています。以前、富士見でコラムをカットしてもらったときは結構お金がかかりました。それを考えると、この安価なPC-32は十分元を取っていると思います。
次に、MINOURA(ミノウラ) ワークスタンド [RS-5000] アルミ 折畳式にLapierre Spicy号を吊します。
いよいよ、散々悩まされたこのフォークともおさらば…ではないかな。なんか使い道は考えたいと思います。
ヘッドワン リムーバーを使いノンブランドヘッドパーツを外したのち、KCNC ヘッドセット KCNC クドスQ1 1-1/8 セミインテグラル ブラック 502091を圧入します。PARKTOOL(パークツール) ホームメカニックヘッドワン圧入工具 HHP-3は比較的安価なもので、うまくやらないと中心がずれますが、Lefty用のヘッドワンをChase号に入れたときよりはあっさりと圧入できました。
しかし、ノンブランドのヘッドパーツは悲惨なことに。
これ、使い回そうと思っていたんですけどねぇ。これだけ単独で外せばよかったのに、強引にヘッドワン リムーバーを突っ込んだらこんなことになってしまいました。残念ですが、2010年末から今日までの間、ありがとう。
将来的にはもう少しいいツールを使いたい気もしますが、とりあえず今はこれで間に合っています。
これも焦点が合わず。シールドベアリングで雨には強そうです。以前のノンブランドは水が浸入し放題だったと思いますので、安心感はあります。扱いもずいぶんかんたんです。下玉押しもスプリットが入ったタイプでしたので、フォークコラムに圧入する必要もありませんでした。
そして、フォークは換装完了。少し長めなので、頭が出ますが、一番上だけカーボンではなく、レッドなリングにしておきました。
早速エアを調整しようとサスポンプを開封したのですが、どうやらMarzocchiとRockShoxのサスポンプは同型のようです。慌てて開封せず、残しておけばよかった…。
私の体重であれば、通常7.5気圧ですが、それだと全然サグがとれなかったので、6気圧ちょっとに調整。それでも45mm程度のサグであり30%には満たないサグです。
押した感じはMarzocchi 55 ATA 2008と似ていますが、少しだけスムースな感じがします。
とりあえず試乗してみたのですが、走行中のつっかかりは全くありません。このようなつっかかりはFOX 36 VAN R 2009でもゼロではなかったので、もしかしたらSpicy号のジオメトリの問題か、と思ったりもしました。でも、違ったようです。おそらくVANとかもオーバーホールすれば、フリクションとかは軽減できると思います。
ただ、ブレーキが常に引きずっているような感触です。よく見ると、Formulaのディスクは厚みがあるようにも感じます。なので、Hayesのディスクと交換することにしました。ただ、取り外したFormulaのディスクは、同じサイズのHayesのディスクより、明らかに軽く感じられましたよ。パッドが触れる部分を相当肉抜きしていることもあるかもしれません。
ディスクをHayes用に換装しました。ただ、リアの引きずりがどうしても取れず、見てみると、ディスク自体に歪みがありました…とこれには以前も気づいたような気がする。そこで、直径の「東南西北(?)」の誤差が大きいもう1枚のディスクに換装。以前sadaさんに教えていただいたように、中心をとりながら装着してみると、直径のぶれもキャリパーに干渉せずに済みました。ということで、いったんSpicyの調整を完了したいと思います。
ブレーキは、ディスクとキャリパーを久々に組み合わせたせいか、走り始めは全然効いてませんでした。まだ完調ではないのですが、オイルでも付いてしまったか…? 復活できるかな?
55 Micro Switch TAはまだ新しいこともあるのか、ストロークの度にオイルがしみ出てきて、潤滑性を保っているように見えます。55 ATAのときのような「虹」のような跡は出ていません。構造は分からないのですが、もしかしたら、55 ATAも上のシールと下のシールの間にオイルを染みこませたスポンジとかを置いておけば、スムースになったりするのでしょうか…?
フォークの性能をためしたいときにいつも使う階段です。最初は若干跳ねる感じがあったので、リバウンドを抑えてみたところ、落ち着きました。VANのミディアムコイルと比べると、手に戻ってくる衝撃も小さく、うまく化かしているように感じます。初代Ransom号につけていたFOX 36 TALAS R 2008も非常に良かったけど、さすがに年式もずいぶん新しい55に軍配が上がるかも。ずいぶん土が掘れて一つ一つの段差も大きくなっているから、早く下りたときなどはLefty 140よりも安心感があるかもしれませんね。
ただ、この辺だけで走ると物足りないですね。せめて、現在閉鎖されている「裏山」エリアが走れるともう少し楽しめるのですが…。
移動しながらいろいろなスポットを試しました。
かなり前が下がって雰囲気が変わりますね。この長さでも動きが悪くなることはなく、使える感じです。トラベルマネジメントは55 ATAにもありましたが、無段階調節なので、この長さまで変えるのに何回転もしなければ行けませんでした。これはレバーの位置を変えるだけです。ノブを回さなければならなかったTALAS 2008よりもかんたん。
少しすると、Judge-sさんがおいでになりましたが、フォークが換装されています。
私の2007型 Judgeのチームレプリカはもともとワールドカップモデルだったはずですが、入手したものにはBoxxer Teamが付いていました。これが4万円しないとは、ちょっとウラヤマシイお買い物です。持った感じ、軽くて動きも良かったです。また、長さが以前のドラド180mmから200mmに適正化されたことで、Judge号の本来のジオメトリに戻ったこともあってか、走りが明らかに軽くていいそうです。やはり設計に従ったジオメトリを保つことは重要なんでしょうか。
そんな中でいきなりの大雨。公園内のサッカー場で、次男のチームが試合をしているので、行き来をしていたのですが、残念ながらこの雨で中止になった模様。
で、Judge-sさんと私はトイレに避難したのですが、雨が酷くなってきて、多くの人が雨宿りに集まってきました。もう、男子トイレも女子トイレもなかったです。
そこで伺ったのが、Judge-sさんの愛車はフォーク交換後、酷い目に合ったそうです。町中で止めておいたときに、通行人にひっくり返され、パーツが傷だらけになってしまいました。多分、その通行人は急いでいて、バッグか何かをJudge号に引っかけて、倒してしまったみたい。数メートル吹っ飛ぶような事故だったようで、Judge-sさんの近くにいた人たちも含め、大きな音がしてびっくりしたとのことでした。
そこからが残念。その通行人は逃げたそうなので、追いかけて本人を押さえ、その結果として警察沙汰に発展してしまったとのことでした。最終的に通行人側が謝罪をし、パーツを弁償することで決着したということで、被害届を出さずに済んだのは幸いだったとのことです。
換装したばかりのBoxxer WCにも傷が付いていて、ハンドルは変形しているようです。ペダルはグラグラになり、SRAM XOカーボン リア・ディレーラーのような高級パーツ他、フレームにも傷が付いていました。
こんなことが自分のRize号やSpicy号などで起こったら、こんなに嫌なことはないです。
Boxxer World Cup化で、Judge号はまたさらに軽くなっていました。早く完調に戻ることをお祈りしています。
さて、自分のSpicy号 + 55 Micro Switch TAに戻ります。途中雨が降ってしまったため、あまりたくさんは乗れなかったのですが、現状走れる急斜面や段差などを走った感じでは、これまでSpicyに付いていたRockShox Domain, FOX 36 VAN R 2006, 2007, Marzocchi 55 ATAの中では一番いい感じがします。高速での下り性能まではわかりませんが、設定さえ出せれば問題なさそうです。重さはカタログ値ベースでは、55 ATAや36 TALAS 2008より100g程度重いのですが、VANよりは軽いと思います。もう少し軽めのタイヤに変えると、トレイルでももう少し軽く走れるかも。
ちょっとした段差を登るとき、55 ATAは「くしゃっ」とつぶれて何事もなかったかのような反応をするのですが、55 Micro Switch TAはごく普通のエアサスのような反応をしていました。でも、Lefty Max XLR Carbonよりは反応がいいと思います。なんかProphetとかも、もう少し軽い140-150mmクラスのシングルクラウンフォークを試してみたくなってきました。
コメント
コメント一覧 (4件)
あ・・やっぱり代わってる(笑) こんばんは。
交換作業〜試乗レポお疲れ様でした。全般的に良い塩梅みたいで、良かったですね。
やはり(↑)な作業風景を拝見すると、自転車の方が等身大(?)で、イイなぁ・・と思います。
同じ手を汚すなら、クルマよりは自転車が好きですねぇ・・うむ。
カラーリングはあまり変化は無いですが、スペシャル度数?は上がってますね。
作動も良さそうで、ますます愛着が湧く一台かと・・。
そう言えば・・ウチは新品のフォークって、今まで2本しか無かったかな?
その内の一本はTREK号なので、実質KLEINのROCHSHOX DUKE だけか・・あちゃ。
ソレはそうと、Judge-sさんは災難でしたね。自分でコケたのなら諦めもつきますが・・。
街中走行の鬼門でもあるので、気を付けないとダメですね。(心境、お察しする次第です)
急な大雨、そちらも降りましたか。コッチも一時凄かったですよ。
急に寒くなりそうなので、お互いに気を付けましょう。
こんばんは。
ポチって、もう換装とは仕事が早いですね(笑)
動きもまずまずといった所でしょうか?今後が楽しみですね!
お忙しいようで、お互い体調管理には十分気をつけましょう〜。
あぁ!自転車の鍵忘れちゃだめですよ!!
運が悪いとあっという間に無くなります。
sadaさん。こんばんは。
ゆっくり寝たかったのですが、家族が慌ただしくて完全に目が覚めてしまいました。
この日の換装に成功しましたけど、翌日は完全に体調を崩し、上背部の苦痛で、お仕事を休んでしまいましたよ。数時間休んだら痛みも引きましたが、こんな痛みは今まで無かったし、やっぱり年なんだろうな、と思いました。
私はクルマは当然整備したことがないのですが、チャリンコはやっぱり面白いですね! 工賃がゼロになるので、工具は揃えておいてよかったです。
KLEIN号は新品フォークをインストールしたんですね!
自分も、新品をインストールしたのは、ショップ作業の36 TALAS、自分の作業ではlefty max xlr carbonと、今回のこれの3本です。
ちょっと重いのを覚悟で通勤にも使ってみたのですけど、悪くない感じです。まだ、路面反応の角が「丸くない」感じがしますが、アタリが出ていない可能性もありますね。Lefty XLRは2年が経過しようとしても未だに角が取れていない気がしますけど…(苦笑。
Judge-sさんも気の毒でした。でも、弁償でパーツが新しくなるのであれば、もう割り切ってバイクを進化させてもらえれば、と思います。
週間天気予報では晴れが続くと思っていたのですが、やはり当日に確認をしっかりしないとダメですね。あれで濡れていたら、背中の痛みだけでは済まなかった…かも。
Paraさん。こんにちは。
山活動を再開際されたみたいでなによりです。
私もそろそろ復活したいところですが…。今年はなんでこんなに忙しいのだろう?
Marzocchi 55 Micro STAは、少なくとも「普通」に稼働していると思います。もうちょっと乗っているとアタリが出てくるんじゃないかと思いますが、55 ATAのように引っかかりが出ないことを祈っています。
鍵は、自分でもバカだと思いましたよ(苦笑。
なんか心身ともに不調でして、先週くらいからアウトオブコントロール…。