硬いなあ…体力ないなあ(>_

今日は午後〜夕方にかけて打ち合わせがあるため、午前中〜昼の間に乗りに行くことにしました。

昨日よりサドル高を0.5mm上げてスタートです。

でも、やっぱりコギは重い感じですね。Rize号よりは進む感じですけど、コギそのものはRize号のほうが軽く感じるのはなぜでしょう?

今回は、周回用公園へアクセスするさいにフロントサスペンションのロックアウトを試してみました。多少はストロークしているんですけど、なるほど、フロントサスが無駄に動かないのでいい感じです。ただ、大きな差があるわけではないので、ロックアウトは数百メートル試してみただけにしました。長い上りとかでは重宝するかもしれませんね。

昨日は周回を8周したのみだったのですが、今日はそれを20周にして全長40km強のライドを試してみることにします。いつもと違う時間帯ということもあるし、人も少なく、いつものようにどこかでショートカットする必要はありませんでした。

7周目までは昨日と同じような感じでしたが、8周目に入ると疲れが見え始めます。足の疲れが顕著だったのでサドルをさらに1cm程度上げたところ、とても走りやすくなりました。昨日より1.5cm高い状態ですが、現状これがベストのサドルポジションという感じです。昨日BB芯〜サドル上面が740mmくらいと書きましたが、今日の1.5cm上げた設定で745mm程度です。実際にお尻が付く部分の高さはもう少し高いかもしれません。またサドルがかなり前上がりになっているみたいなので、水平に近づけました。

サドル位置を上げてみた

サドル位置を上げてみた

サドルをほぼ水平に

サドルをほぼ水平に

今日は変速も積極的に行ってみたのですが、SLXシフター + XTリアディレーラーはシフティング時にすごい音がしますね。SRAM X9よりバチン、バチンと決まる感じが強い。

フロント側はシフター、ディレーラーともにSLXですが、これは変速がかなりまったりしていますし、シフティングが重いですね。Vertexのワイヤーの取り回しは、ダウンチューブの下でフロントとリアがなぜか「交差」しているんですが、こんなの初めて見ました。大丈夫なんでしょうかね?

サドル設定でいったんはラクになったものの、周回を重ねるにつれ疲労度が増してきます。昼ということで若干温度が高いこともあって、夕方走る最近のライドよりかなり水分を消費しました。このような環境の違いもあるかもしれません。でも、12周を過ぎるころには、「これで20周はきついだろう」というくらいの疲労度に…。昨日8周走った程度のまだ「体力に余力を残した状態」では全く分からなかったのですが、フレームが「硬い」、いや「硬すぎる」。

フレームの断面は円や楕円ではなく、外側が太く、内側が細くなるようにへこみを入れて加工させたような特殊な形をしています。そして、チェーンステー、シートステーはかなり太い。こういった工夫で剛性を上げているのではないかと思いますが、ものすごく硬く感じます。SCOTT CR1 Team Compact(2008)なんかは、すごいソフトな乗り心地なのに、コイツはちょっと違っています(もちろん、レーシングタイプのCR1は硬かったらしいです。2008のTeamは素材が変わってコンフォートになっているのです)。やっぱりVertexはレーシングフレームなんですね。

他のXCバイクに乗ったことがないのでわからないですが、子供のXCタイプのアルミフレームHTバイクであるGary Fisher Marlin(2003)よりずっと硬いです。最初は余裕で地面の凹凸を楽しみながら全身で吸収していたわけですけど、それもだんだん苦痛になってきました。公園と言っても未舗装で周回を設定している場所は路面が荒い部分も多く、一定以上の強さの突き上げが容赦なく襲ってきます。部分的な疲労が全身に及ぶ頃、ようやく20周が終了。ひーこらいいながら自宅まで戻りました。公園のライドで音を上げたのは初めてかもしれません。

いかにも疲れ切った表情のVertex号

いかにも疲れ切った表情のVertex号(なわけないでしょ)

自宅に戻ると体がかなりダメージを受けている感じです。メーターは42.48kmとなっていますが、この程度の距離はProphet号だと普通にこなせる距離です。Rize号では若干きつい感じですが、こんなダメージはまず受けません。

それに…。白フレームは汚れが目立ちますねー。疲れた体にむち打ってフレームの汚れを金鳥サッサで落としました。

注文したあと、「果たして現在の体力でXCバイクを乗りこなせるのだろうか」という不安は感じていましたが、2日目でそれは現実になりました。たぶん、体力だけでなくこのバイクを扱うための技術がかなり不足している部分もあるんだと思います。

ちょっとこのままでは悔しいので、コイツで50kmくらいは楽勝で走れるようになりたいと思います。

さて、その後少しおいて、夕方には都心部で打ち合わせです。自宅から11kmあるのですが、疲れたからだにむち打ってProphet号を駆り出しました。普段はRize号なのですが、なんかRize号を駆り出す勇気がわかなかったのです。

で、ひとコギ目でそのペダリングの軽さに驚愕! Prophet号ってこんなにコギが軽かった? 舗装路ではちょっと加速すると軽く時速30kmまで加速します。ちょっとした下りでは50km/h出てました。制限速度いっぱいです。やっぱりすごいな。このバイクは。やっぱり、シフティングがスムースで軽く、Vertex号とのパーツ性能の「圧倒的な」差を感じます。ストレスが全然ないです。でも、Rize号のSRAMパーツでもほとんどストレスは感じないんだけどな…。

これで今日のトータル走行距離は65km弱になりました。

現在最強のProphet号…iPhoneは映像の右側がぼけてるぞ!

現在最強のProphet号…iPhoneは映像の右側がぼけてるぞ!

現状の感覚からすると、私が今狙っている草レースでは、現状ではおそらくProphet号のほうがいい成績を残せるでしょう。でも、家族には「レースのためにコイツを買ったんだ」と言い訳しているので、Prophet号なんか持って行った日には「どういうこと?」と裁判されること確実です。無期懲役になるかもしれません。

ですから、やはりトレーニングで早いところVertexを使いこなせるようにならないと…。

そういえば、Vertexのコギの重さですが、おろしたてのMavic Crossride 2009 コンプリートホイールが悪さをしている、ということはないでしょうか? 例えばハブがまだなじんでなくて抵抗が大きい、とか(前にMavicの新品コンプリートホイールではそんなこともあるよ、みたいなことをロード関係の情報で見たことがあるような気がするのですが、検索しても出てこないですね)。

実はCrossmax STでも似たような体験をしたのです。

2007/12/04

2007/12/06

Crossmax ST購入当初はコギの軽さが感じられるどころかむしろ「ちょっと重いのでは…」という疑問もあったりしたのですが、なんかある時点から急激に軽くなっていって、今に至る、という感じなんです。タイヤとか、他の設定は同じままでもそうだったんですね。

もしかして、Crossrideについてももうちょっとなじませれば、Crossmax STのようにすばらしいホイールに「化け」たりしないでしょうかね?

ところで、このVertex RSL 50 2009のLサイズの未走行車が某オークションに出品されていますね。実測10.9kgだそうです。私のはMサイズなので、もうちょっと軽いのかもしれません。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • こんばんは。いゃ~私から見れば,十分体力がおありだと思いますが…(爆。

    ホィールが原因かもしれないんですか・・・まぁ値段差もありそうですけど…。
    先日,うちのRize号のホィールを取り替えたら,やはりコギが重かったですし,
    じゅうぶん考えられると思います。まぁ実際,そこまでこだわらない使い方してますけど…。
    それ以前に,履かせているタイヤが…(笑)。うちはここ数年セミ・スリックばかりでしたから,
    カルくて当たり前です。もしレース用のフル・ダートでしたら,ググッと重くなるような気がしますよ。

    お話から察するに,かなり堅めのカーボン・フレームみたいですね。
    シート固定部あたりの剛性はかなりありそうですから,やはりレーシング・モデルだと・・。
    (クラインが草レースに出ないのは,少し柔らかすぎるのも一因だと思われます)

    >SLXシフター + XTリアディレーラー
    あ,これは私も感じています。シフターをXTRまで上げれば良いのでしょうが,廉価グレードだと感触がよくありません。
    今Rizeのフロントに付いているのはSRAM X-5+Deoreですけど,SRAMは感触良いですよ。
    リアのSRAM X-9もたまにギア飛びしますが(笑),感触そのものはとても好きですね。
    精確さのシマノ,感触のSRAM,と言う感じ?でしょうか。

    >実測10.9kg
    うわ~,カルい・・。じゃ,Mサイズだと10.5kgくらいでは? やはりレーシング・バイクですねー(笑。

  • > いゃ~私から見れば,十分体力がおありだと思いますが…(爆。
    こんばんは〜。いや、XCバイクだろうがなんだろうが、もっと走れると思っていました(苦笑)。
    でも、走ってみたら20kmを超えるとあちこちに痛みが出てきて、だんだんカバーも出来なくなっていきました(T_T)。

    > うちのRize号のホィールを取り替えたら,やはりコギが重かったですし
    やっぱりホイール変えるしかないのか??
    でもこれは大物でごまかしが効きません。どうやって買えばいいのか…。
    2010の上位モデルを見て、どんなパーツが組まれているのか、ちょっと調べてみます。
    でも、STのときのように変化する要素があるのか、そういう部分も見てみたいですね。

    > クラインが草レースに出ないのは,少し柔らかすぎるのも一因
    なるほど! そういえば見たことがないですよ。
    もったいなくて乗れない、というだけではなさそうなんですね。
    柔らかい感じなのですか? 意外にクロモリのように反発して、レースで好成績残したりしたりとか(笑)。

    > 廉価グレードだと感触がよくありません。
    Ransom号についていたシフターはXTだかLXだか、もうちょっとソフトで良かった記憶があるんですけどね。
    SLXは硬めでバチンバチンと変速します。
    現在、私もRize号はフロントディレーラーをのぞき、SRAMです。
    (フロントはProphet号についてきたX-7、リアは新しく買ったX-9 + X-9リアディレーラー)
    すごく扱いやすいですね。
    Judge号には2006年型XOシフター、ディレーラーが付いていますが、これはかなりすばらしい。
    場合によってはVertexはXTRではなく、XOを狙うかも。

    > Mサイズだと10.5kgくらいでは?
    どこかのサイトで、実測した人が10.4kgだったと言ってましたね。
    今日は全身のあらゆる箇所に振動によるダメージと思われるものが来ています。
    ハンドル、シートポストあたりから変更しようかな…。それともこっそりGF1を…。

  • おつかれさまでした、よく駆けられましたねー!(笑

    先程まで VooDoo号のメンテナンスをしていました 29.5mm幅 USA Made DHリムに 2.0mm径スポークの
    ホイールセットを組みまして、タイヤと併せた前後セットの総重量が・・約 3.800gになりましたデス
    この “思いきって行ける!” 仕様で、明後日にある XCイベントの 4年連続優勝を狙う?予定でしたが
    オフィシャルになったので木端微塵コです・・こんな私には軽量化の話題を語る資格がありません(笑

    >Prophet号ってこんなにコギが軽かった?
    F系・KV・SV(オブジェ)・Jekyll・Rize・Scalpel・Prophet etcと cannondaleで駆けてみると
    鋼板を跨いでいるような剛性感を感じます、でも “ただ硬い” だけではないのも不思議な魅力
    なのだという話を、明日の宴みたいな際にもよく語り合いますw(いつも 27:00とかになりまs

    >ICOさん、sadaさん
    私の先輩は Old KLEINで駆けておられますよ、九州大会でボディウムの中央に立たれたりします
    台数が把握出来ない複数台で駆けられますが、Oldすぎてリジッドフォークにカンティブレーキの
    仕様で「ぬるいのうw」なんて憎たらsh・・いえ、ヤングメン’sを愛の鞭にて鍛えてくださいます
    (本気の時はサスペンションフォーク仕様のほうで駆けられます・・何台持っているんだろう?w)

    でも sadaさんの KLEIN号みたいに綺麗だと・・私なら調度品にしたくなります(うわなにをするー

  • 赤が好きさん。こんばんは。
    こんな時間まで…。次のブログ更新が楽しみだなあ(笑。
    VooDoo号でダウンヒルでもされるのでしょうか? 3連覇ということは、FOES号でもXCイベントに出てたんでしょうか? SV号の方かな? FOESでXCイベント優勝だったら、すごすぎる…。
    でも私もいつか優勝してみたい。最後の出場大会ではペア4位で、残念ながら表彰台は逃しましたよ。

    > “ただ硬い” だけではないのも不思議な魅力
    確かにそうですねぇ。すごく剛性も感じます。
    Jekyll号もかなり好きだったのですが、やはり現在はProphet号が私にとっては最高のパートナーでしょうか…。
    ロングライドしても疲れないし、町乗りでも速いし、エンデューロイベントでも活躍できます。
    さらに、ダウンヒルマラソンみたいな下りメインの大会でも性能を発揮するし、FRポジションに設定すれば、日本有数のダウンヒルコースもかなり高速で下れます。とはいえ、それぞれの分野で専用バイクにはかなわない、という事実はあるのですけど(笑。
    ただ、購入当時のトップモデルは4Cross専用車でしたので(セドリック・グラシアさんのレプリカモデル)、もしかしたらそういう使い方では性能を発揮しやすいかもしれませんね。

    > 私の先輩は Old KLEINで駆けておられますよ
    おお。そちらにはKLEINを駆る選手がいらっしゃるのですね。
    たまたまかもしれませんが、私が参加してきた各草レース会場では見かけませんでした。
    次に出るときにKLEIN派の人を探してみます。
    あ、Rocky Mountain仲間を見つけてみたいですね。

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