Cannondale Judge DH Replica 2006

cannondale judge

Cannondaleから2005年の後半にGRACIAというDHバイクが発表されたとき、「いつかこのバイク、ほしい!」と密かに思っていました。ただ、誰にも言わなかったのは、私の手を出せるような価格帯のバイクではなかったからです。特にこのタイプのバイクは、購入しても年に数回しか乗るチャンスがありません。
2006年モデルが出回る頃には、GRACIAはJudgeという名前に変更されていました。GRACIAはCedric Graciaのシグニチュアモデルといして発売されるはずだったのですが、彼が移籍してしまったため、Judgeという名前に変更されたのだと思います。
2006年後半にはPerpという、DHバイクに近いストロークを持ったFRバイクが発表され、価格も抑えられているので、それを入手しようと考えました。これなら、ギリギリ手が届く価格帯だったからです。しかし、Cannondale専門店に相談したところ、日本での「下り」需要が下火になっているため、その年末にPerp 1 (498,000円)が1台入るかどうか、という状況でした。下位グレードのPerp 2(348,000円)なら私がProphet 1000 (2005)を購入したときと同額なのでなんとかなるのですが、上の機種はちょっと高い。それで、結局はSCOTT RANSOM 40 を購入することになりました。これはこれで、大当たりのバイクで、満足度が高いのですけど。
しかし、友人らと出かける場所で一番多いのはダウンヒルコースだし、下りオンリーになるとやはりRANSOMよりDHバイクのほうがずっといいわけです。14日に富士見パノラマを下ったとき、CコースではRANSOMも全く問題なく全開で走ることができましたが、ジャンプしてみたり、わざとバンクの上のほうに乗り上げてみたりする余裕も持てるのはやはりDHバイク。Aコースの後半を走ったときなどは、RANSOMだと私の技能では高速に降りるのが難しく、やはりDHバイクのほうが余裕を持てそうな気がしました。RANSOMに2.5inchのタイヤをつけるともう少し変わるのかもしれませんが、クリアランス的に厳しいかもしれません。

話は戻りますが、先月の暮れくらいに某オークションを見ていると、なんと私がほしいと思っていたJudge DH、しかもReplicaの2006モデルが出品されているではありませんか! 出品者が店舗を持っていて、中古自転車を専門に販売されているところでしたので、個人間の取引ではありません。本当に自転車屋から自転車を通販で購入する感じでいけるのではないでしょうか?
当初の出品価格は348,000円。時期的な問題か、この価格で落札する人が出ず、様子を見守っていたら、これが30万円以下に落ちました。これはもう、「買い」だな、と思いました。

「友人たちとの楽しいダウンヒルの時間を過ごしたい」と妻に切々と訴え、「ちゃんと使うんだったらいいよ(いつの間にか乗らなくなったロードのようになったら許さない! の意)」と許してもらえたのでした。
最終日、ギリギリまで待ってもほかに入札する人がいなかったので、私は無事にその価格で落札することができたのです。

そして、まもなくバイクが届きました。

ものすごく大きな箱に入れられてやってきました。

すごく丁寧に梱包されていて、養生は完璧でした。ハンドルだけ外された状態で、取り付ければすぐに乗ることができるような状態でした。ハンドルを取り付けるためのヘキサゴンレンチも付属しています。

そして、姿を表したのがJudge DH Replica 2006。

すぐにでも乗ってみたかったのですが、外は雨だしもう夜ですので、明日に延ばすことにしました。

中古で使用感があるということでしたが、ペダルとタイヤを除いては新品にきわめて近い印象です。あまり乗り込んでいる感じではありません。
ペダルはピンが何本か抜けているので、これを買い足すか、ペダルごと気に入ったものに交換する必要がありそうです。
サドルはfizi:k gobiで、なかなか座り心地がいい感じ。ProphetやRansomもこれに変えたくなりました。
Marzocchiのフロントフォークは888 RC 200mm(たぶん2005年モデル)となっていましたが、現物はRC2(たぶん2006年モデル)と刻印されていますね。カタログより新しいのがついていたので、さらに嬉しくなってしまいます。
リアサスペンションもMarzocchiですが、なんか珍しいようですね。今のところ調整の仕方がわからないので勉強が必要です。リアサスがコイルになるのは今回が初めてですが、これがまたどんな乗り味になるのか楽しみです。
シフターとリアディレーラーはSRAM X-Oですが、以前Prophetで使っていたX-9のように極端に重いということはなく、軽快です。また、シフティングがパチパチ決まる感じもいい。
どうしても解決しなければならないのがブレーキの問題。私はBianchi ML3 Veloce Mix(2004, Road), Cannondale Jekyll 500(2003, MTB), Cannondale Prophet 1000 (2005, MTB), Scott Ransom 40 (2007, MTB)と、ずっと左前ブレーキ、右後ろブレーキの組み合わせで来ていますが、残念ながらこのJudgeはその逆で、右前ブレーキ、左後ろブレーキの設定となっています。本格的に山に持って行く前に、これを左右交換しなければいけません。14日にHさんのバイクに乗せてもらって、右前・左後も体験しましたが、やはりかなり気を遣わなければなりませんでした。
でも、さすがに油圧ブレーキについては、私はさわれないのです。どこかのショップに頼まなければいけません。
どこに頼もうか…。
しかしこのブレーキ、Magura Gustav MはH師匠のバイクに乗せていただいて体験しましたが、大変に効くブレーキで、かなりガツン、ときます。高速走行しているときにこれだけ効けばいざというときは安心ですから、師匠のバイクに乗るときは逆にあまりブレーキをかけずに済んだ印象があります。RANSOMだとリアローターの径が小さめなこともあるし、タイヤも細いこともあるのかもしれませんが、難しいところをいくときなどはかなりスピードを調整しておかなければ安心できませんでした。

次にダウンヒルに行くのがいつになるかまだ未定ですが、とても楽しみになってきました。

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