私のMTB、Cannondale Jekyll 500 (2003モデル) も2度のレースを経験した。それ以外に何度かMTB常設コースや里山を走ったりしている。洗車と注油は行っているものの、ワイヤーの調整などは一度もしていないため、変速の調子も若干ながら悪くなっている。また、購入直後から取り付けたスピードメータの調子が悪く、現在は全く機能していない。
私は、今月23日でJekyllが購入後2ヶ月を迎えることを思い出した。
自転車を購入した中目黒のぬかやさんでは、購入後2ヶ月までは初期メンテナンスを行うサービスをしている。どうせ見てもらうのであれば、無料のほうがいい。そこで私は自転車を初期メンテナンスしてもらうことにした。やってもらっている間、妻や子供たちと渋谷の児童館で遊ぶことにして。
ぬかやさんで、メンテナンスに当たって、現在困っていることなどをかんたんに聞かれた。私は下記の点をお願いすることにした。
・自転車のメータの確認
・購入直後、フロントフォークからオイルがかなりたれていたのでその調査
・ヘッド周りの動きが手持ちのロードバイクに比べて渋い。
・ブレーキの右左を交換してほしい(右前ブレーキから左前ブレーキに変更)
14:30に預け、その後渋谷に移動して子供たちやその友達と遊んだあと、17:30ごろ自転車を取りに戻った。
私のJekyll 500の隣には、もう1台、黒のJekyllが止まっていた。私の500よりグレードが一つ高い600だ。さらに、フロントフォークが「レフティ」というタイプの左側一本でホイールを支えるタイプのものだったので、かなり高価なものだろう。ちょっとうらやましくなった。
受付をしてくれた店員さんは、
「スピードメータは明らかにおかしかったので、新品と交換しました。」
と言った。とりあえず、購入以来おかしかったスピードメータの機能が復活する。
その後、その店員さんは外にいた店員さんに指示をして私の自転車を取り出した。そして、「ありがとうございました」と私を送り出した。あれ、ちょっと待って。ほかの部分のメンテナンスについては、何も言ってくれないのかな?
でも、店員さんも忙しそうだったので、まあいいか、と自宅までの8km、乗ってみることにした。
まず気づいたのは、左前になったブレーキが極端に効くこと。思わずこけそうになってしまった。にもかかわらず、後ろブレーキが全くといっていいほど効かなくなってしまっていた。はっきりとは分からないが、もしかしたらリムかブレーキパッドの一部にオイルが付着してしまったのではないかと思うくらい。これは家に帰って、一度ディグリーザを使った洗浄を行ってみる必要がありそうだ。
もう一つ、来たときと比べて地面の反発がきつくなっていること。多分、空気圧が3気圧以上になっているのだろう。また、リアサスペンションも固くなっている感じがした。その分、転がりが軽くて前に進みやすい。
最後に変速機。調子が悪かったローギアの変速はためしていないが、変速のタッチは少し軽くなっていた。これは以前、ロードバイクをショップメンテナンスに出したときにも感じたが、さすがだと思う。どうやって、あれほど軽くできるんだろう。
そして、帰ってきたときに気づいたこと。それは、リアサスペンションが「ロックアウト」されて、効かない状態になっていたことだ。道理で後ろが固かったわけだ。持ち込み時と設定を変えたのなら、教えてもらいたかったなあ。
私はチェーンの潤滑剤として、通常WAXタイプのものを使っている。チェーンがはずれたときなど、手を汚さずにメンテナンスできるからだ。しかし、今回のメンテナンスでは通常のオイルが使われていて、べたべたになっていた。確かにチェーンの動きはスムースに感じたけど。
後ろ側のブレーキ周辺を脱脂してみたので、食事をしてからでも改めて走ってみようと思う。