私の自宅のインターネット環境は、有線ブロードネットワークスが提供するBroadGate 01というサービスを利用していて、比較的恵まれた環境にあります
この高速回線を導入した当初はまだWindowsマシンを利用していましたが、ブロードバンドのスピード計測サイトの測定結果は非常に良好で、92Mbps(下り)くらいが平均だったと思います。調子がいいときにはなぜか102Mbpsなんて数字が出ることもありました。
しかしながら、マシン直結という方法はセキュリティ的にも心配です。Norton Internet Securityのログをみると、かなりの割合で覚えのないIPアドレスから、あらゆるポートにアクセスがあったことが記録されています。
このことから、やはりADSLサービスを利用していたときのように間にルータを設置するほうがよいだろうと考え、さまざまな製品を検討してみました。しかし、100Mbpsの速度をフルにサポートするブロードバンドルータは見つかりません。そんな中、BUFFALOの製品が88Mbpsというスループットを実現しており、しかも実売1万円ちょっとという低価格で販売されている、というではありませんか。スループットの最大値が100Mbpsを割ってしまうことは残念ですが、とりあえずこの製品に決め、購入することになったのでした。
その後、メインマシンがPower Mac G4になったあとも、このルータを使い続けています。この製品、販売期間の後期にはなぜか最大スループット98.7Mbpsで宣伝されるようになっていました。ファームウェアのアップデートでスループットが上がっていったのでしょうか?
本日、以前利用したのと同じ計測サイトで改めて計測してみました。PowerMac G4 867MHz Dual + BUFFALOのルータで、44Mbps前後のスピードが出ています。
私がBroadGate 01に加入した当時、このマンションでこのサービスに加入しているのは私だけでした(つまり私が管理組合の会合に出向いて、導入工事に関する説得を行ったのです)。しかし、今では複数の人が加入し、利用しています。以前に比べてあまり高い記録が出ないのは、ルータをかませているだけではなく、そんな理由もあるのかな、と軽く考えていました。
そういえば、PowerMacにしてから直結のスピードを測定した記憶がありません。そこで、先ほどインターネット接続LANケーブルをマシンに直結して測定してみたのです。するとなんと、82Mbpsも出ているではありませんか! スループットが半分近くに低減してしまうのは、やはりルータの影響が大きいんですね。
その後、しばらく直結状態でWebブラウジングをしてみると、ページの動きが明らかにきびきびしていることが分かります。ルータを1つかませることで、マシンからリクエストを投げてから、リスポンスが完了するまでの間の時間にも影響するのかな?
44Mbpsでも結構贅沢な環境なのでしょうが、82Mbpsも出ているような高速回線を半分しか使えていないという現状は、なんか釈然としません。ルータの最大スループットである88Mbpsのちょうど半分だし。
ルータ購入後、すでに1年以上が経過しましたが、FTTHの加入者数も急増している状況で、ADSLも非常に速くなってきていますから、ブロードバンドルータの性能もその後進歩してきているのでしょうか? もっと速い一般向けのルータがあるのだったら、そちらに変えたいと切実に願う今日この頃。