すごい人

もう昨日になるけど、とてもすごい人に会ってきた。彼の現在の活動内容やいろいろなアイデアを聞いているうちに、私もいろいろと刺激されてきた。
それで、今日は興奮状態なのか眠れず、こんな時間帯に管理人日記を書いている。

実は、今をさかのぼること10数年前、彼と私はアルバイトとしてあるスポーツクラブの研修に参加していた。私は研修の段階でリタイアしてしまったので、彼と一緒に過ごしたのはほんの数週間だったと思うが、当時から彼は非常に「目が活きている」感じで、他の社員、アルバイトとはちょっと違った感じがした。年齢は彼のほうが一つ年下だったが、当時私が苦手としていたCPRなどについても教えてもらったりすることが多かった。

今日会ってみて思ったのは、彼はこの十数年で何倍にも成長していたことだ。私と同じように個人事業主の形で活躍しているそうだが、私がスポーツ関連一本での独立ではないのに対し、彼はまさしくこのスポーツ業界のみの活動による独立を果たしていたのだ。彼と私の差は、彼が非常に横のつながりを広げていて、非常にスポーツ業界の有名な人々を巻き込んだ人脈を持っているのに対し、私はそれが基本的に貧弱だ、ということだった。私の場合、スポーツクラブの社員として勤務していたときにそういった努力をしてこなかったこと、その後もクローズドで一匹狼的な環境で仕事をしてきたこともあるかもしれない。
それだけではなく、最新のスポーツ技術やパーソナルトレーニングに関する技術などもどん欲に吸収していて、そのような現状にも詳しくなっていた。
さらに、このような下地があることで、ビジネスとして具現化するモチベーションを備えている。私が年をとっておっとりとしてしまっているのに対し、彼はまるで10数年前のままか、それ以上の情熱をもって、スポーツに対する一般的な認知を高めようと奮闘している。

正直、かなわない。そう思った。でも、たくさん刺激をもらった。この再会は大切にしたい。

彼が、十数年ぶりに私と会う気になってくれたのは、このICOがきっかけだったという。この先も本当にどんな出会いや再会があるかも分からない。ICOは私にとって非常に情熱を注げる趣味の世界であるが、私は私なりの方法で自分を表現できたら、と思う。

ロードバイクその後 Bianchi ML3 Veloce Mix

ロードバイク Bianchi ML3 Veloce Mix(以下ML3)を購入して2ヶ月半が経過した。
この間に1200kmほど走行し、3度ほど軽い洗車・注油などのメンテナンスを行っている。

このML3に関しては、一目惚れして購入しただけであり、本当に所有欲が満たされた感じが強い。他の人がどう思うかはわからないが、私にとってはやはりかっこいいし、乗る気にさせてくれるバイクである。

ただ、不満な点がないわけでもない。このML3は購入当初から前輪のほうからのきしみ音があった。走るうちになくなってしまったのだが、購入時の調整不足だったのだろうか? また、フロント側をアウターチェーンリング(前側の歯車の外側の方)にし、リアをローギアにしたとき(9、10段にしたとき)の具合が当初からよくない。ここに設定しているとカタカタ音がしたり、停車状態からスタートするときにチェーン落ちが発生してしまうのだ。やはり、10段という深さには限界があるのではないだろうか? 購入後1ヶ月は無料で調整するという話だったのでショップまで持っていけばよかったのだが、その機会を失ってしまった。
本来ならこれくらい自分で調整すべきなのだろうが、部品をイチから購入した場合と異なり、説明書がないのだ。しかも、経験のないカンパニョーロ(Campagnolo)のパーツなので、私の下手くそな調整で他のギアがおかしくなってしまうのもいやだ。とりあえず現状はほったらかしにしているのだが、それでもこれらのギアを使わなければ走行に問題はない。

ロードバイク用の姿勢にも大分慣れてきた。ただ、現状では必ずしも理想的なライディングポジションをとっているとはいえないかもしれない。
このバイクは本来、バインディングペダルと対応シューズを使用し、シューズの拇指球の部分をペダルに固定して漕ぐことにより、効率のよいペダリングとライディングポジション(姿勢)を実現できる。しかし、私がバインディング対応シューズで走ったのは、このバイクにしてからはたったの1回にすぎない。シューズを恒常的に使えれば、さらに正しい姿勢と力の配分をマスターできるのだろうが、あれは本当に歩きにくい。あのシューズで歩くことは体に強い負担をかけてしまうことになるのだ。私の場合、自転車に乗ること自体も一つの目的ではあるけれども、やはり自転車を使って移動し、移動先で仕事したり遊んだりすることも重要なのだ。そのために、シューズをいくつも持ち歩くことになることだけは避けたい。
現在、このロード用に対して、MTB用にSPDといわれるバインディングペダルが存在する。こちらのシューズは、自転車を降りても違和感なく歩けるようになっているし、デザインもさまざま。私は近いうちにこのSPDを試してみようと考えている。

もう一つ、現在のロードバイクに変更してから感じることがある。それは、「疲れ」である。
道に(積極的に?)迷ってはまってしまったり、遠回りを好むようになったりしてきていることもあるが、ロードバイクに乗った後はかなりの疲れを感じるのだ。
まずは先に述べた、ライディングポジションの問題があるのかもしれない。また、背中に重いリュックを背負って走ることが多く、ときどき上半身に不要な力が入ってしまっていることも疲れの原因のひとつだろう。
ただ、以前乗っていたミヤタのカーボン車”ALFREX”のときは、「疲れた」という記憶があまりなかった。このバイクのサイズも現在のバイクのサイズにほぼ等しく、バインディングペダルを使用する機会も多くはなかったので、現在のライディングポジションに似た状況だったのではないかと思う。もちろん、ハンドルやブレーキレバーのブラケット(手を乗せる部分)の微妙な設定や、サドルの位置の微妙な設定によってもポジションは変わるので、現在のライディングポジションが疲れの一つの原因になっていることは間違いないと思われる。
次に1日あたりの走行距離。ALFREXに乗っていたときと比較して今回は長めに走っている。これも一つの原因だろう。
そして、忘れてはならないのは地面から受ける振動の問題。
私がML3を購入したとき、ショップの店員の方は、「カーボンバックのANTARES 201(以下ANTARES)よりも、アルミバックのML3のほうが向いている」とアドバイスをしてくれた。
前者のANTARESは、車体の後ろ三角形の部分のうち、シートステーと言われる、サドルの下から2本に分かれて後輪を支えるチューブにカーボンを利用している。これによって、地面からの振動を減衰するのだが、店員さんによるとANTARESは私にとって、その部分のたわみが強すぎる可能性があると指摘したのだった。これはもちろん、カーボンバックの全機種がたわみすぎる、という意味ではなく、初心者向きに設計されたANTARESにいえることだと思われる。
後者のML3については、シートステーもその下のチェーンステー(シートステーの下にある、後輪を支えるチューブ)もアルミである。これらは途中でカーブを描いていて、それなりに振動吸収をする構造になっているが、カーボンほどの振動減衰性は期待できない。なにより、アルミは振動減衰性の低い素材なのだそうである。
これについて、自転車の購入で相談した友人のKさんは、「(ML3については)とてもいい買い物をしたと思いますよ。カンパニョーロだから、これからお金はかかるかもしれませんけど。ただ、カーボンバックのANTARESのほうが…」といいかけたことがあった。30kmとか40kmとか長距離を走ったときの私の疲れの原因の一つはおそらく地面からの振動の強さにもあると思うが、もしかしたらKさんはこういったことも予見していたのかもしれない。
疲れの原因の最後。それはやっぱり「年齢」? なるべく意識しないようにしているけど…。

まあ、こういうことがあっても私はML3が非常に気にいっている。パーツの多くがカンパニョーロ製であることも手伝い、私にとっては本当にかっこいいロードバイクなのだ。
BianchiはML3によく似たデザインの、カーボンモノコック(一体成形)フレームを販売している。将来、お金に余裕ができたら、こちらのフレームを選ぶのもいいかな、と思っている。そうなると、パーツも選びたくなってしまうのかな? でも、パーツに関してはVeloceの出来はよく、現状では不満足な点は何もない。

さて、ML3をほめたところで、先代のMIYATA ALFLEXについてだが、私はこのバイクを復活させようと考えている。といっても私が乗るわけではない。
実は以前より友人と「トライアスロンにチャレンジしようか?」という話が出ていた。今の私にはトライアスロンより自転車のみのレースの方に興味があるが、彼がスポーツ車を持っていないのでALFLEXを彼にゆずろうかと思うのである。彼はママチャリで片道10kmほどを通勤してしまうような人なので、スポーツ車に慣れたらかなり速く走れそうだ。
ただ、前にも書いたけど、このALFLEXのパーツはかなり傷んでしまっている。なるべくフロントディレーラー、リアディレーラー(前後の変速機)やブレーキアーチ(ブレーキ本体)などはそのまま使いたいが、ブレーキワイヤーやシフトレバー、タイヤ・サドル、チェーンなどは新しくしないと走れない。
Shimano製のパーツなら、再安のグレード(SORA)を選ぶとかなり安くで上がりそうだ。フロントディレーラー、リアディレーラーなども2000円しないようなので、もしかしたら買い換えてもさほど予算はきつくないかもしれない。

問題は、私が部品を交換できるかだ。以前も経験はあるのだが、あまりしっくりこなかった記憶がある(といってしまえば、ML3のローギア時の不調もそうなのだが)。現在、Shimanoの製品はマニュアルがとてもしっかりしていて、その通りに設定すれば絶対にその結果になるのだそうである。10数年ぶりにチャレンジしてみようかな?
いずれにせよ、その友人に相談してからだ。もしかしたら、彼はフレームが小さめの先々代ロードバイク、diossを選ぶかもしれないし。diossはもともとツーリング車だったのを、パーツを付け替えてロードバイクに変身させたものである。

Macが遠い

この1週間、全く触っていない、というわけではないけれどMacから遠ざかっている
それは、前回ICOの秘密にも書いたけど、Windows Note PC FMV-7000NA5を新たに入手したからだ。

いくら新しいマシンを買ったからといって、なぜそちらばかり使ってしまうのか?
それは新しく買ったノートのほうが、PowerPC G4より処理が早くて、同じ作業をしても早く終わってしまうからなのである。
早いといっても、Pentium4 3.2GHzもあるノートPCではなく、Celeronの2GHzレベルのマシンだ。メモリも現在では買ったときのままの256MBしか積んでいない。それに対して、Power Mac G4はクロック数こそ867MHzと低いものの、Dual構成になっていて、メモリは768MBも搭載している。 それでもはっきりわかるくらい、新しいWindows Note PCのほうが快適。
それに、ノートの親指シフトキーボードの具合がとてもいいのである。テキストを入力していて、Power Mac G4は高速入力に文字表示が追いつかないような状況がままあるのだが、このNoteでは、十分に追従してくれる。IMEの辞書がお馬鹿なくらいだろうか?
でも、テキスト入力だけではない。
私が加入しているプロバイダであるBroadGate 01ではShowTimeの4Mbpsのコンテンツをみることができるが、Power Mac G4では数秒〜数十秒おきにバッファリングが起きて、まともに視聴できない。しかも、なぜか2Mbpsと4Mbpsで画像に差がなく、粒子が明らかに荒いのだ。
それで2Mbpsに落としてみても、やはり数分おきにバッファリングが発生してしまう。
Windowsのノートはその点スムースだ。実は、このノートを購入する前に活躍していたFMV BIBLO MC4/45という旧Celeron 450MHzクラスのマシンでも、4Mbpsはほとんどバッファリングすることなくみることができた。今回購入した7000NA5になると、全く問題ない。画質もMacのように粒子が荒くなることがなく、非常に美しい。

Macも最新はもはやG5の時代。本年末までには新しくしたいところだ。

動画

私がICOの公開を始めたのは、1997年2月のこと。いつのまにか7年も経過しているんですね。
ICOの公開当初、私たちがインターネットに接続する手段は、電話回線を使ったダイアルアップが主で、そのスピードも14400bpsとか、28800bpsぐらいでした。早くて28kbpsですよ。
そのような状態だから、私としてもいかにコンテンツを軽くするかは大きなテーマでした。種目紹介こそふんだんに写真を使いましたが、なるべくサイズを落として、テキストで読ませるような工夫をしていたのを思い出します。

接続料金が高いといわれた日本もいつのまにか先進国の中で最安らしいですね。ブロードバンドも普及して、コンテンツを動画で紹介することも不可能ではなくなってきました。
しかし、個人でサイトを運営している場合、接続費用からレンタルサーバ類まですべて個人の持ち出しになります。日常的に動画を公開するというような状況になると、やはりそれなりのレンタルサーバを借りなければならないでしょうし、それ以前に動画を撮影したり編集したりといった作業が必要になってしまいます。ICOでも過去に動画公開を考えたことがありますが、上記のような事情から、実現できずにいました。

今回、ShowTime様から動画コンテンツの企画のお話をいただき、プロの手を借りてようやく筋力トレーニングの動画を公開することができるようになりました。私が当初考えていたものよりシンプルで分かりやすく、取りかかりやすい構成になっています。どちらかというと今回は初心者向けになりますね。

動画の視聴は有料の会員登録が必要になります。ですから現在のICOのほとんどのコンテンツのように無料で見られる、というものではありません。でも、お金を払うからこそプロの作る高品質なものを見られる、ということもあると思います。

ICOは私の個人的な趣味で開いているサイトです。それを、単なる便利な無料サイトと解釈されている方も少なからずいらっしゃるように感じます。
ICOには、メールを使って個人的な質問をされる方が数多くいらっしゃいます。中には礼儀正しい方もいらっしゃいますが、
「○○が知りたいんです。答えてください」
という質問を、自ら名乗ることなく送りつけてくる方がかなり多いんですね。
現在はPeaceMindを利用していただくように掲示していますが、それでも事情が分からなかった方に対しては、1回目の簡単な質問に関してはなるべくお答えするようにしていました。もちろん、自分のプライベートな時間を使ってのことです。それなのに、そのアドバイスに対してお返事を下さる方はまれなのです。
ICO開設以来ずっとそんな傾向にありましたが、1990年代はまだ、半分以上の方がお返事を下さいました。インターネット創世記の利用者はモラルが高い人が多かったのかもしれません。しかし、インターネットの敷居が低くなり、それこそ誰でも簡単にインターネットに接続できる時代がやってきたことも影響しているんでしょうか? ICOをXOOPSに変更してからもたくさんの質問がきましたが、お礼のお返事をいただいたのは1件だけでした。

ですから、現在はどんな事情であろうと1回目であろうと、電子メールでのご質問は一切受け付けないようにしています。返信がないことにご不満をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、お問い合わせの注意事項にも一番上に書いてあることですし、なにとぞご理解いただきたいと思います。

親指シフトノート

私が前回「親指シフトキーボード」を搭載したノートパソコンを購入したのは2000年10月のこと。重さ1.4kgと軽量で持ち運びに便利ということ、ビジネス向けではなく一般向けに市販された製品であったことから、親指シフトユーザにとっては画期的なモバイルマシンであったと思います。

このFMV BIBLO MC4/45は、2000年の夏モデルとして発売されました。市販のモバイルノートとしては3代目のマシンだったと思いますが、私はこの次の2000年冬モデルを購入するつもりでいました。
しかし、残念ながら市販の親指シフトマシンはそのMC4/45Cが最後となってしまったのです。冬モデルに期待していた私はあせりました。親指シフトのメッカともいえる表参道のショップアクセスにすら在庫がなくて、通販を受け付けていたショップに注文しても「在庫がなくなってしまった」という返事。一生懸命探していたところ、なんとお膝元の富士通の通販サイトWeb Martに型落ちの商品にラインナップされていたのです。結局こちらで購入し、今にいたっています。このあたりの経緯については、
http://www.icofit.net/information/secrets/nicola/fmvmc445cs_order.html
http://www.icofit.net/information/secrets/nicola/fmvmc445cs_arrive.html
に書いています。
ちなみに、親指シフトマシンとしてはこの機種が最後だと述べましたが、実は2002年に富士通の売れ筋であるLooxというコンパクトマシンに親指シフトキーボード搭載と銘打たれた商品が発表されたことがありました。
http://www.icofit.net/information/secrets/nicola/new_style.html
私自身はこのマシンは親指シフトキーボードマシンであるとは思えないため、あえてMC4/45を最後の親指シフトキーボードマシンとして位置づけています。

このような事情で、私は発売から約4年を経過したMC4/45Cを今までサブマシンとして活用し続けてきました。
しかし、パソコンの陳腐化するスピードは非常に早いものです。MC4/45はコンパクト型だったこともあり、4年前の当時としてもさほどスペックの高いPCではなかったものですから、最近になってとみに処理能力の低下が気になるようになってきました。
特にWindowsの世界では、毎日強力なウィルスが出現したりセキュリティホールが登場したりして、日常的にウィルスソフトをアップデートしたり、アップグレードしたり、ウィルス定義を適用していく必要があります。Norton Internet Security 2004を適用したあたりからMC4/45のパフォーマンスは極端に低下し、実用に使うことすらつらくなってきてしまいました。専門の業者に頼んでCPUを交換してもらうことも考えましたが、メモリの搭載上限が192MBであり、改造できたとしてもチップセットの仕様で256MBが限界になります。このスペックは現在のバージョンであるWindows XPはおろか、Windows2000の最新版でもつらいスペックであるといえると思います。

しかし、親指シフトキーボードを搭載した一般向けの市販のノートパソコンは現存しません。エミュレータを使用して、同じくらいのサイズのノートパソコンを親指シフト化することも考えました。この場合、私は富士通のノートPCにはほとんど魅力を感じていないので、別メーカを購入することになるでしょう。ただ、私はキーボードの作りがいいというIBM ThinkPadのうち何種類かの機種でエミュレータのテストをしてみましたが、残念ながら専用キーボードを持つノートPCのような快適性を得ることができませんでした。

後は携帯性を犠牲にして親指シフトノートPCを新しくするか。実は、一般向けの市販製品としての親指シフトノートパソコンはなくても、ビジネスモデルとして日本国内で発売されているLIFEBOOKシリーズの一部の型で、親指シフトキーボードを選択できるようになっているのです。表参道のアクセスさんなら、もともとカスタマイズしたノートをすぐに持ち帰ることができるように店頭においていますが、基本的には受注製品であり、注文から手に入るまでに2-3週間かかります。
このLIFEBOOKにはMC同様の大きさのモバイルノートもありますが、残念ながらこれらのノートは親指シフトキーボードを選択できません。カスタマイズ可能なラインナップは現在ではNAH、もしくはNAというA4ファイルサイズ(実際にはもっと大きいでしょうが)のマシンだけです。実重量も3kg強〜4kg強になりますから、「持ち運び用」ではなく「持ち運び可能」な製品ということができると思います。

ただ、私の場合持ち運ぶこと、あるいは持ち運ぶ最中に利用することが目的なのではなく、持ち運んだ先でじっくりと実用に耐えてくれることが重要です。そうなると、まあデカイものでも悪くはないのかな、と考えました。長時間扱う場合は、デスクトップ用と同じキーボードサイズのほうが疲れにくいでしょうし、画面も表示される文字も大きくなるので、目の疲れも抑えられるでしょう。

迷いつつ、表参道のアクセスさんのサイトをのぞいて、現在のLIFEBOOKのラインナップでどの程度の価格で売られているのか調べてみました。
現在の最新のラインナップは、2003年冬モデルとなっています。市販モデルが2004年夏モデルなので、LIFEBOOKシリーズもまもなくそれに追従するのでしょうか。
NAHというのは、RAIDにも対応した高性能マシンで完全にデスクトップ置き換えも可能なマシンです。重量も最低でも4.0kg。スペックも高く、価格設定も高めです。そこで、今回はNAというもう一つ下のランクのマシンをベースに考えてみることにしました。対象となるベースのマシンはFMV-7000NA5というもので、重量は約3.2kg。CPUはCeleron 2.0GHzで、現在のMC4/45の450MHzと比較するとかなり進歩しています。
私が希望するカスタマイズは、キーボードを親指シフトにすることのほかに、液晶画面をSXGA+にすることと、CD-ROMドライブをDVDマルチに変更すること。これで見積もってみると248,000円だそうです。しかし、メモリが128MBと実用外であるため、安価な製品を探して取り付けなければなりません。その分を考えると、プレインストールソフトもないこの製品は、一般向けの製品と比較してかなり高価だといえると思います。
画面やDVDをカスタマイズしなくても、196,000円。アクセスさんが用意した限定セットなら、メモリが384MBになって186,900円。それでも結構しますね。

そんな中、今月の22日になりますが、数カ月ぶりに何気なく新宿のソフマップに立ち寄りました。1階に中古ノートパソコンがたくさん展示してあるのですが、その中に何種類かのLIFEBOOKも展示されています。3台ほど、MC4と同じころに発売された製品がありますが、1台だけ、最近のデザインのLIFEBOOKがあるのを見つけました。機種名を見ると、FMV-7000NA5という刻印があります。この時は、「あれ、7000NA5って、現在のラインナップじゃなかったっけ? あるいは一つ前の世代かな」と思ったのですが、価格が97,000円弱(税込み)です。メモリは標準よりも大きな256MB、HDDも標準の20GBに対して30GBとなっています。もし、現行製品だったら、アクセスさんで見積もった金額の半分くらいですから、不相応に安いといえますね。
ということは、この型番が現行製品だったのは私の記憶違いだったのかもしれない。新品の発売時期は2003年10月ごろと掲示されていますので、そこは微妙なところですね。ここにあったどの機種も親指シフトキーボードではなく、JISキーボードであったため、このときはこれ以上興味を持つこともなく自宅に帰りました。
ところが、自宅にかえって改めてアクセスさんのサイトを見てみると、この型番が現行製品につけられた型番であることがわかりました。だとしたら、それは非常に安い。
だとしたら、なんとしてもソフマップに行って、この機種を入手したくなりました。
実は私はこんなこともあろうかと、2002年の7月ごろ、ネットオークションでLIFEBOOK用の親指シフトキーボード保守部品をネットオークションで入手していたのです。だから、もしこのキーボードと交換できれば、安くして親指シフトキーボードノートを手に入れることができることになります。

そして私は2日後の24日、家族とソフマップに向かいました。LIFEBOOKはビジネスモデルで無骨なのであまり興味を持たれないのか、2日前と同じ状況のまま置かれていました。
この製品を購入するにあたっては、一つだけ懸念がありました。私がネットオークションで手に入れてからLIFEBOOKの筐体は大きく変化していたのです。隣においてあった3台の旧モデルと比較して形は全く同じであることが確認できたのですが、内部のコネクタも昔のままかどうかははっきりとはわかりません。
この点に関しては一つの賭けでしたが、この価格でLIFEBOOKの現行製品を手に入れることは不可能といえます。しかも、この日は中古の日ということで、3000円引き。さらに中古3年保証を5000円の2割引でつけられるということも聞きました。これはお買い得です。
おそらく、いちいちモデルチェンジのたびに売れ行きのよくない親指シフトキーボードを何度も仕様変更することはないだろうと考え、購入することを決意しました。

動作確認のため、店頭で電源を入れてもらうと、液晶画面の性能が一般モデルと比較してあまりきれいではないことに気づきました。ただ、私の場合は文字の入力がメインとなりますので、ビジネスモデルのこの液晶で十分であると考えました。SXGA+でないことが少し残念ですが、その分文字は大きく、目にはやさしい感じがします。
また、ソフトも何も入っていないし、Windows XP Home Editionであるせいか、起動もソフトウエアの起動も、終了も非常に高速です。

その後、購入した7000NA5を自宅へ持ち帰り、以前入手していたキーボードを用意して、交換を考えました。
しかし、ここでとんでもない事を気づきました。交換の仕方が全くわからないのです。
私は全く短絡的に、後ろ側のねじを全部外してしまえばいいと思っていたのですが、いざ外そうとしてもはずれません。この時点で真っ青になってしまったのですが…。
どうしたらいいのか途方にくれて、キーボードを改めて見てみると、何か簡単にはずれそうな雰囲気です。基盤のプラスチックを軽くたわませてみると、そんなに苦労をせずにはずれるではありませんか! わざわざ裏蓋を外そうとした私は馬鹿でした。もっと早く気づけばよかった。
薄いフィルム製のコネクタは、私が所持している親指シフトキーボードと同じ仕様のようです。これで、唯一不安だった接続性も問題がなさそうであることがわかりました。
ただ、JISのほうはフィルムが固かったのですが、親指のほうは非常に薄い。このため、引き抜くのは簡単だったのですが、差し込むのはとても大変だったのです。
何とか差し込んだ後、外したとき同様、軽くキーボードをたわませて(もしかしたら上蓋の一部を外せたのかもしれませんが)、キーボードを固定しました。これで交換完了。あとは
「稼働するか」
が問題です。
電源を入れ、XPが立ち上がったところでメモ帳を起動し、ローマ字で日本語を入力してみます。どうやら全く問題はありません。そこで、富士通製のIMEであるJapanist2003をインストールし、親指シフトキーボードのドライバを入れて、親指シフト入力を行ってみます。
完璧! 快適な親指シフトでの入力が可能になりました。よかったー。
新品のキーボードにキーボードの左上を覆うカバーが付属していなかったので、JISキーボードのものを流用しました。両者は色が異なるので若干の違和感はありますが、実用上は全く問題はありません。

何よりも今回満足したのは、新品で注文すれば2-3週間待たされ、しかも20万程度かかる構成のマシンをその半額で購入できたということです。3年保証のことも考えればさらに安いといえるでしょう。前回のマシンも3年半使っていますから。
現在、この文章はいつものPower Mac G4ではなく、FMV-7000NA5で入力しています。親指キーが無変換、変換キーと共用なので、時々タイプミスをしてしまいますが、キーボードが比較的ソフトでサイズも大きい分、MC4/45よりは打ちやすいです。また、Power Mac G4 OS Xと比較しても日本語の入力、変換のリスポンスがいいので、かなり快適ですね。あとはメモリが少ないので、複数のソフトを同時に立ち上げて処理をするとつらい部分があります。これはできるだけ早い時期に追加したいと考えています。
また、望みは薄いのですが、拡張ベイに対応したDVDマルチユニットも探してみたいですね。そうすると、サブマシンにしておくのはもったいないマシンになります。XGAなのがメインマシンとしては物足りないくらいでしょうか? ただ、文字入力だけなら、このくらいのほうが文字も大きく表示され、疲れにくいかもしれません。

検索キーワード

現在、ICOにおいては1日に平均1万強のページビューがありますが、その中にはさまざまな検索エンジンからお越しいただいたことを示すリクエストが多数存在します。その中には、検索エンジンで検索されたキーワードが含まれているのですが、ここ数日、意外なキーワードによってICOが参照されていることが分かりました。

従来より、ICOにたどり着くのに数多く使われているキーワードは、まず「ダイエット」。
例えば、今年の3月21日の結果をみると、上位5位は下記の通りです。

リクエスト数: 検索項目
————: ——?
420: ダイエット
270: 体脂肪率
240: 筋トレ
218: 大胸筋
174: フィットネス

ログは数日おきにクリアされるので、左側のリクエスト数はその期間内に見られたキーワードを示します。ですから、時系列で見るのが難しいのですが、翌日22日の結果には意外なキーワードが登場します。

リクエスト数: 検索項目
————: ——?
57: ダイエット
38: 大胸筋
38: すわしんじ
33: 筋トレ
23: 部分やせ

3位の「すわしんじ」さんは、たぶん初登場です。しかも、前日21日の分には上位20項目にも入っていなかったのに。
これは、20日に偉大なコメディアンで俳優のいかりや長介さんが亡くなられたことによるものでしょう。すわしんじさんは、正式なドリフターズのメンバーに選ばれなかった方なのですが、いかりやさんの逝去により、そのようなエピソードがどこかで紹介されたのではないでしょうか? 私にとってすわしんじさんは、「8時だヨ! 全員集合」でブルース・リーのまねをしていたことで強烈な印象を残した方。そのエピソードをBruce Lee’s Fitnessの記事で書いたので、それが検索エンジンでヒットし、そこからお越しいただいた、ということでしょう。

その後、検索キーワードとしての「すわしんじ」さんは大健闘をし、ついに25日には以下の結果となりました。

リクエスト数: 検索項目
————: ——?
64: すわしんじ
52: ダイエット
48: ダイエットメニュー
44: フィットネス
37: スクワット

まさか、圧倒的だった「ダイエット」をかわすとは。もちろん、「ダイエットメニュー」というキーワードが3位に付けているので、それを含めば相変わらず強い検索キーワードといえますが。「すわしんじ」さんはその後26日もトップを維持し、27日現在では僅差で2位につけています。フィットネスサイトのICOにさえこれだけのヒットがあるのだから、ドリフターズ関連やいかりやさん関連のコンテンツを扱うサイトは本当にすごいことになっていることが予測されますね。

昨年の暮れ、フジテレビ系列で「あなたの隣に誰かいる」というサスペンス・ホラーのドラマをやっていたのですが、主演の夏川結衣さんの美しさに惹かれ(?)、毎週楽しみに見ていました。そこにいかりやさんが登場されていたのですが、回が進むにつれ、いかりやさんがとてもしゃべりにくそうになっていくのが分かりました。それでとても心配をしていたのですが、その心配は現実のものとなってしまいました。残念です。もう一度、「全員集合」、見たかったなあ。

その逝去後も、「すわしんじ」というキーワードを使ってICOのリクエストにまで影響を与えるいかりやさんのすごさに驚いています。いかりやさんのご冥福をお祈りしたいと思います。

サプリメンテーション

私がより筋肉をつけることを目的にサプリメントを摂取していたのは10年も前の話である。その後最近まで、積極的にサプリメントをとるようなことはあまりなかった。
実際、私の場合は飲んでも飲まなくても体の調子に影響はなく、運動のパフォーマンスが変化することもほとんどなかったからかもしれない。

それ以外に、人間の体の自然な姿という側面へのこだわりがあったことも否定できない。
以前、日本のオリンピック選手の栄養面の監修もしていらっしゃるという大学教授の講義を受けたことがあるが、その中で彼女は
「人間は、もともと含有量の少ない微量栄養素をなんとかして摂取した食事から集めようと頑張っている。それなのに、安易に外から補給することが習慣化してしまえば、そういった私たちが元来持っている機能を低下させることにつながる」
というような話をされていた。このことについては私自身も同じ考えである。実際最近まで、サプリメントを摂取していなくても以前摂取していたときと変わらない体調で、同じレベルの運動を行うことが可能だった。むしろ、いろいろとうまくなった分、以前より楽に体を使えるようになった部分もあったと思う。

それ以外に、コマーシャリズムに乗せられ、不要な製品をわざわざ摂取するのも嫌だった、ということもあるかもしれない。
ちょうどICOを始めたころ、個人でサプリメントをディストリビュートしているある人から、奇妙なメールを受け取ったことがあった。短い質問形式のメールで、まるで禅問答のようにこちらの反応を誘導しようとしている。実際には質問などではなく、自分では分かっていることを私に確認させるように答えを書かせようとしているものだ。
健康食品は、個人代理店が、その下の個人代理店や消費者に売って…、という販売形式をとるものが多数みられる。こういった販売形式についての是非について述べるのはここでは避けておくが、2回目くらいのメールで私はその目的が分かってきたし、くそ忙しいときに連続的にそんなメールをもらい続けることがだんだん不愉快になってきた。
そこで、当時の私にとっては、サプリメントは必要性を感じないことを書いた上で返信することにした。私は決してサプリメント否定論者ではなかったのだが、これ以上その人とやりとりをするのは不毛だと思ったので、やんわりと拒否したつもりだった。
しかし、その人の返事は「運動指導者ともあろう人がこんな状態なのだから、日本はダメなんだ」みたいな返事をしてきたのである。もちろんその人は気づいていないのだろうが、その会社のサプリメントを信じ切っていて、その内面からしか物事を見られない人、その商品を数多く売ることを生業としている人の一方的な意見には残念ながら説得力がないのである。
まず、それ以前に何回かのメールの内容が非常に失礼な形式だし、最後のメールも私がサプリメント否定論者だと完全に決めつけている。誰がそういう人を信頼して、サプリメントを購入しようと思うだろうか? でも、どう思われようとそれでつながりが切れてくれればOKなので、どんな風に思われていようとも私からは反論の返事を出すことはなかった。

そんなこんなで私にとってはこの10年ほどあまり必要とは感じられなかったサプリメント。しかし、何度か掲示板などにも書いたからご存じの方もいらっしゃると思われるが、ここ2年ほどは腰や股関節を痛めたり、風邪を引きやすくなったりという症状が現れ始めた。もう、30代も後半になっているので、体のさまざまな機能が衰えつつあるのは自然の摂理でしかたがないと思う(こういうと、「ほら。ぼくの言うとおりサプリメントをちゃんととっていれば、衰えを先延ばしできたんだ」という件のメールの人の勝ち誇った声が聞こえてきそうだが)。これらについては、トレーニングの方法を変えたり、スケジュールを変えたりすることでかなり改善できてきた。
反面、衰えを防ぐという観点から、特に最近は体作りへの意識が非常に高まっていて、昨年から今年にかけてはまとまった運動を行う時間が増え、1日に2.5時間〜3.5時間ほど行うようになってきている。私自身は適正な量だと思っているが、ときどき疲れがたまっていることを実感する場合もある。

ここで、改めてサプリメンテーションについて考えるようになった。
以前はかなり多くの量の食事をとることによって、摂取する微量栄養素の絶対量も多かったと考えられる。私の体はおそらく内部的に頑張って、食事から必要な微量栄養素を抜き出すことにも成功していたのだろう。
しかし、30代の後半になり、代謝機能も少しずつ低下していることが考えられる。さほど変わらない運動量をこなしているとはいえ、以前と同じ食事のとりかたをしていては、体脂肪が過剰に増える原因になってしまうだろう。そこで食事量は若干減らしているわけだが、当然微量栄養素の絶対量も低下しているはずである。加齢に伴い、私の体が食物から微量栄養素を得る機能も併せて低下していないとは限らない。
それに対して、運動量は少しずつだが増加して、サプリメントをとっていたころ、つまり10年前の水準にかなり近づいてきている状況である。
このようなことを考え合わせていくと、すでに私の微量栄養素の摂取量は潜在的に負の状態に陥っているのかもしれない。

ここで、先ほどの大学教授の話だが、彼女は決してサプリメントを否定していたわけではない。ブームに乗って、必要な知識なしにむやみに飲むことによる問題点を指摘していたのだ。
「食事の内容を調べれば、傾向的に何が不足しているのかが分かる。その不足している分をサプリメントで補うのであればそれは有効な手段だといえる。飲んでいれば安心とマルチビタミンを安易に飲んだり、何かに効果があるからとあるビタミンをむやみにとりすぎることで過剰症を起こすこともある。」とその教授はいう。
不足している分を補い、必要十分を満たす。これは確かに、サプリメンテーションの正しい扱い方だと思う。足りないことは問題だが、脂溶性ビタミンやミネラルなどを過剰にとりすぎるのも肝臓への蓄積などを招き、危険だ。また、あまり影響がないとされる水溶性ビタミンなどでも、過剰な分は体外に排出しなければならない。そういった行為は、体の中でのよけいなコストを高めるだけである。やはり、多少の試行錯誤は必要だが、自分にとって必要な量を見極めて、適切な量をとることが大切なのである。

とりあえず、微量栄養素の話はよしとして、いたずら心からそういった微量栄養素のサプリメントを摂取する前に、いくつかのスポーツ選手向けサプリメントを久々にためしてみた。
まず、クエン酸ドリンク。私の場合は効果は感じられず、それよりも胃などの不快感が強くなってしまってやめてしまった。
その後、まとまった運動を始める前、間、後などにBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン)、アルギニン、グルタミンを含んだサプリメントをとるようにしてみた。10年前は海外製の製品しかなく、そのときは飲んでも飲まなくても有意な変化を感じることはなかった。しかし、現在は日本製のサプリメントも販売されるようになっていて、各種メーカーがその質を競っている状況である。私はかんで食べられるチュアブルタイプを選択したが、今回も残念ながら効果が出ている、という実感はなかった。現在、ボディビルダーの小田さんのサプルメントについて特集記事で掲載しているけれども、あれぐらいハードに筋肉を消耗するような運動をすれば、大きな差を感じるのだろうと思う。
最近は、自重でのエクササイズから張力の強いチューブでの負荷を段階的に強くかけるようになってきているので、ホエイプロテインパウダーも併用してみた。
プロテインは、10年前に使っていたサプリメントの中で、一番実感が大きかったサプリメントかもしれない。食事のエネルギーの一部をプロテインに置き換えるようにすれば、脂肪の摂取を抑えた上で良質のタンパク質を手に入れられる。1日のエネルギーにプラスする形なら、筋肉の量を増やしながらの増量に役立つ可能性が高い。
実際、今回もプロテインを飲みはじめてからのほうが筋線維の太さの変化が大きいような気がするのだが。プロテインパウダーにはビタミン、ミネラルなどの微量栄養素も含まれているので、それらの不足が多少解消された部分もあるのかもしれない。

しかし、そろそろ微量栄養素をもっと意識したサプリメンテーションを考えたい。
そこで、サプリメントを専門に扱うショップをいろいろと調べてみることにした。
私がよく運動用具を購入するショップは、プロテインやアミノ酸以外に、ビタミン・ミネラルのサプリメントの種類も充実している。店員も格闘技の選手だったりするので、かなりの知識を持っていると思われる。ただ、運動を専門に勉強し、その観点からサプリメントを研究している、という面では私も同じ。逆に、栄養を専門にしていて、運動などの方面も研究している人、つまり栄養士をスタッフとしているショップがあると、私とは異なる観点からアドバイスをもらえる可能性があるのではないかと考えた。

そんな中、見つけたのが”HEALTHY-ONE”というサプリメントショップだ。ショップには栄養士がいて、顧客に対するアドバイスを行いながらサプリメントを選定することができる。なにより、「マイビタミン」というシステムがよいと思った。「不足している分を上手に補う」という意味で、必要なものだけを必要と思われる量組み合わせることができるのだ。

私はこのショップにいって、どのような商品が置いてあるのかを調べた。残念ながら、プロテインとかアミノ酸などのラインナップは少ない。マルチビタミン・ミネラルとか、目的別のマルチパックなどはかなり充実している。
そのうち、栄養士の資格を持つ男性店員が出てきたので、いろいろと相談を持ちかけてみた。
まず、プロテインとアミノ酸タブレットだが、両方ともちょうど底をつきかけていたので、数少ないラインナップから購入することにした。
次に、ビタミン・ミネラルだ。栄養士さんは、やはり現状の目的からすると、マイビタミンがおすすめだという。そこで、抗酸化ビタミンとビタミンB群が充実した組み合わせを設定し、適度なミネラルを含んだマルチミネラルをそれに加えた。
これらを1日分ずつパッケージングするので、できあがるまで少し時間がかかる。

これらのサプリメンテーションについては、後日ショップから封書で詳しい解説が届く。
かなり丁寧な手書きによるフォローアップの手紙が同封され、作成したサプリメンテーションの内容についても微量栄養素の含有量などが改めて記されている。必要性の低い栄養素は少なめに、そうでない栄養素については多めに配分されていて、やはり既製のセットを購入するより無駄が少なく、また満足感もあると思う。
もちろん、サプリメントに詳しい知識を持っている人であれば、自分でいろいろな商品をすべて選んで組み合わせることも可能だろうが、初心者の人にはこのようなフォローのあるショップを利用するのは価値があるかもしれない。ただし、価格設定が高いので、それだけのお金を出す価値があるかどうかのトレードオフが難しいのだろうが。
私の場合は、各種ビタミンを個別で購入するより、ショップで組み合わせてもらったほうが楽なので、ちょっとしばらくはマイビタミンを利用するかもしれない。次回は、これらに加えてみたいものもあるし。

私にとって、ビタミン・ミネラルのサプリメントが「効いたな」と感じたのは、ラウンジのコラムにも書いたけど、絶食に近い減量をし、その後も低体重を何ヶ月も続けていたときだけだ。このときは本当にケガが治りにくかったのだが、友人が買ってきた海外製のおみやげのマルチビタミン・ミネラルを数日飲んだだけで、あっという間に傷が治ったのだった。
そして今回。久々にビタミン・ミネラルに実感を感じた。飲み始めて数日で疲れが軽減し、パフォーマンスも良くなったのだ。予想通り、最近は潜在的な微量栄養素の不足が現れ始めていたのだと思う。今の運動量を継続するなら、現在の私にとってはサプリメンテーションは必須のようだ。

ただ、ちょっと妥協して購入したアミノ酸タブレットとプロテインは失敗だったかも。効果があることは大切かもしれないが、毎日続けるためには味も重要なのだ。マイビタミンはこのショップを利用し続けるにしても、アミノ酸・プロテインはスポーツショップのほうが充実しているため、現在は使い分けが必要になりそうだ。

Mac専門誌

私が完全にMacに乗り換えてから1年半が経過しました。私にとって、最初に使った本格的なパーソナルコンピュータがMacintoshだったとはいえ、ほとんど別物になってしまったOS Xに関する知識はほとんどありません。そのため当時からMacの専門誌については毎号欠かさず購入するようにしていました

しかし、各種Mac雑誌は現在、再編成の波に飲み込まれているようです。
私が最初に乗り換えたころは、

Mac People(毎月13日・29日発売)
Mac Fan(毎月13日・29日発売)
Mac Power(毎月18日発売)
Mac Fan ビギナーズ(毎月24日頃発売)←詳しい日付を忘れました

という感じで、月に6冊購入していたことになります。
特に、月の後半などは18日、2x日、29日(2冊)と4冊も発売されるため、この期間は本当に退屈することなく過ごせました。

ただ、昨年くらいから量販店に置かれているMac専門雑誌の様子について、とても気になることがありました。もちろんそれは私が気づく前からそうなっていたのかもしれませんが、次の号の発売日が迫っているというのに、現在の号がどの雑誌も山積みになって残っているのです。もし、この量販店だけでなく、各地でこのような現象が起こっているのなら、もしかしたらこれらの雑誌の行く末は大丈夫なのかと思わざるを得ない事態でした。
そして、今年になり、予想通りに各Mac専門誌には大きな変化が現れ始めました。
まず、Mac Fan ビギナーズがMac Fanに吸収され、隔週刊だったMac Fanが月刊化されてしまったのです。これで、1月に読めるMac専門誌は2冊減って4冊になってしまいました。
さらに、来月からはMac Peapleも月刊化されてしまいます。これで、1月の雑誌数は3冊。私が購入を始めたころの半分です。月の真ん中にMac Powerが入ってくれているので、とりあえず完全に1ヶ月待たされるというようなことはありませんが、ちょっと寂しい状況ですね。Mac Power、Mac Peopleはともに株式会社アスキーの雑誌ですが、小回りがきくMac Peopleが月刊化されることで、Mac Powerとの差別化がきっちりはかれるんでしょうか? 確かに趣向が異なる雑誌だとは思いますが…。

発行される雑誌の冊数が減っても、Macの人気は上がってほしいと思う今日このごろ。

ロードバイク

私は自動車の免許を持っていない。東京においては交通機関が発達しているので、その必要性を感じないうちに時間が経ってしまったのだ
その代わりといってはなんだが、私にとっては自転車が重要な道具となっている。

私が本格的なスポーツ車を利用するようになったのは、1988年のこと。当時在籍していたスポーツクラブの先輩社員Hさんからロードバイクを譲っていただいたことがきっかけだった。
その最初のバイクはdiossというメーカー(ショップ?)のもので、車体はクロムモリブデン製と思われる。フレームは小さめでなかなか軽量だった。それまでにも3台のロードバイクもどきの自転車を利用したことはあったが、それらはママチャリの延長のようなタイプの自転車であり、車体重量もかなり重くタイヤもかなり太かった。大学時代に中古で購入した1台は5,000円、高校時代に新車で購入したものでも2万円台前半だったと思う。
それに対し、いただいたロードバイクはHさんが購入した当時で10万円を超える、かなり高価な製品だったと記憶している。それだけに乗り心地も全く違っていた。
本当は、Hさんへのお礼にシティサイクルをプレゼントするはずだったが、私が突然大阪に転勤になり、その大阪で会社を辞めてしまったことで、話がうやむやになってしまったのだった。ほんとうに申し訳ないことをしたものである。Hさん、お元気でしょうか?

その次のバイクは1992年、結婚の少し前に自費で購入することになった。こちらは当時流行り始めたカーボンという素材でできたフレーム、アルミ製のフォーク(前輪を支える部分)・ステー(後輪を支える部分)を備える、MIYATA(ミヤタ)製の自転車”ALFREX Carbon”である。当時としては比較的軽量の10.5kgだったと思う。定価145,000円のものを110,000円台で購入した記憶があるが、ほとんどが日常的な通勤のための利用であった。一度甲州街道で自転車乗りのお兄さんに話しかけられたことがあり、「通勤だけじゃもったいないですよ」といわれたこともあったなあ。
このロードバイクでは、購入直後に事故を起こしたりもしたが、反面いろいろな思い出が詰まっている。たとえば1994年の夏、このMIYATA ALFREXと先代のdiossを私の生まれ故郷の種子島に持ち込んだことがある。妻と一緒に、西之表市にある祖母の家から種子島の最北端にある浦田海水浴場を往復したのだ。妻がdioss、私がALFREXに乗り、ハードな坂道を乗り越えながら海水浴場を目指した。二人で派手な格好をして自転車に乗っていたのが珍しかったのか、通りすぎる自動車に乗っている人の視線が集まったことを覚えている。そればかりか、海水浴場ではショッキングピンクのビキニをおそろいで着ていたこともあり、周囲の痛い視線を浴びてしまったのだった。
このALFREXは購入後にパーツを付け替え、手元で変速できるレバー(STIレバー Shimano 600 ULTEGRA)に変更したのであるが、これが比較的短期間で不調となり、どんどん変速できなくなっていった。最後には変速不可能なまま乗っていたが、その後は妻用に購入していたGIANTのMTBを借りることも多くなった。
その後、子供も二人生まれて、自転車に投資するお金も捻出できなくなったし、なによりモチベーションが下がってきたことで自転車から徐々に遠ざかっていった。2002年になるころ、私のマンションの管理会社が誤って私の妻のMTBを処分してしまってからは、まともに乗れる自転車はなくなってしまったこともある。

しかし、2003年になるとまたしても無性に自転車に乗りたくなってしまったのである。そこでALFREXを修理しようと考えたのだが、変速機その他のパーツの傷みが思ったより激しく、さらに最近のパーツにおいては同じグレードの製品は8速から9速にグレードアップしていたため、多数のパーツを交換しなければならないことがわかった。このALFREXを再び走らせるためにはかなりの出費が必要になるのだ。
このような状況なので、新車購入の検討を始めた。しかし、ロードバイクの新車は非常に高価だ。もしロードバイクを買うのであれば、今後も長く乗ることを考えているので、ALFREXと同等のグレードのものがほしい。そうなると、10万円を超える出費になってしまう。
そんなとき、ディスカウントショップでMTB(マウンテンバイク)が非常に安くで売られているのを発見してしまう。最近のMTBは2万円台のものでも、車体にアルミが使われていたり、サスペンションが前後に装備されていたりする。とりあえず、自転車がないと乗りたくても乗れないので、私はディスカウントショップに並んでいた車種から一つ選択することにした。そして、2003年5月、Jeepというメーカの2003年モデル”JEEP2 (WRANGLER TOLEDO)”を約32,000円(定価39,000円)で購入したのだった。
ところでマニアにいわせると、ディスカウントショップに並ぶ5万円以下のバイクのことは”MTB”とは呼ばず、”MTBルック車”と呼ぶのだそうである。つまり、見かけはMTBだが、本質はMTBではない、ということだろうか。10代のころに乗っていたロードバイクのようなものもロードバイクのルック車だったといえるのかな? ルック車とそうでないMTBを見分けるのに「悪路不可」のただし書きがあるかどうかが一つの目安になるそうだが、私の購入したJeepという車種については、見事に「悪路を走らないように」という注意書きがある。
ただ、私は山や荒れ地に命をかける予定はないので、それ以上高価なMTBを購入しようという気持ちは全くなかった。
このMTB(ルック車?)は、現在までの9カ月間に3000kmほど乗っていて、今では後輪のタイヤもツルツルな状態になってしまっている。
この自転車は、比較的近距離(10km以内)を乗ることを考えれば非常にいいマシンだと思った。ロードの時は歩道の乗り入れなどで車体やタイヤを傷めることがあるため非常に気をつかったものだが(とは言っても、障害物でパンクしたのは1回だけだが)、タイヤが太くダブルサスペンションタイプのJeepの場合は全く気にする必要がない。上半身もロードタイプに比べると起きているので、下背部や首の疲労などを感じることもない。
しかし、10kmを超えるような長距離を走る場合は話は別だ。16kgとはいえ、やはり車体は重く感じるし、タイヤが太いためペダルを踏み込んでも前に進んでいる感覚が少ない。車道などに出ると、スピードが思ったより出ないので自動車の流れに乗るのが難しく、むしろロードバイクよりも気をつかう場合がある。結局、昔はロードバイクで30分以内で行けた距離が、Jeepでは40分もかかってしまうのである。まあ、当時より体力が低下している可能性もあるし、性格がおとなしくなってしまって無茶な運転をしなくなったことも一つの原因かもしれないが。
私にとっての自転車は、とてもいい有酸素運動になっていると思う。しかも、そのスピード感や快適さから、長続きをさせやすい趣味であるといえる。Jeepは悪くはないが、長く乗っていると20代〜30代前半にかけて乗っていたロードバイクのスピード感や直進の快適性などが懐かしくなってしまう。
そこで、私は改めてロードバイクに乗る決意をした。自転車にとても詳しい友人のKさんに相談し、MIYATA ALFREXのパーツの交換、もしくは新車購入のいずれかの方法を検討し始めた。ALFREXを復活させる場合に必要なパーツもすべてKさんに洗い出してもらい、パーツのグレードを下げることで当初予想していたよりも安価で揃えられそうなことがわかった。組み立ても彼が担当してくれるというので、予算はかなり抑えられそうである(それでもJeep2よりはずっと高くなってしまうのだが…)。
また、Kさんは、新車を購入する場合のポイントも教えてくれたので、それを念頭に雑誌やインターネットで調査したり、複数のショップを訪れたりして情報を集めた。
その結果、パーツを交換する場合と新車を購入する場合の選択肢を絞り込めてきた。

【パーツ交換の場合】
1. 8速に対応しているSTIレバーを購入し、その部分だけを交換する(最安)。
→8速に対応しているShimano製パーツはSORA(ST-R3300)もしくはST-R500。使い勝手が”MIYATA ALFREX”に取り付けた600 ULTEGRAに似ているという観点から、ST-R500を選択したい。
2. 変速系のパーツをすべて9速対応のものに変更する
→9速に対応しているパーツのセットとしては、Shimano製のTIAGRAのセットが候補となる。MIYATA ALFREXに取り付けた600 ULTEGRAと同等の使用感を求めるのであれば105シリーズというパーツが望ましいらしいのだが、費用がかなり異なってくる。

【新車購入の場合】
1. ANTARES 201 or 301
ANTARES 201シリーズは安価でありながら高性能な入門用ロードバイクとして知られている。アルミフレームにカーボンフォーク、カーボンシートステーを採用し、8.8kgと軽量だ。301はそのトライアスロン用の仕様となっており、タイヤが26インチとなり、8.7kg程度とさらに軽量となる。両者ともに10万円ということなので、価格性能比率から、これらが購入の第一候補だ。
2. GIANT TCR
こちらも128,000円と比較的安価で、8.6kgと軽量だ。トップチューブがスローピング(サドル側が低くなる)になっているのも今風で、色もイエローと明るくて良い。
3. Intermax Rays
GIANT TCRと同じ128,000円。阿佐ヶ谷のショップのWebサイトでこの製品をかなり魅力的にカスタマイズしたものが紹介されていて、128,000円とある。重さは非公開のようで詳細はわからないが、トップチューブがややスローピングになっていて、比較的好きなデザインだったので候補に入れた。
4. TREK 1000-1400
TREKは、最も興味があるメーカで、10年くらい前にもほんとうに欲しくてたまらなくなったことがある。ツール・ド・フランスを5連覇中のランス・アームストロングが乗っているメーカとしても知られている。実は、今回の自転車の比較検討中に、あるオークションに出品されていた10年前のTREK 5200シリーズ(10年くらい前にほんとうにほしいと思ったその車種)を落札しようと試みたのだが、残念ながら手が届かなかった。
しかし、TREKの5200以上のOCLVカーボンの車種は安くても30万円台の後半であり、とても手が届かない。そこで、TREKの入門バイクである1000-1400くらいの車種に目をつけた。これらは7万円台から販売されているが、素材やパーツなどのグレードがかなり落ちる感じがするので、実際に見て確認するしかない。

上記のように候補を絞り込んだところで早速行動を起こすことにした。最初は、パーツおよびIntermax Raysのカスタマイズ車、TREKの低価格バイクを置いてある、阿佐ヶ谷のショップを訪ねてみることにした。このショップは地上4階、地下2階の非常に充実したショップで、過去に私がMIYATA ALFREXのパーツを交換した際もこちらで購入したのだった。
今回は2歳の次男を連れてきていたので、あまり迷っている暇はない。効率よく見ていく必要があった。

まず、3FでIntermax Raysのカスタマイズ車を見てみると、価格が18万円になっていた。Webサイトの表示と異なるが、恐らくWebのほうはベース車の価格を表示していたのだろう。ベース車のほうにはあまり魅力を感じなかったので、Intermax Raysはここで購入候補から外すことにした。
次に、同じ3FにあったTREKの1000-1400シリーズを見てみた。7万円台のものから10万円台前半のものまでが数台展示されていた。やはりTREKは結構かっこいいので、少し心が動いた。ただ、最安価のものはパーツがShimanoのSORAという製品で、MIYATA ALFREXにつけたSTIレバーとは操作の仕方が異なる。このため、11万円以上のシリーズに目を向けたが、フレームの継ぎ目の溶接の処理などが、現在乗っているJeep2と同程度なのが気になり、購入の決断はできなかった。

以上のことから、阿佐ヶ谷のショップの新車についてはいったん保留し、B2Fに降りてパーツを吟味することにした。
まず、第一候補のSTIレバーであるが、ST-R500の実物はまだなかった。昨年末の新製品ということで品薄なのか、インターネットショップなどを見ても入荷待ちになっていることが多かったのだ。次に、ShimanoのTIAGRAのコンポーネントも見てみたのだが、いろいろなグレードのコンポーネントが並んでいるのを見ると、やはり上位の製品である105やULTEGRAを狙いたくなってしまう。しまいには、当初Shimanoの製品しか頭になかったのに、Campagnoloの製品の美しさにも心を動かされ、パーツ選びはまさに混迷を極めてしまったのだった。このようなわけで、頭が冷えるまでパーツ選びも保留。

だんだん、次男の機嫌が悪くなっていく。「かえる」「かえろう」を連発し始めたので、阿佐ヶ谷のショップでの検討はここで終わり。

夕方になり、今度は残りの車種の購入を検討することになった。
Kさんのおすすめ(注:私の予算内での)でもあるANTARESは第一候補なので、まずそれを置いているショップを探さなければならない。この車種については系列のショップしか置いていないので、インターネットで検索してみる。するとその系列のショップが関東圏内に多数存在し、比較的近所の新宿にも2店舗あることがわかった。
まず、私は新宿のアドホックの3Fにあるショップから訪ねてみることにした。長男のサッカーグッズを購入するためにこのビルの6Fを何度も訪れたことがあり、少しなじみがあるからである。今度は一人で出かけているので、製品をゆっくり吟味できそうだ。
中2階から階段を昇って正面にANTARESのコーナーがあった。複数のタイプが展示してあり、候補に挙げている201も301もその中に含まれている。301のハンドル部分を持ってみると、非常に軽い。私が乗っていたMIYATA ALFREXはもっと高かったのだが、こんなには軽くない。わずか10年強の間の技術的な進歩に感心する。
ANTARESのコーナーには、これらの車種以外にも魅力的なものが複数あった。特に、チタンフレームにカーボンフォーク、カーボンステーというバイクには非常に興味をそそられた。18万円ということで、予算では届かない価格なのだが、長く乗り続けるためにはこのような車種を選ぶのがよいのかもしれない。もちろん、これらの素材の組み合わせでの18万円という価格は破格である。
もうこの段階でパーツではなく新車を購入すること、GIANT TCRは見るまでもなくANTARESの201か301を購入する、という意志が固まってきていたので、あとは気楽に広い店内を歩いて見て回ることにした。
ANTARESコーナーの斜め向かいにはTREK 5200が設置してある。36万円台だ。すべての趣味を自転車に費やすのであれば、ほんとうにこの車種を選びたいところである。TREKの1000-1400も設置してあったのだが、阿佐ヶ谷のショップと同じ価格であるし、ANTARESを見たあとでは購入対象外となってしまっていた。

外車コーナーを進んでいくと、LEMONDやGIOSなどのメーカが置いてある。LEMONDにもTREKと同等の格安バイクが販売されていた。車体は結構派手な感じだが、いかにもレーシングカーという感じで嫌いではない。

さらに進むと、BIANCHIのコーナーがある。BIANCHIといえば、少し前まで私のマンションの駐輪場に1台のロードバイクが置いてあったことを思い出す。ちょうど私のALFREXの隣に停められていたそのバイクはかなり存在感があったので、「乗ってみたい」と思うことが多々あった。

さて、BIANCHIのコーナーにあった1台のバイクの価格表示に目を疑う。140,000円。定価ベースでは、私の所持するMIYATA ALFREXより安いのだ。BIANCHIのバイクにこんな低価格帯の入門向け製品って、あったかな? しかもBIANCHIの特徴的なカラーであるチェレステではなく、艶消しのグラファイトブラック。めちゃくちゃカッコいい。ほとんど一目惚れの状態になってしまった。
私がうなっていると、私より少し年上の店員さんがやってきた。私がGIOSのバイクのタイヤに触れていたせいか、店員さんは私がGIOSに興味を持っていると思ったようだ。
「BIANCHIのこれ、かっこいいですね。それにしても、こんな低価格帯の車種ってありましたっけ?」
と聞くと、
「実はBIANCHIは日本の代理店が変わったんですよ。」
とのこと。とりあえず、私はこのバイクについていろいろと聞いてみることにした。
「実は最近MTB(ルック車)にばかり乗っていて、ロードバイクはご無沙汰なんですが、長距離を走るようになるにつれてやはりロードバイクがいいと思うようになってきたんです。それで、ANTARESの201か301を買おうと思ってこちらにお邪魔したんですが、なんかこの車種の魅力にまいってしまっているんですよ。実際に私が乗るとして、ANTARESとの違いはどんなところにあるんでしょうかね?」
店員さんは次のように答えた。
「ANTARESはとてもいいバイクですが、私は初めてロードバイクに乗る人に最適なバイクではないかと思っているんですね。以前ロードバイクに親しんでおられたのなら、もしかしたらANTARES201とかだと不満に感じたりすることがあるかもしれません。」
「というと?」
「多分、お客様はパワーでガンガン漕いでいくタイプではないかと思うのですが(なぜわかる?)、そのように体力的にも余裕があってロードバイクに慣れている、というようなことなら、車体のたわみなどが気になりそうな予感がしますね。それに比べてBIANCHIのこのバイクなら、ペダリングのパワーをダイレクトに伝えられるような感触を得られると思うんですよ。」
いくらロードバイクの経験があるとはいえ、本当の自転車乗りの人から見たら私は入門同然のレベルだと思う。でも、このように体力的な側面でほめられたりすると悪い気はしない。
「この状態(ペダルなし)で重さはどのくらいなんですか?」
「実測していないですが、8.9kgぐらいではないですかねぇ」
それなら、軽量のANTARESと遜色はない。ちょっと持たせてもらうと、確かに軽い。
「トップチューブが斜めに降りていますね。」
「最近はロードバイクでも採り入れられるようになってきたんですよ。後ろ側の三角の部分を小さくすることで、前に進むための効率を高める工夫をしているんです(というようなことを言っていたと思う)。」
「そうですか。でも、なによりカッコいいことが一番かな?」
「そうお思いですか? やはり所有するバイクはカッコいいことは重要だと思いますよ。それに、このバイクのパーツの多くはCampagnoloのVeloceで、デザインもいいと思います。Campagnoloについては、以前は変速がなかなか決まらないという欠点がありましたが、Shimanoの実用新案の期限が切れて、Campagnoloでも同じ技術が使えるようになりました(というようなことを言っていた)。だから、今は変速が決まらないというようなことはなく、Shimanoと使い勝手もほとんど変わりません。」
「Campagnoloは憧れですね。あとは私の予算の問題ですかね。」
そう。大切な予算。
「ANTARESは10万円ですが、ペダルの価格が入っていません。しかし、これ(BIANCHI ML3 Veloce Mix)の場合はペダルやボトルの額も込みなんです。したがって、多分トータルの価格差は15,000円程度になると思いますよ。」
これを聞いたあと、さっきまで私の心の中で完全に決まっていたはずのANTARESがほとんど消え去ってしまっていた。
「ちょっと広いところに出してみますか。お客様の身長だとサイズ510かな?」
そういって店員さんは、510というサイズのバイクを取り出した。
「このバイクは日本ではなく、イタリアで組み立てられています。ですから、左がフロントブレーキ、右がリアブレーキなんですね(あとで前述のKさんに聞くと、もともとはそれが標準なのだとか)。もし気になるようでしたら、左右を交換することができますよ。その場合、即納は無理になってしまいますけど。」
「最初は危なそうだなあ。でも、慣れですかね?」
「私はMTBとロードバイクでブレーキが逆になっていますが、問題なく乗りこなしていますよ。また右利きの人の場合は、逆に右がリアのほうがいいのかもしれないですね。」
広いところに出たバイクにまたがってみたり触ってみたりいろいろとしてみたが、非常にいい感じだ。なにより、一目惚れなので、差額を惜しんで我慢して別の車種を買うよりも所有欲が満たされる。
「これください」
「毎度あり」
ということで、私はBIANCHI ML3 VELOCE MIXのオーナーとなることが決まった。
併せて、スピードメーターも購入していたいと考えていたので、それを伝えると、
「そういうことなら、急に高価な製品を選んでいただいたということで、今回は特別に」
とコードレスメータをつけてくれた。同じメーカの定価ベースでは一番高価なものだ。これはありがたい。ANTARESとの価格差がさらに縮まって、お買い得感はあった。
その後購入手続きをする中、
「お客様。せっかくですから、体格をできる限り測ってみませんか。」
という話になった。これがショップで購入する利点であろう。このバイクはこのショップで購入すれば定価だが、インターネット通販で買えばずっと安い。だが、自分に合うようにマシンをセッティングし、アドバイスをしてもらえるのがショップで直接購入する場合の利点なのだと思う。
購入手続きを済ませたあと、さまざまな角度から体位測定をしていただいた。その後、新宿で食事をするために家族と待ち合わせをしていたので、私はいったんショップを出て、閉店の前に取りにいくことを伝えた。それまでに定員さんのほうで私の体位に合わせてマシンをセッティングしてくれるとのこと。

そして約2時間後、私はショップに戻った。先ほどの階段から昇って正面に「中原様」と書かれた自転車が見えた。
「あっ。俺の自転車だ。」
と思って近づくと、なんだかさっきよりでかくなったような気がした。
そのとき、別の人を接客していた先ほどの店員さんがやってきた。
「実は、さっきの体位測定の結果を総合してみたら、腕の長さや脚の長さなどの観点から、フレームサイズは530がベストであることがわかったんですよ。それで、急遽530にてセッティングさせていただきました。」
とのこと。どうりで微妙に大きく感じられたわけである。
「ハンドルよりサドルの側が6cm高い設定です。現在の体位測定の結果からはベストの位置を選んであります。最初は違和感を感じられるかもしれませんが、しばらく乗ってみてください。購入後1ヶ月感は無料で調整しますから、遠慮なくおっしゃってください。」
ということでとりあえず一安心だ。

最後に店員さんは、このバイクをエレベータに乗せて中2階まで運んでくれた。そのとき気づいたのが、バイクのエレベータへの乗せ方。ハンドルを持って、サッと持ち上げ、後輪一本で立てる。そうすると実に楽にエレベータに乗せることができ、車体のコントロールも容易なのだ。私はその日から早速実行しているのだが、その後、『ファンライド』という雑誌の最新号を見たら、この方法が掲載されていることに気づいた。「長くロードバイクに乗っていて、そんなことも知らんかったのか?」といわれそう。

最初に新宿から杉並区の自宅までの5.5kmを乗って帰るのはとても恐ろしかった。ものすごい前傾姿勢になるし、ブレーキは今までと逆。しかも、軽すぎて、時に安定性を失っているように感じてしまうのである。こんなわけで、自宅までは気をつけて非常にゆっくりと走ったのだが、あとでスピードメーターの最高時速を見ると41.0km/hとなっている。多分坂を下りたときだと思うが、知らないうちにスピードが出てしまったようだ。ロードバイク、恐るべしである。

初日はとても怖かったBIANCHI ML3 Veloche MIXだが、2日目以降はもう何も感じなくなっていた。軽くペダルを踏んだだけでスピードが出るし、車道に出た場合も車の流れに自然に乗れる。MTBと比べて車道を乗る比率が大きく、緊張感は高いが乗っているときの楽しさや爽快感は格別だ。

出費はあったけど、ロードバイクにしてよかった。また、一目惚れした車種に決めたことで一切の後悔がなく、所有する満足度が高かったことが、私にとって今回最高の出来事かな。

→ 今回購入したお店「ジョーカー本館(http://www.jitensya.co.jp/joker.html)」

Reebok Resistance Tube

12月25日にセラチューブのエクストラヘビーを使い始めてから約2ヶ月。それより前に利用していたセラバンドのように短期間で傷んでしまうということもなく、無難に利用できている。
抵抗が軽く感じられるようになった種目については短く持ったり、チューブをより重ねて利用したりすることでカバーしているのだが、扱う抵抗が大きくなるにつれて一つ気に入らない点が明らかになってきた。それはチューブを「握る」ことに伴う問題である。

現在、エクササイズを行う際に私は束ねたチューブを直に握っている。チューブは握った手の形に変形するので、親指側・小指側のところでチューブが折れ曲がらないように握った場合には、軽いバーベルやダンベルよりも快適に感じる場合がある。しかし、負荷を大きくした際の安定を求めてチューブを手の甲に巻き付ける場合や、掌を上に向けてアームカールを行わなければならないような場合は問題が発生する。細く引き伸ばされたチューブが手に食い込み、違和感や痛みが発生してしまうのだ。
この問題を解消するために、「セラハンドル」というオプション製品がある。これをチューブの両端に取り付けると、握る部分が固形となり、ダンベルなど、他のエクササイズ製品と似た握り心地を得ることができるものと考えられる。
しかしながら、このセラハンドルは定価が2,700円と比較的高価である。また、チューブのいいところは握るポイントを決めたらすぐにエクササイズに入れる、というところだと思うが、これを取り付けるとなると、種目を変更するたびにいちいち付け替えが発生してしまう。私の場合、肩などの部位で事前疲労というシステムを採用しているため、2つの種目を間髪を入れずに続けて行うことがあるのだが、このタイミングでのハンドルの付け替えは時間のロスになる。もちろん、種目に合わせて何本も用意しておくといいのかもしれないが、誰でもどこでも手軽に?できるというチューブの可搬性は損なわれてしまう。また、あまりに数多くの種目のためにチューブセットを準備することになると、そのコストも馬鹿にならない。

このセラハンドルを試してみたいと思いつつ、その金額に二の足を踏んでいたのだが、先日セラチューブと同じ店頭に並んでいた他社のチューブ製品が気になりだした。それは、”Reebok Resistance Tube”という製品で、レベル1の”light”、レベル2の”medium”、レベル3の”heavy”の3種類がラインナップされている。
各レベルの製品のチューブの両端には、セラハンドルよりもごつい感じのハンドルがついているが、セラハンドルとは異なり取り外しはきかない。私が興味を持ったのは、レベル3の”heavy”であった。チューブ径を見る限り、私が現在使用しているセラチューブのエクストラヘビータイプよりも1.5倍ほど太いし、束ねずに使うことが前提ならちょうどよい長さになっている。
試しに、サンプルとして展示されていた”light”タイプを触ってみたところ、チューブ径が非常に細く、抵抗は少ない。しかし、グリップの握り心地は非常によい感じで、これに適正な負荷がかかるのであれば手のひらや手首に負担をかけることなくチューブエクササイズが行えるのではないかと感じた。店頭価格は3,200円であり、セラハンドル単体よりお得感もあったので、本日購入してみることにした。

そして、早速Reebok Resistance Tubeを利用してみたわけであるが…。さほど筋力が高いわけではない私にとっても負荷が全体的に小さすぎる。チューブ径は確かに大きいが、反発そのものはセラチューブの現在使っているものとさほど変わらないようなのだ。うーん。やっぱりこのタイプのものは、スタジオなどで集団で行うタイプの、比較的負荷の低い筋力トレーニング向きだったのかも。
思い切り引き延ばして使うことでなんとか腕や肩など小さい筋肉の単関節運動(基本的な動作に1つの関節の動きが関与するもの)に適正な負荷を与えることができるようだ。ショルダープレスやロウイングなどの複関節運動(基本的な動作に2つ以上の関節の動きが関与するのも)にも使おうと思っていたのだが、アンダーワークになってしまいそうだ。