禁断のタイヤレバー

前回高峰山に行く予定でProphetにつけたままにしていたMaxxis HIGH ROLLER 2.35は、普段乗るには非常につらいので、新しくIRC MIBRO TUBELESSを購入することにした。本当は妻が利用している2.1サイズが欲しかったのだが、行きつけの店には1.95しかなかった。
IRCのタイヤはサイズ表記より実際には細めであり、1.95だと私の長男が乗っているMTBと同じサイズなのでかなり細くなると予想される。しかし、私が乗っている時間の分布からすると舗装道路が圧倒的に多く、次にアップダウンの少ない公園のような場所である。一生懸命下るようなコースは月に1回程度でしかない。MIBROは評判がよいので、1.95サイズでも私のような乗り方なら大丈夫ではないかと思う。そこで、今回は1.95を購入してみた。

しかし、取り付けるのが大変な作業であった。以前、2.25を取り付けたときはこんなではなかったのだが、一度IRCの人に取り付けてもらって、2回目以降の取り付けだから楽だったのだろうか? 今回新品を初めて取り付けるに当たっては、信じられない固さに閉口した。タイヤビードはきちんと真ん中に落としているつもりなのだが…。タイヤサイズが小さいので、2.25より最後にコジるときに力をかけにくいためか。
前輪は、時間をかけ、何回も何回もやり直して、ようやく取り付けることができた。しかし、後輪にいたっては前腕が筋力を失っており、同じようにやっても全く先に進まなかった。もう、どうしてもムリだと思ったとき、仕方なく取り出したのがタイヤレバー。チューブレスではなく、通常のタイヤを外したりはめたりするときに使う工具だ。今回購入したチューブレスでは「絶対に使ってはいけない」とされ、IRC MIBROの取り付け解説にも「空気漏れを防ぐため、使ってはいけない」とある。
でも、今回に関しては全く無理である。左手の親指の腹にはマメができて、力が入らなくなってきた。そこで、いけないとはわかっていてもタイヤレバーを使わざるを得なくなった。
しかしである。タイヤレバーを使っても、1回では無理だった。何度か休んで、最後にようやくはめることができたのである。
これがエア漏れの原因にならなければいいが…。

乗ってみた感じは、舗装道路では漕ぎだしこそ軽くないものの、スピードの維持はしやすくなった。でも、次回からはこの1.95はちょっと遠慮したいな。2.1もしくは、使い慣れた2.25にしよう。

雨男

私がMTBで山に行こうとすると、なぜかそれまで続いていた天気が崩れ、雨の予報になる。
しかし、典型的な雨男かというとそうでもなく、その当日には晴れるのである。
今日もまさしくそのパターンだった。先月から高峰山に行く予定にしていたのだが、週間天気予報が発表されると見事に雨。それまで寒いながらも雨はほとんど降らなかったのに…。最終的な判断を下すために前日まで待つと、雨の予報はいつのまにか「曇後晴」に!
とりあえず大丈夫そうということで、Cannondale Prophet 1000のタイヤをMAXXIS HIGH ROLLER 2.35 USTに変更し、下り向きにセッティング。あとは明日を待つだけである。
しかし、予測に反して雨はどんどんひどくなっていく。これでは現地の路面コンディションが危ぶまれる。せっかく遠くまで出かけても、満足に走れないのでは出かけた分だけもったいない気がする。そこで友人と相談し、予定を高峰山から都内にある里山に変更した。ここで、Prophetを下り向きにセッティングしたことを思い出したが、MAXXIS HIGH ROLLERはProphetにもともと付属してきたものだし、何より今から変更するのは面倒くさい。そのままで当日を迎えることにした。
そして、本日朝、8:00前に出発。走り始めてすぐ、Prophetが前に全然進まないことに気づく。普段履いているIRC MIBRO 2.25なら時速30kmを超えるような漕ぎ方をしても時速15kmくらいにしか上がらない感じだ。それどころか、漕ぐのをやめるとすぐに減速し、止まってしまう。面倒でも、タイヤは交換しておくべきだったか。約束の時刻に遅れそうだと友人に連絡した上で、往路を急ぐことにした。漕げども漕げどもスピードは上がらず、慣性もすぐに殺される感じなので、まるでずっと坂道を登っているかのようだった。
約束の場所は自宅から20km弱のところにあるが、到着したときにはかなり体力を消耗していた。それでも急いだおかげで、遅れは2-3分ですんだのは幸い。
こんなに疲れているのは、今年初めての遠乗りだった、ということも影響していると思うが、ヒップや大腿部の筋肉疲労が顕著であることから、タイヤ変更による漕ぎの重さが体力消耗の大きな原因だったと思う。
山に入ると、最初の坂を友人はぐいぐいと登っていく。対する私は脚に来ているのがはっきりわかるくらいの情けない漕ぎ方であり、ついていくのもやっとだった。友人は今回車で来ていて、私は自走、ということもあるとは思うが、友人の自転車はタイヤのセッティングこそ細くて軽いXCだが、バイクは私のものよりずっと重く、トラクション・コントロールが難しいハードテールだ。また、以前友人はこの坂をそのバイクで登り切ることはできなかったはず。体力的なものもそうだが、おそらく技能的にかなり進歩しているのだろう。
その後、彼がショップのイベントで聞いたという外周コースを案内してもらった。以前走ったルートが多いが、その時は各コースをつなげることができず、断片的にしか走ることができなかった。しかし、今回はこれらをうまくつないで適度な距離を1周することができる。適度な起伏があり、面白いコーナーや下り、ドロップオフもある。
しかし、友人はかなりのスピードで進むけど、私は全くついていかなかった。まず、路面が滑りやすくなっていたこと。登りで後輪に十分なトラクションをかけようと思うと、どうしても滑ってしまう。また下りでバイクを傾けると、ブレーキもかけていないのに前輪が横滑りしてしまう。バイク重心のとり方に問題があるのだろうが、MAXXIS HIGH ROLLERはマッドタイヤではないので、泥はけが悪い。タイヤのノブには常に泥が詰まっているので地面をグリップしにくくなっているのだろう。1年ほど前からこのコースは走っているのだが、私は今まで一度も転倒したことがなかったので、本日もいつもどおりバインディングペダルを準備してきていた。しかし、今回は滑って急激にバランスを失ってしまうため、クリップを外す余裕もなく、2回も転倒してしまった。もちろん、普段使っている外しやすいペダルではなく、DH用のペダルをつけていたのではずれにくかった、ということもあると思う。結局普段だったら問題なさそうなドロップオフも、バイクから降りて進まなければならなかった。
なにより、今回は私の脚が完全になくなってしまっていた。登るどころか平地でも一生懸命漕がなければバイクがすぐに減速し、止まってしまう。軽い下りでも減速が激しいので漕がなければならないほどだ。DH向けのタイヤだったということが大きく影響しているのだろう。
そういえば、Prophetの購入直後、このセッティングでこのコースを走ったことがあるが、Jekyllに比べてとても重く感じることに驚いた記憶がある。このときは路面が乾いていたが、今日は路面が濡れていて滑りやすい。12月にa.b.c cupのゆったりエンデュランスで走ったが、そのときの芝生以上に回転が重い。
結局4周走ったが、回が進むにつれ、友人との差は広がるばかりであった。ポイントポイントで待ってもらったのだが、まともに走ったら半周も離されてしまうのではないか。
山を下りたときは相当体力を消耗していた。下りたところで友人が初めて会う世田谷区のMTBerさんと話をしていた。お子さんもMTBに乗るというが、今日はお子さんが雨による路面コンディションを嫌い、一人で来たとのことだった。私も機会があれば子供をつれて楽しんでみたいと思った。
問題は帰路。もうほとんど脚が残っていないため、往路70分ほどのところを90分以上もかけて走ることになった。
今回の一番のミスはタイヤのチョイス。トレーニング目的ならいいかもしれないが、スピードが出ないため、なにより快適ではない。下り性能については私が持つタイヤの中では一番なので、そのときだけの限定で使うことにしたい。
合わせて、きっちりトレーニングしておかないと。今年に入ってからは、筋トレ系はきっちり行っているが、有酸素系はあまりやっていなかった。MTBを楽しみたいなら、さぼってはいけない!

a.b.c cup Vol.30

千葉、幕張海浜公園にて開催されたa.b.c cup vol.30 X’mas & 30回記念Specialに参加してきた。

今回は、私以外に10歳の長男が参加する。その関係で、「バリバリ」ではなく「ゆったり」エンデュランスへのエントリーだ。そして、妻と次男が応援。

参加にあたって困ったのは、私が普通免許を保持していないため、MTBを会場までどのように運搬するか、ということ。当初はタクシーやむなし、といろいろと聞いてみたが、ワゴンタイプは台数が少なく、すでに予約で一杯ということで、別の方法を考えざるを得なかった。

Googleで検索して、ネットキャリーというサービスを見つけた。そこで問い合わせをしてみると、往復の運搬が可能とのことだったが、MTBを2台乗せ、人も4人乗る、という依頼は初めてだという。それでも受けてくださるとのこと。迷わずここに決めた。

当日、担当の方にお会いしてみると、とても感じがいい方だった。軽ワンボックスタイプだったが、たたんだバイク2台、家族4人が乗っても全く問題なかった。
実際、会場への往復が快適になり、非常に感謝している。料金も2万円とタクシーに比較してかなりリーズナブルだ。いい加減、私も免許を取得しなければならないという必要性を感じ始めているが、しばらくはこのサービスを利用するのも悪くない。

さて、会場に到着し、テントを張ったあと、バイクを組み上げた。長男と一緒にエントリーし、コースを試走。
長男は一度転倒したらしいが、なんともないということだ。

レースまで時間があるので、テントの中で休んだり、温かい食べ物を食べたりしていたが、長男は少しでも練習したいということで、芝生のある広場などを乗り回していたようだ。

レースについては、どちらかというと一生懸命走るというより楽しく走るという感じのものだが、第一走者として最後尾からスタートした長男は、飛ばして10数人抜いていた。1周交代で走ったが、私もウォームアップが十分でないため、最初は少しきつかった。しかし、慣れるとかなり快適に走ることができた。バイクがJekyllからProphetに変わったこと、体調がよかったこともあるかもしれないが、前回参加、前々回参加時と比較するとかなりスムースに走れた気がする。

リザルトなどはまだわかっていないが、順位はあまり関係ないレースなので、あまり気にしていない。でも、長男も私も結構一生懸命走ってしまったので、かなりの充実感がある。

今回は運動会に参加するみたいで本当に楽しかった。このようなノリのレースなら、妻も出てみたいという。次男はもう少し先としても、家族全員で参加できるともっと楽しくなると思う。

※リザルトがわかった。
総合で、出走121チーム中66位。キッズインは、60チーム中27位。最後尾の出走だったが、経過をみると最後まで少しずつ順位を上げている。初出場の長男は、今のところ完全に短距離が得意なタイプで、持久力運動は苦手に見えるが、それにしても良く頑張ってくれた。

Rush 600を試す

子供を連れて近くの公園に行った。この公園はかなり凹凸があるので、MTBで軽く遊ぶのに楽しい場所である。

今日は、妻もCannondale Rush 600に乗ってきていたので、少しだけ試し乗りさせてもらうことにした。

Rush 600に乗った感想は「これはすばらしい」というものだった。
一昨日も彼女とスポーツクラブに行ったのだが、その帰り道のゆるやかな上り坂で、私のProphet 1000では彼女の乗るRush 600に追いつけるどころか、どんどん離される一方だったのである。それは、まるでロードバイクと一緒に走っているような感じであった。
実際、Rush 600に乗ってみると、それも当たり前のことのように感じられた。なにより軽いのである。車体が軽い、というだけでなく、漕ぎもかなり軽い。凹凸、といっても数メートルもある高台になっているところだが、難なく登り、下りもスムースだ。あまりにも前に進むので、感動すら覚えた。Pサイズということで私にとってはかなり小さいサイズであること、サスペンションのセッティングが体重49kgの妻に合わせていることなどから、ベストセッティングからは大きくかけ離れているはずなのだが、とても乗りやすい。
その後、Prophet 1000で同じ場所を走ってみたが、改めて漕ぎの重さ、スムースさでの差異を感じることとなった。もちろん、最近私が良く走るDH系のコースになるとその立場は逆転することになろうかと思うが、私のレベルでの走り方だとRushのほうがあっているのではないかと、そんな気分になった。

Rush 600

先週日曜日にProphet 1000のリア・ブレーキを調整してもらった際、妻用に予約していたRush 400をRush 600に変更した。BBQカラーの600はキャノンデール・ジャパンに在庫が1台という状況だったのだが、幸いにも2日後の火曜日にはバイクの組み上げが終わったという知らせを受けた。
そこで本日、妻と一緒にRush 600を受け取りに行くことになった。

Bikitさんに到着すると、私のProphet Sサイズより一回り小さいRushのPサイズが置いてある。とてもカッコいい。ブレーキレバーのリーチはすでに短めになっていて、妻でも握れるようにセッティングされている。
ディレクターさんは、妻を見て、目測でサドル高を定めている。妻がサドルにまたがると、何とピッタリ! さすがはプロである。妻は以前はGIANTのMTBに乗っていたが、10年ほどのブランクがあり、その間ママチャリにしか乗っていない。このため、本日に限ってはサドル高を1.5cmほど下げて、足つきを良くしてもらった。

次に、ハンドル幅を調整してもらう。本当は左右4cmほど切りたいところだが、変速レバーを詰められる限界が左右2cmほどしかないため、今回は左右2cm、計4cmを詰めてもらった。

ペダルは、もともと付属しているビンディングタイプは無理であるため、フラットペダルを取り付けてもらうことにした。合わせて、前後のライトおよび鍵を合わせて購入。

Bikitさんにお礼をいい、岐路についた。妻にとって自転車でまとめて10km近く走るのはかなり久しぶりである。いつも私と走るとき、彼女はかなり遅れるので、今回はゆっくり走ることにした。しかし、彼女によるとかなり余裕があり、平気でついてこれるという。バイクがとても軽くて、しかもブレーキが効くので、前に突っ込みそうなくらいだとか。

このようなわけで、普段私が通勤時にゆっくり走る程度のスピードに上げてみた。それでも、かなり余裕でついてきている。いつも大幅に遅れるのは、ママチャリのせいだったようだ。

途中、いくつかの上り坂がある。私は普通に登ったつもりだったが、さすがについてこれるか心配だった。しかし、彼女は私のすぐ後ろにいる。最後はかなりバイクに慣れたようで、「追いついちゃうよ」と逆にあおられたほどだった。RushのほうがProphetより登りが得意なのは明らかだが、それにしても、これほどラクラクと坂を上ってくるとは…。

久々の長距離を走ってみた彼女の感想は、

・ペダルを漕いでいるという感覚がないくらい、踏みが軽い。
・常に慣性で走っているような感じ。車輪が勝手に回ってくれるので、一生懸命ペダリングする必要を感じなかった。
・ブレーキがとても効く。
・ひさびさのスポーツ車だったので、若干の前傾を感じ、肩に若干の疲れがあるような気がする。
・とにかくバイクの軽さに驚く(GIANTのMTBが16kgくらいあったのに対し、Rushはフルサスにもかかわらず12kg未満とされる)。

私も休日は山を走ったりするが、基本的には町乗りが圧倒的に多い。妻の感想を聞くと、とてもうらやましくなってくる。
ただ、Rush 600のディスクブレーキはワイヤー式(メカニカル)である。油圧ブレーキに慣れている私にとっては、引きがかなり重く感じた。将来、このパーツを交換すると、もっと快適なバイクになるのでは? と思う。

ブレーキ部品交換

ここのところ激しく乗っているせいか、Prophetのリアブレーキが再び異音を発している(実は、以前困っていたリアブレーキの異音は、ピストンに少量の注油を行うことで見事に収まっていたのだ)。

そこで、いったん洗車してバイクをきれいにし、必要なパーツに注油する、という作業を行ってみたが、後輪ディスクブレーキをみて愕然! ブレーキパッドが完全にすり減り、なくなってしまっているではないか! というか、バッドのベースの部分までなくなっている。

実は、近くの自転車屋ではなかなか交換部品を見つけきれず、スペアパーツを持っていない。このため、Bikitさんに持って行くため、その間だけでも持たせようと改めて組み付けたのだが、これが失敗の元だった。薄くなったブレーキパッド部品はピストンにより過剰に押し出され、ローターに引きずられて外側まで飛び出し、完全にロックしてしまったのである。パッド部品を止めるピンはぐにゃりと曲がっていて、「完全にアウト」。

強引にはずし、ローターに当たらないようにリアブレーキを固定し直して、本日Bikitさんに在庫を確認の上持ち込んだ。

Bikitさんは対応が早くてほんとにいい。私が到着するとすぐにバッドを出してくれて、そしてすぐに交換に取りかかった。完全にパッドが削られた部品をみて相当驚いていたが、結構珍しいケースなのか…。富士見パノラマCコースを雨の中走ったばかりだったが、雨天走行は若干パッドの減りを早めるらしい。それでも、こんなになってしまうことは予想の範囲外なのだそうだ。

私などはこのブレーキの調整にいつも四苦八苦してしまうのだが、あっという間にベストな状態に復活させてくださった。さすがである。ブレーキのコンディションは乗るたびに微妙に変わることがあるらしいので、明らかにおかしい場合は、パッドを両方に広げる形でリセットするようにとのことであった。
合わせて、野沢大会で気づいた、ハブのゆるみについても、締め合わせをしてもらうように要望した。というのは、私の自宅にあるハブスパナが、玉押しのサイズと合わなくて、十分な締め合わせが出来ないためである。
これもきっちり調整してもらったが、ホイールの転がりが明らかによくなった。当然だが、今までは私の十分でない締め合わせにも問題があったのだろう。
Bikitのディレクターさんが、ゆるみが起こったと思われる原因を分析してくださった。ノギスで右にはみ出したハブシャフトのサイズと、左にはみ出したハブシャフトのサイズの違いを見せてくれたのである。わずか0.5mm、左のほうが短かった。このような狂いも、ハブのゆるみの原因になるそうである。また、こういったゆるみはくせになる場合があるため、今後も用心してほしい、とのことだった。いつもながらの手際の良さと丁寧さに感心してしまった。

実は、妻のために予約したCannondale 2006年の新製品、Rush 400はまだ入手できていない。これについて確認してみると、400のほうはどうも出荷が遅れていて、12/9くらいの予定だったのが、1/9になりそうだという。
それに対して600は、今現在キャノンデールジャパンに在庫がある可能性が高いそうだ。600からはフロントフォークがLeftyになるので、Cannondaleらしさがより顕著になる。妻が400を選んだのはそのカラーリングによるものだったが、私たちが予測したアルミニウムの色のようなカラーは、実はシルバーの塗装であることがわかった。これなら、逆に600のバーベキューブラックのほうがかっこいいのでは?
電話で妻に確認し、同意がとれたので、予約を400から急遽600に切り替えた。Bikitのディレクターさんは速攻でFAXを流してくださったが、現在の在庫確保に間に合うことを祈るばかりである。

帰り道のProphet、半端じゃなく快調。昨日、タイヤをMAXXIS HIGH ROLLERからIRC MIBROに戻したばかりであるが、なんと快適なことよ。次回、タイヤを新しくするときも迷わずMIBROになりそうだ。

富士見パノラマAコース

富士見パノラマリゾートへ行ってきた。
先月の頭に行ったときには、そのほとんどの場面で恐怖しか感じられなかったのだが、かなり体調が悪かったことで、からだだけでなく、気持ちもネガティブになっていた部分があったと思う。
幸い、今日は先週の御岳山から好調を引きずっている。昨日から走るためのイメージを高めてきた。
また、前回は調布まで13km程度の自走を考慮して、本格的な下りには甘い装備だったが、今回はあえてProphetに最初から付属してきたMAXXIS HIGH ROLLER UST 2.35inchタイヤ、フラットペダル、そして上半身を守るプロテクタを準備していった。
朝、自宅をスタートしてみると、やはりMAXXIS HIGH ROLLER UST 2.35はずっしりくる。ひたすらこぎ続けないと前に進まない感じ。体調がよかったので、思ったより時間はとらなかったが、結構いい運動になっていた。

富士見パノラマスキー場は、MTBシーズンは本日が最後、ということで非常ににぎやかだった。私がProphetを購入したBikitさんに、「現在、MTBは下火」と言われていたし、その前にJekyllを購入したぬかやさんでも同じようなことをいわれていた。それでも、さすがはMTBの聖地というか、これだけの人は集まるのだな、と感心した。ただ、かなり寒い上に雲行きが怪しい。
駐車場で、大阪から来られたという、2tトラックにオフロードバイクを積んでいた人と話をした。XCバイクは持っているようだが、DHもやってみたいという。今日は大阪に帰らなければならないので、レンタルバイクでコースを降りるのは見合わせるとのことだった。

午前中はまず、Cコースで足馴らしをした。
Cコースは人が多いので、比較的ゆっくり走れた。友人はかなり先を走っていたけど、私は自分のペースでコースや乗り方を確認しながら走った。
前回は、ここをIRC MIBRO TUBLESS 2.25 inchで走ったのだが、MAXXIS HIGH ROLLER UST 2.35 inchでもあまり感触は変わらないような気がした。若干はラクだったのかもしれないが、本日は体調がいいし、前回からあまり日があいていないので慣れもある。そういった違いくらいだったかもしれず、次回からは、IRC MIBRO TUBLESS 2.25でもいいかな、と思った。こちらはMAXXIS HIGH ROLLER UST 2.35より100gも軽いし、町乗りでも非常に快適なので。また、しなやかさではIRC MIBROのほうが高価な分か、かなり上回っているような気がした。

次に、前回は行けなかったBコースである。友人はここは嫌いなのだそうだが、かなりのドロップオフがあって走りにくいと聞いている。
確かに、最初はその段差と連続に驚いたが、先週御岳山で予習をしておいたせいか、意外に普通に降りられる。あまりスピードが出せる場所はないのだが、私は結構このようなコースは好きであり、むしろCコースより楽しい気がした。

Cでドロップオフのスリルを味わったあと、午前中の最後の締めでAコースに行くことにした。
前回、最初のドロップオフで止まってしまい、装備の関係から断念したのだったが、今回はBを走っておいたおかげで、何の恐怖もなくそこをすり抜けた。最初からコーナーが連続してすごいのだが、きちんとバームが切ってあって走りやすい。すぐに、ものすごい急角度のドロップオフがあるのだが、そこはいくら何でも無理だと思い(友人は行ったことがあるらしいが…)迂回路を選択。
Aはものすごい高速コースだった。正直、Prophetに装着されたMagura Louise 6 inchローターでは、なかなかスピードをコントロールできない。もうあきらめて、スピードが出るところはそのまま突っ走ったが、かなりの恐怖だった。
でも、それもそのうち慣れてきて、なんだか楽しくなってきてしまうのである。そして、残り1kmくらいを過ぎたところで気がゆるんだのか、疲れたのか…。問題なくクリアしたと思ったコーナーで、前輪が丸太に乗ってしまい、転倒してしまった。これで右肩と左大腿部の内側を強く打撲。バイクはチェーンがはずれて、チェーンリングに絡んでしまっている。
チェーンの回復には時間がかかり、その後も後続のライダー一人に抜かれながら、下までゆっくり下った。このときには、Aコースはもう二度と見たくなくなっていた。

その後、昼食をとり、午後のライディングのためにゴンドラに乗っていると、雨が降り始めた。Aはきついので、BかCと思っていたが、だんだん雨が強くなっていくので、友人もCコースしかないだろう、と言い始めた。
Cコースに入ってみると、地面は結構ぬれている。結構後輪が滑ったりしたが、MAXXIS HIGH ROLLERは泥捌けが苦手みたいだ。もっとぬかるんでいた野沢DHマラソンを走ったIRC MIBROでは、そんなことはなかったのだが…。
私はもうちょっと無理かと考えたが、友人はもう一回行くという。何せ富士見は今日が最後だ。私ももう一度降りてみることにした。
さらに路面はぬかるんでいたが、先ほどよりは少し慣れていたためか、バイクがコントロールを失うことがなかった。そのうち、友人が前方で技術の確認のため、かなりゆっくり走り始める。私もそれに合わせて走ったが、大変ありがたいことがあった。余裕があるスピードだし、友人との距離も近いので、友人のフォームを勉強することができるのだ。
私はコーナリングで外脚に体重をかけていたつもりだったが、友人のフォームを確認し、自分のフォームを客観的に分析してみるとなにかが違う。そう、私の外脚はかなり伸びきっていてコントロールしにくい状況になっていたのだ。そこで彼を真似して膝に余裕を持たせ、思い切り外脚に重心を移すことにした。すると、初めて「ぐるん」という加速を感じたのだった。おかげで、そのあとはコーナーがくるのが待ち遠しいくらい、楽しい下りとなってしまった。

友人によると、おそらく今年最後の富士見の下りになると思ったので、ゆっくり技術を確認しながら走ったとのことであった。おかげで私も最後の下りを存分に楽しめたのだった。

不思議なもので、締めが楽しいと、あんなにイヤだと思っていたAコースの、「楽しかったところ」が次々に思い出される。そうなると、「もう一本Aを走っておきたかった!」となってしまうのである。

自宅に帰ってからは、前号のMTB MagazineのDVDでAコースのヘッドカム映像を数回確認した。今日の復習である。

次回こそはAを楽しく下りてみたい。でも、コース的にはBのほうが好みで、あのコースをもう少し早く駆け抜けてみたい、という気持ちある。いずれにせよ、来年の話だが。

御○山

輪行(バイクを袋詰めにして、電車で移動すること)で御○山に行ってきた。
御嶽駅で友人2名と待ち合わせ、バスでケーブルカー発着駅の滝本駅に移動する。当初は御嶽駅でバイクを組み立ててケーブルカー乗り場まで行く予定だったが、すごい登り! バスで行ってよかったかも。
ケーブルカーに乗り、山頂でバイクを組み立てるために袋を開封したが、後輪のスプロケット(多段歯車)の保護が甘く、フレームに結構なひっかき傷が入っていることを確認。残念だが、今度タッチペンで隠すことにしよう。
走り始めてみると、必ずしも下りだけでなく、登り返しも多かった。友人2名はハードテールというタイプのMTBで、後部ホイールの衝撃を吸収するサスペンションはついていない。対して私はCannondale Prophet 1000を持って行ったので、前後にサスペンションがついて、登りも下りもかなりラクだったと思う。
もちろんMTB専用コースではなく、ハイカーもトレイルランナーもいるので走行に当たっては注意が必要だが、ここをよく利用している友人の案内があったので、極度に気を遣う必要はなかった。もっといろいろな人が行き来をしているのかと思ったが、山から武蔵五日市駅まで出会った人は10人にも満たなかった。
左右が崖になっていたりするポイントもあり、高所恐怖症?の私にはかなりきつい部分もあったが、非常に楽しい行程だった。

山から下りたあと、友人に「マニュアル」という、重心線の移動で前輪を浮かせる技術について教えてもらった。私がそれまでやっていた、ハンドルに上半身をかぶせたあと反動で引き上げる、といった動作は全くなく、ボトムブラケット(フレームの、クランクの回転を支えている部分)に力を加えることでジワッ、と持ち上げるのである。難しすぎて、残念ながらうまくいかなかった。今後もう少し練習してみよう。

体力が余っていたので、武蔵五日市から杉並区の自宅まで、50km弱くらいの距離を自走して帰ってみた。このとき五日市街道を利用したのだが、決して自転車が走りやすい道とはいえない。車道は自転車の通るスペースはない、歩道は狭い上、突然消えたりする。結局、3時間ほどかかってしまった。

G DH Marathon 野沢温泉

いよいよ本番である。私の出走順は昨日のリタイアが響き、542番。コースへの入り口で待っているのだがなかなか呼ばれない。
ようやく呼ばれて並んでみるとそこは28列目だった。その後、27列目があいていたので前方にスライドし、最終的にはそこからスタートできることになった。
しかし、650人いるはずなのに、リタイヤした私がなぜに542番で後ろに100人分の番号が残っていたのだろうか? そういえば、私の後ろの列に強そうな人が集まってくる。彼らの会話を聞いていると、どうも彼らは予選には出ず、本戦のみの出場だから私より後ろの番号なのだ。彼らはきっとスピードも速いだろうから、接触したりしないように注意しなければならない。
とはいえ、私の後ろに100人もいるわけではない。どうやら予選のみでなく本戦もキャンセルしている人がかなりいる模様である。
スタートが近づくと野沢の太鼓の演奏が始まり、士気を鼓舞される。そして、一瞬の静寂のあと、スタートの合図。
27列目も思ったより早くスタートできた。コースが長い下りであることもあり、私の位置からはかなり前のほうまで見通すことができたが、600人もの一斉スタートはそれはもうすごいものだった。
私はのんびりと下っていたが、それでもすぐに上級のテクニカルコースと初・中級のコースの分岐がやってくる。前者については、先週一度だけチャレンジしたのみだが、今回で最後の走行だし、上級へ進んでみることにした。ただ、このコースは分かれてすぐのところで大勢の人が止まって並んでいたので、先を急ぐ何人かの選手が引き返して初・中級のほうへ戻っていった。
並んでいた選手がはけて、少し進むと小さなシングルトラックの中に入るが、先週試走したときと異なり、倒木などが払われており、走りやすくなっていることがわかった。このようなコースが2つくらいあり、さらに進むと短い激下りのコースと迂回路に分かれている。私は迂回路のほうを選択したが、こちらは入り口から出口まで多数の人が並んでいる。私の後ろにいた人たちはみな短い下りを選んだので、私は最後尾になった。つまりは現時点では最下位ということだ。
はるか前方には滑りやすい激登り板が設置されていて、そこで人の流れが滞っている。私は並んでズッと順番を待ったが、おそらく私がここを通過するころには1位の人はゴール地点かそこに近いところにいただろう。
その板のところでは、先に超えた人が次の人のバイクを引っ張り上げる、という協力体制をとって、お互いに助け合ってクリアしている。最後尾の私はカメラマンの人に話しかけられた。
「ここに並んだ、ということは、みんなこのお互いの助け合いを期待しているんですか?」
私はそれは全く想定していないことだったのでそうではないと答えたのだが、こういった助け合いができるところもこのイベントのいいところなのだろう。私は最後尾で乗り越えたので、後ろの人を手助けする、という機会はなかったが、私のバイクを引っ張り挙げて下さった前方のみなさんがすべてスタートしてから私も発車することにした。
少し進むと、今度は「きわめて危険」「自信がない人は迂回路を」というような分岐があったので、私は無理をせず迂回路に進んだ。ここはいったん下った後、Uターンして登りで引き返すようなコースになっていて、やさしい分距離を走らなければならなくなっている。全体的に先週試走したのとはかなり異なるコースづくりになっていて、以前よりかなり長くなっていると感じた。それでも、初・中級コースを選択した場合よりは短いだろう。私も激登り板のところではかなり待たされたが、おそらく初・中級も遊歩道で長時間止まることはないにしても結構押して進むことが多かったのではないかと推測する。
上級と初・中級の合流地点から、ぬかるんだ林道に入っていくが、前日からの多数のバイクの走行によって路面の状態は相当ひどくなっており、バイクコントロールも一段と難しくなっていた。ただ、昨日交換したIRC MIBROの具合がよく、転倒などはせずにすんだ。しかし、林道の最後のところから入っていくシングルトラックの部分はやはり入り口から混んでいる。出口の沢のところで人がたまっているのだろう。ここは予選のときと同様、止まっては数十センチ進むという動作の繰り返しだった。
それにしても、路面状態は予選時よりさらに悪くなっている。何とか沢を超えて最後バイクを抱えながら登っていると、誰かがバイクを引っ張り上げてくれた。よくみると、私くらいの年齢のお父さんと、小さな息子さんだった。小学校の低学年くらいか? このお子さんが結構いい具合に私のProphetを引き上げてくれて、意外にあっさり上に上がったのである。
私が上がった後も、次の人を手伝っている。その子の自転車は別の人の手伝いで、別のところから上がってきていた。子供でも大人同様にイベントに参加して、きちんと走ったり人の手助けをしている。私は改めてMTBイベントのメリットを感じたのだった。
私は彼らに何度もお礼をいいつつ、先に進む。次のシングルトラックもかなり止まることが多かった。シングルトラックとは基本的にバイク1台しか通れない道であり、その途中に障害物があったり、急坂があったりするわけだから、人がたまるのも当然だろう。
ここを抜けると、基本的に人が大勢たまるような場所はない。実際、ここからが非常に楽しかった。
舗装路を飛ばし、ゲレンデに入る。枯れ場では滑って一度転倒してしまったが、何人かにパスされたあとキャンバー走行に復帰した。苦手だったキャンバーも結構慣れたようで、ここからはパスされた人のほとんどを抜く形で進み、極端な激下りも草をつかみながらゆっくり降りる、という方法をとったことで意外にスムースに行けた。この急坂もいつかはバイクに乗ったまま降りてみたいと考えるが、現状はこんな方法が精一杯だったのだ。
予選でリタイヤすることになった溝のどころは用心してバイクを降り、その後の繰り返し現れる登りセクション、下りセクションでは抜かすことはあっても抜かれることはなかった。ゴール直前の下りも思い切りペダリングする余裕を残した状態だった。ゴールしたのは出走して83分を過ぎたころだったが、何とか制限時間の90分以内に走ることができて満足している。おそらくこの時間の半分以上が障害物やシングルトラックでバイクを降りて待っていた時間だっただろう。
今回のレースは準備も、毎回の走行のためのバイクの整備も大変だった。駐車場からゴンドラやパーティ会場までも比較的距離があり、行き来に若干不自由もした。しかし、走り終わってみれば非常に楽しいイベントであった。
来年もこのイベントに参加するか? と問われれば現状では微妙だ。何より今は終わったばかりで疲労が激しいし、ちょっと来年のことまでは考えられないのがその理由だ。そのころまでに私の技量が上がって、スムースに柔らかく降りられるようになっていたら、また気持ちが盛り上がるのかもしれない。

野沢DHマラソン・予選

今回、大勢による一斉スタートということで、ゴンドラが混雑する可能性が高いという。このため、私の予選は14:00スタートだったのだが、12:00にはゴンドラに乗車し、12:30には山頂のレストランにいた。
前カテゴリ終了後、すぐにスタート地点に向かう。そこでは列毎に選手が呼ばれていた。私は最高列の16列からスタートするので、呼ばれたのは一番最後である。それでも、遅れてきた人が私たちの後ろについたので、実際には17列あった。これだけの人数で、下りをスタートするのは初めてなので思ったより緊張感があったのだが、いざスタートとなると最後尾に近いので危険を感じることはなかった。
今回も試走同様、初・中級者コースを選択して下まで降りきったのだが、予想通り遊歩道は混んでいる。時々バイクに乗りながら、多くは押しで進むことになった。後で聞いたら、トップは18分くらいでゴールしたらしい。私が遊歩道を進んでいたころにはすでにゴールしていたのか。信じられないスピードだ。
沢のシングルトラックはもっと混雑していた。沢に達する下りの途中で30分以上が経過していて、先が心配になる。何とか沢を超えても、次のシングルトラックで同じようにずっと止まって並んでいる。誰かが「試走ではここが一番楽しめるセクションだったのに」というようなことを行っていたが、この状況だとレースでもここをバイクに乗って走れることはないだろう。
その後、激下りなどを経て、最初の登りセクションへ進むために、コンクリートの側溝を横切る。前輪を持ち上げ、後輪を抜重しようとすると、疲労でうまくいかない。後輪が「ガツン」という音を立てた。いやな予感がしたが、先週や午前中の試走でパスしているのであまり心配しなかった。しかし、横から声がかかる。
「それ、パンクしてますよ」と。
「本当に?」
バイクを降りて確かめると、確かにシューッという悲惨な音が。チューブレスタイヤの表面に5ミリくらいの亀裂が入り、そこから空気が抜けているのだ! そうだった。2.0inchに変えて、エアボリュームも減っていたんだった…。時すでに遅し。
あわててコースの外に出て、対策を考える。これは中にチューブを入れるしかない。ただ、5ミリ程度避けているので、その対策も無駄かもしれない。いずれにせよ、何とかしなければならず、ウエストポーチの中を見る。なんと、チューブがない。代わりに入っていたのはアイウエアのケース…。馬鹿。サドルバッグの中にも入っていない。
近くにいる人にチューブを持っている人がいないか聞いてみた。一人の選手が貸してくださるという。喜んでお借りしようと思ったが、彼もパンクで、チューブの穴をふさごうとしてうまくいっていない、という状況だった。これでは申し訳ないので、チューブをお返しし、私はリタイアすることにした。
私の後に通過する人も次々と、プシューッと音を立てて止まっている。魔のセクションだ…。
側溝越えのミスを後悔しながらバイクを押して舗装路を降りていく。しかし残りの距離を考えると埒があかない。どうせタイヤの修理も難しいだろうから、タイヤを犠牲にしてゆっくり舗装路を乗って降りることにした。悔しさがどんどん込み上げてくる。思ったより長い距離の下りが続く。蛇行のせいか、コースを降りるよりずっと長いようだ。タイヤどころかリムも心配になってきたが、もう自棄っぱちでそのまま乗って降りることをやめなかった。

ゴール地点まで何とか降りて、今回のプロジェクトの代表である八代さんのいるテントに行き、リタイアの旨を伝えた。すると、八代さんが
「大変でしたね。わざわざここまでありがとう。ちなみに、予選でリタイアしたって本戦には出られるからね。明日頑張って走って下さいね!」と励まされた。そして
「みなさん、リタイアしたって本戦は走れるからね。頑張って走ってください」
と放送していた。
とりあえず、本戦はリタイアにならなかった。ほっとしたが、自棄っぱちになって乗って降りてきたProphetのホイールは果たして大丈夫なのだろうか? そっちが心配になってしまった。

そこで、野沢温泉アリーナのメーカーブースに行ってみた。まずはCannondaleのブースだが、残念ながらタイヤは持ってきていないとのこと。残念である。次にIRCのブース。ここには、昨日ショップで見かけたMIBROの2.25inchがチューブド、チューブレスともに置いてある。しかし、残り少ない。聞いてみると、今日かなりの数が出たそうだ。
1本で6000円、2本で10000円という。昨日購入したばかりのタイヤはもったいないが、2本まとめて購入し、交換することにした。すると
「交換しましょうか?」
と言っていただいたので、喜んでおまかせした。IRCブースの人は今回Lefty(レフティ・片持ちフォーク)の交換を初めて覚えた、とのことで、私のホイールの取り外しはスムースだった。
驚いたのは、交換のスムースさである。取り外しはものの数秒、取り付けも1分はかかっていなかった。
もちろん泥だらけなので、リムをきれいにするという工程はかかっていたものの、交換そのものの段取りはさすがにプロフェッショナルである。Bikitさんのときと同様、かなり詳細にコツを教えてくれた。Bikitさんでは外すときにタイヤを手前に引いて外すようにしていたと記憶しているが(体験で私もそうやらせてもらった)、IRCのスタッフは前に押し出すようにして本当に一瞬で外していた。これは製品の特性によっても異なるのかもしれない。
おかげで、とりあえず私のバイクのタイヤはよみがえった。空気漏れもなさそう。とりあえず、明日の本戦は大丈夫と見た。
洗車場は多くの人が並んでいて、とても洗える状態ではなかったので、宿泊先の馬場荘のご主人にお願いして、裏庭で洗車をさせていただいた。会場に用意された洗車場よりはるかに水圧が強く、よりきれいに洗えたのはありがたかった。

予選の後はウェルカムパーティが18:00より開催された。立食パーティ形式だが、ものすごい人なので、なかなか食事がとれない。苦労して集めた食事は郷土料理でとてもおいしく、いつのまにか満腹になっている私がいた。
その後、コースデザイナーである竹本選手の、ヘッドカメラによるコース案内が始まった。攻略法についてはあまり聞こえなかったが、画面でみるとものすごいスピードで降りていることがわかる。さすがにプロはすごいと思ったものである。
しかし、プロジェクトの代表である八代さんという人はすごいエネルギーの持ち主である。あのカリスマで多くの人を魅了しているのだろう。地元の人の太鼓のパフォーマンスなど、野沢の文化とMTBを融合させたイベントは見事の一言に尽きた。
宿に戻ると、ご主人が自ら収穫したというトウモロコシをご馳走になった。これは本当においしかった。明日のための大きな活力になりそうだ。