【現役】Cannondale Rize One Carbon (2009モデル) 2号機

実はこのバイク、2016年にフレームで購入し、組み立てたことがあります。

しかし、本当に残念なことにわずか2ヶ月で盗難被害に遭い、戻ってきていません。このことがことあるごとに私の心を締め付けました。直後に、同じ駐輪場から大量の自転車を盗んだ窃盗団が逮捕されたのですが、外国人でした。すでに盗品は手もとになく、海外に送られてしまった可能性が高いと思っています。

もし、見つかれば私のものと分かるので、マーケットに出るようなことがあればとことん犯人を追い詰めてやろうと考えています。

それでも手もとにないというのは本当に辛いこと。ことあるごとに思い出して、通勤に使ってしまった自分を責めてしまうのです。

こんなこともあって、本物が見つかることが一番ではありますが、代品を常々探していました。eBayで中央アジアの出品物を落札したこともありますが、なぜか削除されてしまいました。販売直前に友人に譲ってしまったとのことで、その後「別の個体があるから買わないか」みたいなことを言ってこられたこともあります。その際、値段をつり上げられたので止めましたが…。

またアメリカの出品物も見つけ、問い合わせたことも。結果、残念ながら日本には送ってくれないとのこと。輸入代行業者も検討しましたが、過去にサスペンションが法的に問題あるということで、返金になってしまったことがありました。今でも業者の手元にあるかどうか分からないあのProphetフレームのことを考えると、ちょっと決断できませんでした。

そんな中、日本で完成車状態の良品を発見。こちらを頑張って獲りに行くことにしました。

cannondale rize

換装されたのはリアサスくらいであとは販売時の組み合わせそのままです。

ためして見た結果、その性能は盗難に遭った一号機を上回り、私が過去に乗ったバイクの中では最高だと感じました。

特にそう感じるのは、おそらくリアサスが最近のモデルに換装されているためだと思います。Lefty 130は今まで使ってきたLeftyの中でも最高のレベルで、Leftyであることを忘れてしまうほどです。

Prophetではヘッドチューブ角度が67.5°になるFRポジションで特にLeftyのクセを感じることがありますが、なぜか69°のXCポジションでは全く気になりません。Rizeのヘッドチューブ角度は68.5°だそうですので、そのへんも関係しているかも。Prophetのほうが完全に今風なジオメトリではありますが、Rizeのほうがよく曲がるし、リアの仕組みがブレーキの影響を受けにくくなっていることもあって、下りでの操作もしやすいような気がします。

cannondale rize one carbon 2009

「MTBを1台しか持てないとしたらRizeを選べ」というキャッチフレーズがありましたが、まさしくこれこそ、私の究極の1台かも。本当は最近の27.5や29erにも手が届く価格でしたが、年式の新しいIntense Carbine 27.5でもこのような乗り味は体験できませんでした。旧式の26erですが、おそらく今後はこのバイクを中心に楽しんでいくことになると思います。