【退役】Cannondale RZ(rize) One Forty (140) (2010)

Cannondale Rize (RZ) 1 Carbon 140 2010

2010年、Cannondale Rizeの新型は前後140mmのモデルと120mmのモデルが出ると聞き、4年以上メインで乗り続けたProphet号もそろそろ乗り換えの時期かなあ、と思い、2009年仕事を頑張って貯金しました。実際にProphetを購入したBikitさんまで出かけて、このトップモデルの話をいろいろと聞きました。聞けば聞くほど魅力的なバイクであり、これは本当にほしいと思いました。価格のほうも半端ではなかったのですが、最後のMade In USAとなるこのRZ。迷いました。

しかし、同時期に10年続けた個人事業主から株式会社に切り替えようと計画していた矢先でもあり、その資本金を確保したい目的もあって、最終的にRZ資金も資本金に投入してしまったので、2010年始めにこのバイクを購入する計画は流れました。少し前に2009年モデルrize 5を組み立てたこともあって、それでいいかな、と。

ところが、このRZ One Fortyはわずか1年で新型Jekyllに取って代わられることになってしまいました。なので、海外オークションでフレームを探してみましたが、2010-2011頃は私の会社も逆風のときで、輸入にかかる額も考えるととても手が出せるものではありませんでした。

ようやく2012になろうかという頃、海外オークションのeBayでこのフレームが出ているのを見つけました。これは2009年の6月頃、2010年モデルは140mmになると広報され始めたときのバージョンで、2010に発売されたものとデザインはほとんど同じですが、刻印がRZではなくrizeのままになっています。また、リンクはグリーンアルマイトではなく、Rize 130と同じものを使っている様子。ショックも製品版ではRock Shox Monarch 4.2だったと思うのですが、こちらはFOX Float RP23。

製品版になる前のプロトタイプ的なモデルということで、どうしようか迷ったのですが、金額的にはかなり落ちるのでこのバージョンをゲットすることにしました。

Prophetからの乗り換えが目的でしたので、ほとんどのパーツをProphetから流用しました。そして出来上がったのが…。

Cannondale RZ One 40 2010

組み立ててみて分かったのが、ヘッドチューブの長さがHeadShockサイズに2mm足りないことです。通常134mmあるはずのヘッドチューブが132mmしかありません。なぜこういうことになったのかわかりませんが、プロトタイプであるためか、不良品だったのか…。ただ、そうとう使い込まれた形跡があるし、また最初からヘッドショック用のベアリングがインストールされていましたので、誰かが乗っていたことは間違いないと思います。私と同じように、ヘッドシール2枚差しを試みていたのでしょうか…？

最初に乗ったとき感じたのは、Prophetとあまり変わらないということ。しかし、少し難しいセクションを走ったとき、その性能をはっきり感じました。リアが地形に吸い付くのです。私のようにあまり跳ねない走り方にぴったりだと思いました。フロントにエアショックをインストールしているので、2009年RizeにLefty Max 2005をインストールしたものとはまた違った印象になりました。2009年のそれは、非常に衝撃的だったのを覚えていますが、今回はそれほどでもなかったと思います。Prophet号がかなりギリギリまでグレードアップされていたこともあるのだと思いますが、Leftyのエアショックに慣れていないことも一つの理由かと思いました。

2009年rizeはついにトレイルや常設コースを走ることなく旅立っていきましたが、2010 RZ(rize)はしっかり乗ってあげたいと思います。

2016年、Cannondale Rize One Carbon 2009のMサイズ入手を機に、手元を離れました。