使える筋肉・使えない筋肉 実技編―強くて使える筋肉をつくるトレーニング法120

以前このコーナーでも紹介させていただいた『使える筋肉・使えない筋肉』の続編です。
『使える筋肉・使えない筋肉』には大変啓発されたわけですが、今回の実技編はそれ以上のインパクトがありました。
現在、競技能力を高めるための補助トレーニングとしてウエイト・トレーニングを行っている方々には即、役に立つと思います。私自身、自分のためにトレーニングにいろいろな工夫を盛り込んでいるのですが、それらはすでに名前をつけられ確立されたメソッドであることをこの書籍によって初めて知らされたり。
筋トレのプログラムを筋肥大 + 筋力向上目的、筋肉の力の発揮の仕方を改善する目的に分けたものは今までにもよく見かけましたが、この書籍は前者を「ヘビー系」と「トニック(パンプ)系」に分け、それぞれに具体的なやり方とプログラム処方を紹介した点で画期的だと思っています。もちろん、多くの経験者がそういったものが存在して、実践をしていると思うのですが、これだけ整理して、その組み合わせ方なども含め紹介しているのを見たのは私は初めてです。

また、各種目に関する紹介の仕方がなかなかいい。フィットネスクラブなどでは、実際どの筋肉を使っているかわからない、という声をよく聞きますけど、重要なポイントについて簡潔にわかりやすくまとめています。いい例と(現実的な)悪い例を写真で見比べられるのはとてもいいと思います。誌面の関係もあり、詳細、というわけではないのですが最も注意すべき点をピックアップして紹介しているので、かえって迷わずに済むかもしれません。
筋肉の力の発揮の仕方を改善するためのエクササイズについては、筋肉のフルストレッチをねらったり、チーティングを取り入れたりしているため、写真だけでは難しく感じるかもしれません。こういった書籍にはDVDが付属するとよりいいのではないかと思います。

現在、この書籍を読み終えたあと、谷本先生の『筋トレバイブル[アスリート編]』と『筋肉をつける、使う、ケアする』と見比べたりしているのですが、これらについてはまた別のコーナーで紹介させていただきたいと思います。ちなみに、後二者は中身が同一みたいです。