筋肉—筋肉の構造・役割と筋出力のメカニズム

 この書籍は筋肉の生化学的−生理学的な働きと物理学的な働きについて詳細に紹介されている書籍です。それに加えて簡単ではありますが、筋力トレーニングの紹介にもページが割かれています。
『体脂肪−脂肪の蓄積と分解のメカニズム』の著者、医学博士の湯浅先生による著作ですが、こちらは生理学的な側面だけではなく、あらゆる角度から分析しているので、より情報量が多く、また難解でもあります。
 私はフィットネスインストラクターとしてのキャリアを始めた当初から、減量に役立つエクササイズとして筋力トレーニングを進めてきました。当時の減量エクササイズについては、筋力トレーニングに対する理解が不足している傾向があり、有名な先生方もこぞって「有酸素運動」一辺倒のプログラムを推奨されていました。それが現在は、減量プログラムに筋トレがあるのは半ば当然のこととなっていて、まさに隔世の感があります。
 難解ではありますが、筋トレに関わることの多いフィットネス・インストラクターにとって、筋肉に関しては基礎的な知識を持っておく必要がありますが、この書籍に準じた知識を持っていれば、かなり心強いと思います。