ほしい体が手に入る本—図解!最新スポーツ・トレーニングのすべて

 少し前に出版された福昌堂の『格闘ボディのつくり方—戦うための肉体鍛練最強術!』と似た構成のムックで、特にブルース・リーのトレーニングについて書かれた部分については、同じ日に行ったインタビューの原稿をまとめなおしたのではないかと思われるような内容でした。記事を書いた人も同じ人。
 しかし、『格闘ボディ-』のほうが格闘家の情報に限定されているのに対して、こちらはほかのスポーツ選手も取りあげているところが違いますね。
 さらに『格闘ボディ-』に抜けていて、こちらに収録されている格闘家に、フランシスコ・フィリォがいます。当時、K-1で話題をさらっていた選手の一人ですが、彼のトレーニング風景をテレビで見ていると、両手や両足にゴム・チューブを巻き付け、負荷をかけてのサンドバッグ打ちをしているシーンがありました。実は、ブルース・リーの高弟、ダン・イノサント氏によれば、ブルースはチューブ・トレーニングも積極的に採り入れていたらしいのです。フィリォの最新のトレーニングと、1960年代のブルース・リーのトレーニングの共通点を見つけ出したとき、「やはりブルース・リーはあらゆる面で先を読んでいたのかな?」と実感せざるを得ませんでした。