ピラティスダイエット綺麗の法則—本気できれいな体をつくりたい人の

 数年前、カイヤさんのエクササイズを担当したとき、当時彼女が最も興味を持っているエクササイズのことを話してくれたことがあります。そのエクササイズのことを私に教えようとしてくれているのですが、英語の発音ですし、撮影の関係で周囲に雑音があり、「ラーテ」と聞こえます。私に伝わっていないことを知った彼女は、次の撮影のときに、一冊の本を持ってきてくれました。それで私もようやく彼女が興味を持っているというエクササイズのことがわかったのです。それは私の好きな本の一つである『ダンサーズダイエットブック』にもダンサーに人気のあるエクササイズとして紹介されていた「ピラーテ」のことでした。『ダンサーズダイエットブック』にはユニバーサル・リフォーマーという器具を使ったエクササイズの風景が写真で紹介されていましたが、私が普通に使っていた筋力トレーニングマシンなどとはずいぶん印象が異なります。日本では「ピラティス」として、ヨーガに並ぶ人気エクササイズに成長しました。
 カイヤさんが持ってこられたのは、英語で書かれた書籍でしたが、マットの上で行う、いわゆるマットピラティスを紹介したものでした。種目写真がかなり豊富でしたが、ピラティスの種目や分解写真を一気にまとめて目にしたのはあのときが初めてだったと思います。
 日本では今、身体操作に関する興味が高まっているようで、多くの著者が多数の書籍を出版していますが、かなりの人たちがこのピラティスを研究した形跡が見られます。ピラティスは1920年代にドイツ人の医師、ジョセフ・ピラティスがリハビリ用に考案したエクササイズですが、シュルツの自律訓練法といい、ドイツからはさまざまな優れた健康法が生まれていますね。さすがは医学の国。
 さて、カイヤさんの企画のあと、最初に購入したピラティス関係の一般向けの読み物が、この『ピラティスダイエット綺麗の法則—本気できれいな体をつくりたい人の』でした。先にカイヤさんに見せていただいた専門書などとは異なり、情報はかなり制限されているのですが、そのおかげで非常にわかりやすい本に仕上がっています。シンプルなイラストがいいですね。おそらく、初めて読む方でも種目のイメージやコツをつかみやすいと思います。一番最後にベーシック・プログラムの例を紹介されているので、まずはじめはそこを目指すとよいのではないかと思います。