乳酸を活かしたスポーツトレーニング

 私自身は直接行ったり、使用したことはありませんが、スポーツトレーニングの世界では、血中乳酸値を利用したテスト、運動処方、トレーニングが行われるようになってきています。今では一般の人でも「乳酸というのは疲労物質である」という認識をお持ちなのではないでしょうか?
 この書籍では、乳酸が必ずしも「疲労物質ではないこと」、そして「エネルギー源となること」がわかりやすく解説をされています。これらについては、1984年に発売された『健康のためのスポーツ医学』でも新しい知見として紹介されていたので、私自身スポーツ業界に身を置く前後からそのようなものだと思っていました。だから、大きな驚きなどはなく、自然にこの書籍を読むことが出来たのだと思います。
 この書籍は誤解を受けやすい乳酸をテーマに、それを活かしたスポーツトレーニングの世界がわかりやすく解説されています。より新しい情報を盛り込んだ後発の『エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング』と併せて、乳酸に関する基礎知識を得たいアスリートの方におすすめします。