FMV-KB232登場

富士通のワープロソフトウエア「OASYS」向けのキーボードはこれまでPS/2接続タイプしかありませんでした。

ほとんどのパソコンがPS/2ポートを搭載しなくなってきていることを考えると、USBタイプのキーボードの登場が待ち望まれます。実はこれまでもUSBキーボードはコンパクトタイプ、フルサイズキーボードと販売されています。前者はPS/2タイプの初期の親指シフトキーボードであるKB211と同様、英語入力時の互換性を重視する設定ながらタブなどの位置はOASYS互換のKB611と同等で、かなり中途半端なできでした。後者はKB211そのものの見た目です。両者とも親指シフトキーと無変換・変換キーが共用となっていて、それらが独立している意味をあまりなしていませんでした。

今回は、OASYSと互換性の高いPS/2版親指シフトキーボード、KB611(現613)のUSB版になるのではないかと考えていました。実際、そういう位置付けのものだと思っているのですが、先日表参道のアクセスさんが発表した写真をみると、これまで外付けキーボードは存在していた独立の変換・無変換キーが親指右キー、親指左キーと共用になっているではありませんか。下記のページの下部に新キーボードの拡大写真が掲載されています。

http://www.saccess.co.jp/shop/product.php?P=FMV-KB232

ノートPCの親指シフトキーボード

さて、この写真は2005年に購入したFMV-830MG/Sと2008年発売の新型、FMV-S8360/Sのキーボードを比較したものです。外見は同等ですが、新型はバスタブ構造になっていて、内部へ水が浸入しにくくなっているそうです。

この写真をみるとわかるように、独立の変換・無変換キーはノートパソコンからはとっくになくなってしまっているのです。今回のKB232の仕様変更の流れも最近ではやむを得ないことなのかなと考えるようになりました。実際、これらのノートパソコンのキーボードでも十分な入力の快適さを保っていると感じます。特に、性能が高いせいかもしれませんが、私の場合はFMV-S8360/S(この機種は週刊アスキーでも新製品情報に取り上げられていました)については共用型親指シフトキーによる入力ミスがかなり少なくなります。

今回発表されたKB232の形状を確認すると、これまでの親指シフトキーボードと比較して親指シフトキーの高さが低く設定されていて、ノートパソコンのキーボードと似た感じになっています。ぱっと見た目は普通のJISキーボードのようにも見えるくらいです。

もしかするとこの構造から、PS/2タイプのKB611/KB613とは異なり、親指シフト配列へはハードウエア的に切り替えるのではなく、ノートPCのようにソフトウエア側で切り替えるような仕組みになるのかもしれませんね。そうすると、今使っているKB611のようにCapslockや無変換など、一部のキーを入れ替えるだけではなく、専用のドライバが必要になるのかもしれません。あるいは、Japanistのような専用のIMEのレベルでキー配列を変更するのか。そうすると、Mac OS Xでは私が今使っているような設定で使うことはできなくなるのかも。もちろん、Teslaのようなオープンソースキーボードユーティリティを使用したり、あるいは商用ドライバが登場すれば別ですが。

いずれにせよ、Windows側で使うつもりがあるのでこのキーボードは購入すると思います。現在のKB611のように、ハードウエア側で親指シフト配列に切り替えているようであれば、Mac OS Xでも使えますので複数台購入することになるでしょう。

ただ、アクセスさんのサイトにもあるように、基本的にはこのキーボードはFMVシリーズのPC専用であり、ほかのメーカでの動作は保証されません。