Windows98と親指シフト

Windows98をインストールして、10日が経過しました。前回のレポートでは『あとでしっぺ返しがくるのではないかと思うくらい平穏で、怖いです』と、Windows98の安定ぶりと得体の知れない不安を表現しましたが、やはりその予感は当たってしまいました。

実は、一昨日くらいから、起動時に私のマシンがフリーズするようになり、なんと昨日には10回起動して1回しか立ち上がらないという非常事態に陥りまったのです!

その状況といえば、「Windows98」のロゴが表示されている段階で止まることもあれば、画面が黒く変わってから止まるという不安定ぶり。もう再インストールしかないと思いました。そのとき、画面に現れたメッセージをよく見ると「config.sysのライン1のエラー」というようなことが書かれています。

“config.sys”とはずいぶん懐かしい響きですが、そこには富士通親指シフトキーボード用のファイルである”oyayubi.sys”に関する記述がありました。どうも、Win98に対してこいつが悪さをしているようなのです。

「またOAK-V5がらみか!」。そう、このファイルは親指シフトキーボードを選択している場合、OAK-V5をインストールする際にインストーラによって自動的に設定されたものなのです。おそらくATOKをデフォルトIMEに設定していても、oyayubi.sysは生きてしまっているのでしょう。

どうやらOAK-V5はコントロール パネルでキーボードのコーナーから削除するだけではだめのようでした。そこで、アンインストールするしかない、という結論に達したのです。

そこで、私は思い切って、OAK-V5をアンインストールすることにしました。そうすることによって、私はconfig.sysを直接いじることなく、oyayubi.sysの設定を解除することができるからです。

さて、OAK-V5のアンインストール後、やはりWindows98は抜群の安定度を示すようになりました。当然、起動時の変なフリーズもありません。

しかし、私は考えました。「oyayubi.sysを設定しなくても、全く別のIME(ATOK11)で、親指シフトキーボードは何の問題もなく動いているではないか。ということは、oyayubi.sysはWin98においては別に必須のものではないといえるはずだ。よし、もう一度OAK-V5をインストールするぞ!」と(バカ)。

そして、今回はOAK-V5のインストールの際に、config.sysにoyayubi.sysを登録しないように進めてみました。そして、現在 OAK-V5を使用してこの文章を書いています。やはり、oyayubi.sysがなくても、私の親指シフトキーボードは何の問題もなく、入力できているのです。

その間、インターネットにつないだり、2度ほど再起動をかけたりしましたが、何のトラブルも起こりませんでした。

やはり、トラブルさえなければ、OAK-V5の使い勝手はすばらしいです。変換などのタッチもATOK11などと比較して微妙に軽い気がします(最初の一発目の変換は逆に重い)。親指シフトキーボード下の高速な入力においては、この特性はとても大切なことなのです。

また、OAK-V5のすばらしいところは、変換操作を用いずに、数字、英字、スペースキーなどを直接入力・確定することが可能であるということです。この能力は、私の場合原稿の入力効率を大きく左右します。ATOK11ではなるべく以前の環境に近づけるよう、OAK-winのテンプレートを用いていましたが、残念ながらこの「直接入力・確定」ができませんでした。

また、OAK-V5はホームポジションから指を離すことなく漢字や記号などを瞬間的に検索できるのです。この点も、OAK-V5は入力効率においてかなり有利であるといえるでしょう。

今回の結論。『以前から私のマシンを苦しめていたフリーズの原因は、私が愛用している親指シフトキーボードをコントロールするために必要な “oyayubi.sys”が”config.sys”に登録されていたことにあった。しかし、oyayubi.sysがなくとも親指シフトキーボードは無事である』。