大霊界

 丹波哲郎さんというと、007シリーズにも出演した偉大な国際派俳優というイメージが強いです。
 最も記憶に残っているのは、「Gメン75」での演技ですね。私は倉田保昭さんの大ファンでしたので、毎週見ていました。
 1984年に静岡で初めて一人暮らしを始めたとき、下宿のおばちゃんが貸してくれた一冊の本が、丹波哲郎さんの「霊界」に関する著書でした。丹波さんにそんな一面があったのだと、改めて驚いた印象があります。その著書の中に、私の尊敬するブルース・リーに関する記述があり、いかにも彼が「地獄をさまよっている」みたいな記述があったのを思い出します。ブルースのファンとして「全く、ひどいこと書くなあ」と思いつつ、なぜか憎めなかった記憶があります。ものすごくかっこよくて渋いんだけど、どこかとぼけた感じがして。
 その丹波さんも、その霊界の住人となってしまわれました。ご冥福をお祈りいたします。