Flip4Mac

Macintosh環境用に提供されていたInternet ExplorerはApple社のSafariが登場するとまもなく開発終了となっていまいました。Windows Media Player for Macも、サードパーティソフトウエアFlip4Macにあとを託す形で開発の終了が決定しています。

とりあえず、WebブラウザのほうはSafariがあればほとんどの局面で不自由を感じることもありません。しかし、Windows Mediaのほうは大いに問題があります。
たとえば、私が動画を出させていただいているShowTimeやGyaOも、Windows Media Player専用です。さらに、Windows Media Player専用のセキュリティシステムを使った動画提供は今後増えるものと考えられ、そのようなサイトでは現状Mac用に提供されているWindows Media Playerでは閲覧できないのです。私はそのうち、Windowsと同等の機能を搭載したMac用の最新版が出てくるものと思っていたのですが、残念ながらそうはなりませんでした。
一般向けのコンテンツの提供が、1社の技術にのみ依存するというのは、こういうときに怖いですね。
冒頭にも書きましたように、Microsoftはサードパーティのソフト、Flip4Macにあとをたくしました。多少の不具合もあるとは聞いていますが、これはApple社が提供しているQuickTimeのプラグインとして機能します。そこで、今回は期待を込めて、Flip4Macをインストールしてみることにしました。
実は少し前にもインストールを試みたのですが、そのときは私が利用するほとんどのサイトでうまく機能しませんでした。今回の最新版はどうでしょう?

まず、ShowTimeのパワーヨーガを見てみることにしました。すると、再生されるまでに時間はかかりますが、とりあえず問題なく閲覧できることがわかりました。ただ、通常の設定のままでは、極端に小さいブラウザのウィンドウに表示されてしまうので、QuickTimeを呼び出してそちらに表示するようにしました。継続して見ていると、画質が低下してはリフレッシュされる、ということを繰り返すようですが、2Mbpsで見ても、あまりカクカクするようなことはありません。
一番異なるのは、フルスクリーンで表示したときの状態です。Windows Media Player for Macでは残念ながらカクカクして、鑑賞に堪えません。それに対し、QuickTime Player for Macでは、Windows版のWindows Media Playerのようにスムースです。おそらく、Windows Media Player for MacとQuickTime for Macでは、フルスクリーンの実現の仕方が異なるのでしょう。
とりあえず、動画を見る、という観点からはFlip4Macのほうが便利そうなので、これからはこちらのPlug-inを使っていくことになりそうです。あとは、これが現在のWindows版Windows Media Player 10のようなセキュリティ機能を搭載してくれることに期待して。Microsoftも、Flip4Macを自社ソフトの代わりに紹介するくらいなのですから、ぜひ支援してほしいものです。

もう一つ、MicrosoftがMacに提供しているソフトとして代表的なのが、Office for Mac。こちらは当面提供が続けられるようですが、これまでの提供打ち切りの流れを見ていると、Apple社で開発しているiWorkの存在が、Office製品の開発中止の口実にならないか、心配になってきます。現在、企業間でやりとりされるドキュメントのほとんどが、Office形式になっていますから、自宅で仕事をするような場合には、それはもう大きなダメージになってしまいます。
ただ、OfficeはIEやMedia Playerとは異なり有料の製品ですから、おそらくすぐに、ということはないと思ってはいますが。オープンソースのOfficeもあるにはありますが、Macの場合はまだネイティブ環境で動くものはないですし、互換性にもまだまだ問題を残しています。

というわけでこのブログを書いていたら、先ほどWindowsマシンの復活のために用意したハブの電源アダプタが「ポン」とはじけてしまいました。このハブもかなり以前から使わずに放置していたものですが、古いものを使う場合は十分な注意が必要ですね。