ラバーバンド エクササイズ

ここのところ、自分自身の筋力トレーニングプログラムとして「ラバーバンド」を用いることが多くなった。ここ数年は、自重や自己抵抗を用いる場合が多かったのだが、最近はラバーバンドを使った筋力トレーニングを重点的に行っている

ゴムチューブやラバーバンドを使って行うエクササイズを、自分の筋力トレーニングのメインに置くことには正直なところ抵抗があった。なぜなら、私が過去に参加した講習会とか、日本で市販されている書籍で紹介されているプログラムは、「ダンベル体操」のように筋力トレーニングとしてはアンダーワーク(筋力を強化するのに必要な負荷未満)気味に構成されていることが多かったからである。
また、自分自身に必要な「パフォーマンスを維持するため」のトレーニングとして、適切かどうか、という迷いもあったのだと思う。小山裕史先生が『新トレーニング革命』(講談社)で紹介されていた「初動負荷理論」の影響もあり、終動負荷がかかるラバーバンドは、私にとってあまり適切な手段でないように思えたのだ。
しかし、先日、ICOでDST(デジタルストレングストレーニング)の記事を書いていただいた山田さんから、チューブトレーニングの有効性を教えていただいたことで、私も自分のエクササイズに取り込んでみようという気持ちになった。
今回は、セラバンドを購入してみることにした。これまで参加したチューブトレーニングの講習会ではこの製品が必ず使われていたからである。妻と共用する予定があることもあり、-2〜+5まであるレベルのうちのちょうど真ん中である+1の強さを持つグリーンのセラバンドを購入してみた。
添付されている説明書の種目にも一応目を通してみたが、ちょっとどうかな、という感じだったので、種目のフォームや選択は自分で考えることにした。
そのまま使うと負荷が軽いため、部位によって二重〜三重にするなど使い分けてみた。肩や腕については、私の場合それで非常にいい刺激を得られ、3セット程度行うとバーベルやダンベルのように肩や腕がパンプアップしてくるのが分かる。胸や背中、脚などについては刺激不足で、バンドの選び方や種目の行い方をもう少し検討する必要があるようだ。サイドレイズのような、低負荷でよい運動はセラバンドを重ねずにそのまま使ったが、20cmのものを120cmくらいまで6倍にも伸ばすような運動になるので、バンドの耐久性がちょっと心配になってしまう。
バーベルやダンベルのような器具を用いて筋力トレーニングを行う場合、少なからず場所を選ぶことになる。しかし、ラバーバンドやチューブの場合、手軽に持ち運べて、出先などの短い時間に集中して行えることが利点となる。運動指導の面でも導入の行いやすい器具の一つだと思う。今回山田さんからアドバイスをいただいたことで、自分用のエクササイズとして真剣に取り組んでみたことで、きちんと行えば相応の負荷も得られることが分かった。
そのようなわけでこのエクササイズを2週間ほどやってみたのだが、一つだけ困ったことが起こってしまった。
肩、特に三角筋の後部をトレーニングするために、二重にしたセラバンドを左右に広げる運動を行っていたときのことである。
「パーン」
という大きな音を立てて、いきなりセラバンドが切れてしまったのだ。
立位で行う運動だったことや、切れるタイミングなどからからだを痛めることはなかったが、もしこれがロウイングのような運動を行っていたらどうだろう? 場合によっては腰を痛めるようなことがあったかもしれない。
原因はいくつか考えられる。
(1) バンドの強度レベルの選択ミス
(2) 使用前の点検不足
(3) 使い方(20cmのものを120cmに伸ばすなど。(1)に関連)
それにしても使った期間はわずか2週間ほどである。+1のレベルのバンドで1本2000円と決して安くない。部位別に何種類かそろえるつもりであったが、月に2本をダメにしてしまうようなペースではコストの面で問題があると思う。私は、フィットネス関連ショップで購入したが、ディスカウントショップではもう少し安く売られているようなので、今後は後者で購入することも検討しようと考えている。
また、山田さんから紹介していただいたチューブは海外通販で売られている別のメーカーのものだった。海外通販を利用する自信がなくてつい楽なほうに走ってしまったが、こちらには腕立て伏せに負荷を与える器具など、さまざまに工夫された器具が安価で販売されている。次は素直にこちらを選ぶべきか。