節目

もう5月も終わろうとしています。2014年は義母の他界に始まり、本日に至るまで波乱が続きました。

「年を取ったせいか、時間が過ぎるのが早いなあ」なんていうことが多かったのに、今年は1日の長さ、一週間の長さ、1ヶ月の長さに辟易することが多かったような気がします。実際、1ヶ月前のことが遠い昔のように感じるありさまで(苦笑。正直いろんなことがありすぎ、また努力が報われない状態も続いたため、いわゆる「燃え尽き症候群」のような症状に悩まされました。4年周期のどん底にあることで、ある種の諦めみたいなものもあったかな、と思います。今年の自分のブログを読むと、やたらネガティブな記述が多いやんけ…と今となっては反省しきり。

しかし、5月の上旬、そんな自分の考え方を変える大きなきっかけがありました。実は以前も紹介した「ブルース・リー 思想解析」を読んだことこそ、その伏線だったのですけど。

ブルース・リー 思想解析
ブルース・リー 思想解析

この書籍ではブルース・リーの成功に隠された彼の思想について詳細に述べられています。彼は、卒業こそしませんでしたが、ワシントン州立大学心理学部哲学科に所属していました。その彼のメモやノートから作られた「截拳道(ジークンドー)への道 Tao of Jeet Kune Do」は高校時代から慣れ親しんでいるつもりですが、謎かけのような抽象的なもので、かなり難解なものだと感じます。内容的にどちらかというと老荘思想とか仏教とか、東洋的な思想が強そうだな、という印象を持っていました。

しかし、「ブルース・リー 思想解析」に登場するナポレオン・ヒルという著述家に関するページを読んだとき、ブルース・リーの成功に影響を与えた哲学というのは、この人の影響が強いんじゃないかな? と確信しました。彼のよく知られた著述の一つに「My Definite Chief Aim」というのがあります。彼が、自分の将来を「予言」したとされるノートなのですが、これはまさにナポレオン・ヒルによる「深層自己説得」の手法そのものなのです。ブルース・リーは富と名声に関しては、その予言を超える成功を、はるかに短い期間で達成しました。

それに彼の名言集を読むと、明らかにナポレオン・ヒルの影響を受けたと思われるものが多いことも分かりました。

この書籍を読んだ時点で私が立ち直りかけたのは事実ですが、何せこの書籍の解析対象はあの巨人・ブルース・リーです。どうしても「ブルース・リーだからできたのでは?」ということを心の奥底では払拭できていなかったのではないかと思います。

その後も次から次へと起こる問題に悩まされ、この本に書いてあったことも忘れた頃。「ブルース・リー 思想解析」に紹介されていた「思考は現実化する」の文庫版がAmazonのカートに入れっぱなしになっていたのを思い出し、4月の末に注文しました(ちなみに、「ブルース・リー 思想解析」の中では「思考は実現化する」と訳されています。原題はThink and Grow Richなので、「考えて、豊かになりなさい」ということだと思います)。これは上下巻に分かれているのですけど、価格も安いということで両方を入手したのですが、なぜか下巻が2日ほど先に届き(笑)、読み始めたのは5月も第二週を過ぎてから、というころだったと思います。

思考は現実化する〈上〉
思考は現実化する〈上〉
思考は現実化する〈下〉
思考は現実化する〈下〉

いや、読み始めたら止まらない本でした。もともと影響を受けやすい私ですが、この本に関しては反応が強かった、というか(苦笑。

いわゆる、成功者を作る「ナポレオン・ヒル・プログラム」の紹介版らしいのですが、とにかく世界の成功者のエピソードが満載です。どの成功者も、その直前に大きな失敗や挫折を経験していることが共通しているらしく、自分のレベルの苦労など、恥ずかしくて自慢できなくなってしまいます。というか、読んでいるうちにやたらと気が楽になってくるのがわかります。そういえば、ブルース・リーも成功の直前に仙骨神経叢に再起不能と言われた重傷を負い、3ヶ月間の寝たきりとその後3ヶ月の安静を経験したと聞きます。でも、彼は医師が言った「再起不能」を信じず、苦境を成功に転化しました。

私も本体を読んでようやくこの書籍の価値が分かって、自分の生活の中にプログラムを採り入れ始めました。すると、なぜ燃え尽きるような状況まで自分が消耗したかなどの原因が分かり始めました。主因は、2014年の自分の行動計画が、かなり自分勝手な視点から立てられたものだったということですね。それに、私に何十年もまとわりついている4年周期の好不調も、それが潜在意識にすり込まれていたんじゃないかと思います。今年こそはこの周期を断ち切ると意気込んだものの、潜在意識はより強烈なパワーで、このサイクルを守ってしまったのだろうと。

それを反省しながら今後のことを練り直したわけですが、不思議なことに、そこからあらゆることが回り始め、つながり始めました。自分の意識が願望や目標により強く向けられるようになり、それに伴う行動が自然にできるようになったこともあると思います。もちろん、実はいままでは嫌なことをまともに受け止めていたのに、それを感じなくなったということもあるのかもしれません。4年周期も実は、その年ごとの自分の「感じ方」の差に過ぎないのかもしれません。重要な関わりがある人の死が、2002, 2006, 2014と、ちょうどその周期に重なってしまう、というような不可抗力もありますが、そのようなタイミングの乗り切り方についても、「思考は現実化する」に示されています。

自分自身の実際の行動に対する動機づけが弱まらないように、その後も立て続けにナポレオン・ヒルの著作を読み続けています。

新版 心構えが奇跡を生む
新版 心構えが奇跡を生む

ナポレオン・ヒル・プログラムの具現者で、その普及を支えたW・クレメント・ストーン氏の共著です。

悪魔を出し抜け!
悪魔を出し抜け!

この本は読み始めは正直戸惑いました。書いてある内容は「思考は現実化する」に共通なのですけど、アプローチが突飛すぎて…。実はこの書籍、「思考は現実化する」の翌年、1938年に書かれたのに、家族や遺族の意向で長らく出版されないままになっていたものです。2011年にようやく日の目を見たのですが、この書籍があらゆる物議を醸し出すだろうと家族が心配したのは当然だったかもしれません。でも、長いときを経て、現在の世界経済の中でこの本がよみがえったというタイミングは神様のいたずらか、と思ってしまいます。でも、これが一番「面白かった」かも。

次男が中学校の課題で本読みをしなければならないそうですが、この「悪魔を出し抜け!」を持って行くらしいです(笑。

成功哲学
成功哲学

これはナポレオン・ヒル博士の晩年の著作ということで、博士自身の達観度も変わっているだろう、ということで期待を込めて読みました。次男が中学校から博士の詩のプリントを持って来たのですが、この本からの転載とのことでした。多分、次男が本読み課題に「悪魔を出し抜け!」を選らんだのも、その影響が強いと思っています。私はてっきり「僕の仕事は YouTube」を持って行くと思っていました。HIKAKINさん大好き少年ですからね。

思考は現実化する」が金銭的・社会的な成功について述べているのに対し、こちらは心の平安・幸福の実現に主眼を置いているように見えます。

冒頭で私はブルース・リーについて、「ブルース・リーは富と名声に関しては、その予言を超える成功を、はるかに短い期間で達成」したと書きましたが、もしかしたら心の平安や調和、幸福については残念ながら途上だったんじゃないかな…という印象があります。博士が著作の中で述べている、やってはいけない行動をブルース・リーがやっていた可能性があるためです(検死裁判で示された証拠が事実なら)。これだけは本当に残念。達人爺さんになったリー先生を見たかったのです。

そして、今読んでいるのがこれ。

自己実現
自己実現

こちらも最晩年の著作。現段階で、まだ半分しか読んでいないので、感想は改めて。

以降はすでに入手済みですが、順次読んでいく予定です。

仕事の流儀
仕事の流儀
私たちは成功者に何を学ぶべきか
私たちは成功者に何を学ぶべきか

次男は当初、課題にこの本を持って行こうとしていましたね。私がまだ読んでいないため、「悪魔を出し抜け!」になったのですが。

巨富を築く13の条件
巨富を築く13の条件

こちらは「思考は現実化する」の13のステップに特化したものです。現在私は「思考は現実化する」の上巻の2回目を読んでいるところですが、何度も読むと冗長な部分もあるので、先にこちらを読むかもしれません。

…というように、現在ナポレオン・ヒル博士の著作に影響を受けまくりなわけですが、特に「人は、自分が考えているような人間になる」という言葉が印象に残りました。

また、ここ数年の私は「時間がない」と言い訳することも多かったのですけど、これだけの本を何回も読んで、事業計画を練り直して、仕事も普通以上にして、MTBに1日3時間近くも乗って、武道の練習もほぼ毎日欠かさずにやって新しい発見をして…。やればできるんじゃないの? って再認識しています。

さて、今日書こうと思っていたことの前に、ナポレオン・ヒル博士の書籍の紹介が長くなってしまった…。

そう、長距離通勤は5月をもって終了。

私が凹ましてしまった…
私が凹ましてしまった…

私が凹ましてしまったこの部分。実は。

野球場の外野のフェンス代わり
野球場の外野のフェンス代わり

野球場のフェンス代わりの植樹だったんですね。恥ずかしながら気づいたのが最近で…。芝って、丈夫なようでそう強くないんですね。激しく反省。今日はここでの最後の練習でしたが、いつもの場所は野球チームが入っていたので別の場所で行いました。

ずっとこの川沿いを走ります
ずっとこの川沿いを走ります

ずっとこの川沿いを数キロ走るのですが、この季節、羽虫がすごかったです。走っているとまるで吹雪のように羽虫がぶつかってきて、全身に虫が止まってえらいことになっていました。でも不思議と、この川沿いを抜けると、全身に止まっていて放れなかった虫たちが一斉にいなくなるんです。本能でしょうか?

長男が産まれた年
長男が産まれた年

平成7年というと長男が産まれた年です。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と続いた年ですが、3月ってまさにその後者の事件が起こったときです。鈴木都知事だったんですね。

このときから19年が経過しましたが、そんなに経ったとは思えないほど、大震災も事件も、生々しく記憶に残っています。

さて、以前紹介したこの場所も。

長いシングルトラック
長いシングルトラック

この川の支流を緑道化したものでした。今日が最後で、今後なかなか来る機会もないと思います。

わずか2ヶ月ほどでしたが、いろいろあった中で、冒頭のナポレオン・ヒル博士に、そのほか関わったいろんな人に、場所に、通勤コースに、天候に、そしてMTBに、本当にお世話になりました。すべてのことに感謝を込めて、6月からの活動を再開したいと思います。