すごい

Scott CR1 Teamを取りにいってきました。受取前にCateyeのサイクロコンピュータを購入し、それも取り付けていただいての引き渡しです。夜間に町中を走らなければなりませんので、新車引き渡し時の基準に基づき、リフレクターなどもすべて取り付けています。写真では前輪のリフレクターがすごく反射してますね。

引き渡し時に、CR1のポジション出しを行うことになりました。実際に乗りながらのサドル高決めです。量販店なので、Bianchiを購入したときのような、体のメジャーリングや厳密なセッティングは行っていません。それでも、乗った瞬間にわかったのがCR1の素性の良さ。入門機であったBianchi ML3に初めて乗ったときとは明らかに異なります。あの時はあの固さにビックリしましたけど、CR1はすごくシルキー。

ショップのスタッフの方はとても丁寧な方で、カーボンモノコックバイクが初めての私にいろいろなアドバイスをしてくださいました。最近MTBばかりで結構手荒に扱う癖がついているので、このバイクも段差を平気で落としてしまったりして…。超軽量フレームなので、扱いに十分な注意が必要となるようです。

今日は雨。私が新車を取りにいくときはよく雨が降ります。Prophtのときもそうでした。ペダルはCrankBrothers acid(2)。久々のロードだし、ブレーキも左右逆なので、安全性も考えてサドルは1-2cm低めの設定で乗って帰りました。

私はあまり高価なロードバイクに乗ったことはありません。以前、Cannondale Synapse Carbonに乗せていただいてそれなりの感動はありましたが、コンフォートロードバイクに分類されるものなので、普段乗っていたBianchi ML3の様な「いかにもロードバイク」的なバイクとはまた違った乗り物という印象を受けたことも事実です。

CR1 Teamというラインナップはもはや中級グレードのロードバイクなんですが、これまで乗ってみてこれほどインパクトを受けたバイクはなかったと思います。

まずは、今まで私が乗ってきたロード系バイクとの比較です。

このバイクは持ってみた感じも非常に軽いのですが、乗車してみても漕ぎ出しがめちゃくちゃ軽い。そんなに一生懸命漕いでいないのにぐんぐん加速します。入門アルミ機のBianchi ML3は初めて乗ったとき、さほど漕ぎだしが軽いとは感じず、またすごく固さを感じました。それにかなりの「怖さ」もあったことを記憶しています。

それに対して、CR1にはガチガチ感がなく、不思議と怖さもありません。やたら「安定している」感じなんですね。全部振動を拾うようなML3に対し、CR1は非常にシルキーな乗り味となっていました。ML3はカーボンフォークだったのに、その恩恵を感じることはほとんどなかったです。私と同じML3のオーナーの方がネットに公開していた感想を以前に見たことがありますが、工事中の明治通りや山手通りを走るのはつらい、みたいなことが書いてありました。実際私も山手通りを走って閉口したことがあります。CR1ではまだそういう場所を走っていませんが、おそらくそういうことはないでしょう。

ML3の前に乗っていたカーボンフレームのMiyata Alfrex Carbonは少し柔らかかった(若干剛性不足)ような記憶もありますが、CR1については同じカーボンフレームでもそういう柔らかさは感じません。Alfrexは若干加速感が不足していたかな。

加速感といえば、Alflex以前に乗っていたクロモリフレームのDioss号がすばらしかったと記憶しています。これはもともとロードバイクではなく、スポルティーフでしたが、私がロード的にカスタマイズしていました。鉄なので重さはありますが、振動吸収もよく、環七とかで時速70kmまで上げても破綻はしませんでした。

Alfrexでは時速70kmまで上げるのが難しかったのですが、時速50kmくらいでは安定していました。

Bianchiは時速70kmを超えるスピードでは振動がかなりあって、ちょっと怖かったですね。このバイクでは時速90kmを超えたことがありましたが(サイクロコンピュータのエラーかも?)、あのときの振動はすごかった。小石に乗り上げただけでも即死と思いました。

CR1はカーボンフレームなのですが、Dioss号のような加速感もあれば、Alfrex Carbonよりシルキーな感じで、明らかにML3 + カーボンホイールの乗り心地を上回っていました。以前乗ったCannondale Synapseに似ています。サドルが若干低めだったので、前傾もきつくなくコンフォート的に感じたのかな。

そして、いったん上げたスピードを維持しやすいとも思いました。ホイールスペックが結構低めということも逆に幸いしているのかもしれません。今日は残念ながら雨だったので、控えめのスピードで走りましたが、5km強の距離を走って自宅まで帰ってみたら、38.5km/hが最高スピードになっていました。たぶん、200m程度の坂のところで無意識に出ていたスピードでしょう。ちなみに、Bianchiの初乗車時にはこの坂で41.0km/hが出ていたようです。このときは好天でした。

CR1にはShimano 105グレードのパーツがアッセンブルされています。Bianchi ML3はCampagnolo Veloce/Mirageクラスのパーツがアッセンブルされていました。これらの操作感はかなり異なります。まず、ML3はブレーキが左前、右後の構成となっていました。これに対してCR1は右前、左後です。ML3以後、私はすべてのバイクを左前、右後に合わせてきたので、これは結構やりづらい。どこかで張り直さなければ、と思っています。

また、体格に対して比較的手が大きいと思われる私は、Campagnoloのブラケットはぴったり感があったのですが、Shimanoのそれは若干小さめに感じましたね。ただ、ハンドルの下側を握ったときは、Shimanoのほうが指に余裕があり、コントロールがしやすいように感じました。デザインもやはり、Campagnoloのほうが好みです。レバーの上のでかい頭、なんとかならないものでしょうか…。でもここを握ることもできるみたいです。ですから、ポジション変更という点ではShimanoのほうが選択肢が一つ多いことになるのでしょう。

シフトのスムースさではCampagnolo Veloce (2004)より、Shimano 105 (2008)のほうが上のような気がします。もちろん、年式が新しくなってCampagnoloも性能改善している可能性がありますが、Campagnoloはシフトケーブルも折り曲げるようにハンドルの中に折り込みますから、シフト感の軽快さでは若干不利かもしれません。

今のところ、変速系(レバー、ディレーラー、チェーン、スプロケット)には全く不満を感じません。しばらくは変更せずに、このまま乗り続けることになると思います。余裕が出たら、ML3で使っていて気に入っていたCampagnoloへの換装も含めて検討しようと思っています。でも、Shimano ⇒ Campagnoloの変更は、全変速系からホイールまで、すべての影響を与えてしまうから、ほぼ全パーツ交換となってしまい、10-20万という単位で費用がかかります。場合によっては、今回の車両購入費用と同等以上の出費になるでしょう。段階的に変更するなら、Shimanoを使い続けるのが現実的なのでしょうね。

ブレーキはCampagnoloのほうがよく効くように感じます。Shimano 105はもっとソフトな感じがしましたが、途中結構雨に濡れたので、コンディションが良かったらもっといい感じだったはずです。

でも、プロが調整したブレーキの調子は完璧ですね。私が自分で設定をいじるとき、一番難しいのがブレーキのセッティングです。どうしても微妙なズレが生じて、ブレーキタッチが非常に悪くなったり、コントロールしずらくなったりしてしまうのです。

ホイールはMavic Aksiumという低価格帯のものなので、インプレッションなどを読むとフレームとのバランスが悪い(劣る)ようです。私にはそれが全然わからなかったですね。ML3のときのように、いきなりカーボンホイールとかに変更すると、またはっきり違ってくるのでしょうけど。スポークの影響でしょうか、風切り音がかっこよかったですよ。バイクの性能はホイールの変更で激変するので、余裕ができたらまた検討することにしましょう。ただ、やはりメンテナンスではチューブラーよりクリンチャーのほうがいいので、カーボンではなく今度はアルミを選ぶかもしれません。ブレーキもアルミリムのほうがコントローラブルですからね。

タイヤはHUTCHINSON製。MTBのJekyllでしか使ったことがなかったですが、走ってみた感じはなかなかいいです。

サドルは私にかなり合っていますね。Ransomの場合は(上体が起き気味ということもあって)結構お尻が痛かったのですが、このバイクにアッセンブルされたサドルはそれがないです。MTBにも合うんじゃないかな。

とりあえず、今の私の使用目的からすると、トータルバランスがやたらといいバイクです。パーツ構成を変えると軽く6kg台のバイクを作れるのだそうですが、ヒルクライムに出たりレースに出たりしないかぎりは、そこまでの必要はない気がします。

たった5km走っただけの感想ですけど、非常に気に入りました。これからつぶれるまで乗り倒すことになるでしょう。しかし、Bianchi ML3にも一刻も早く戻ってきてほしいです。