ペン習字

日ペン

日ペン

昔から多趣味と言われていますが、体育的な趣味以外で力を入れているのがペン習字です。

もともとの自分の字が気に入らず、なんとか矯正してきれいな字をかけるようになりたいと常々考えていました。東京に来てから書店で購入した書き込み式練習帳を使って最初の練習が始まりました。

たぶん最初に練習したのは、こちらだったと思います。

ボールペン字の基礎練習―美しい字は一生の財産

ボールペン字の基礎練習―美しい字は一生の財産

私が練習したのは1985年版で表紙デザインが異なりますが、著者、タイトル、サブタイトルが同じなのでおそらくはほぼ同じ内容なのではないかと思います。今、開いてみると、ほぼ全項目私によって書き込まれていますので、おそらくかなり真剣に練習していたのですね。

この書籍での練習が終わったあと、おそらく富谷栄三郎先生の書き込み式書籍で練習したと思います。ですが、当時使っていた教材が見つからないので、どの書籍だったかは分かりません。また、発見はできていないのですが、おそらく日本ペン習字研究会の元会長で、その会のペン字の原型を定めたとされる三上秋果先生の教材でも練習した記憶があります。

日本ペン習字研究会の文字は自分に合っているなあと思っていました。強いて挙げれば、ひらがなの「え」の字形が学校で習ったものと違うなあ、という違和感はありましたけど。

さて、これまでのペン字関係の書籍の中で、最も衝撃を受けたのが、下記の書籍です。

これだけ知れば字は必ずうまくなる―たちまち効果の上がるこの秘訣 (1981年) (ムックの本)

山下静雨先生は、前述の三上秋果先生のお弟子様なのですが、おそらく古本屋で購入したと思われるこの書籍は背中に稲妻が落ちたかというくらいの衝撃を受けた記憶があります。崩しと連綿が半端ではなく美しく迫力があるのです。残念ながらこの書籍は友人に譲ってしまい手元にないのですが、その後再版された版を購入したものが手元にあります。残念ながらこの改訂版は、裏表紙の次のページくらいにあった書のサンプルが掲載されていません。それもものすごかった記憶があるのです。おそらく初版だったと思いますが、機会があったら改めて入手したいと思っている書籍です。

このように独学で練習していたのですが、それでは上達に限界があります。ちょうどその頃社員になったのをきっかけに、その会社で推奨、受講費補助をしていた通信教育のペン字に挑むことにしました。お手本は比較的日本ペン習字研究会の字形に近いと感じたのですが、それでも当時最強と思っていた山下静雨先生の手本と比べるとかなり落ちる気がして仕方がありませんでした。ただ、先生が添削してくれるのはありがたかったですね。

山下先生の本はほかの先生と比べると少なかったのですけど、ほかの多数書籍を出しておられる先生と比較してもずば抜けているように思われました。その後しばらくは、一番お気に入りの山下静雨先生の書籍が私のペン習字のお手本となっていました。

その後、結婚して少しお金に余裕が出来たとき、妻に頼んで「日ペンの美子ちゃん」(がくぶん/日本ペン習字研究会)を申し込んでみることにしました。山下先生の師匠である三上先生が遺された字形を学べるのですから。でも、届いたテキストはとても古くさいものでしたね。市販のテキストと比べるときちんと開くので書き込みやすくて重宝しましたが、もうちょっとノウハウをわかりやすく説明してくれたものならなあ、という不満もありました。一応これを完了して、5級だったかな? 一応認定証をいただきました。その後「ペンの光」の教書に参加していたのですが、なんかモチベーションがわかなくて、たぶん7級くらいで終わってしまったと思います。

その後、お手本としてよく使うようになったのが、日本ペン習字研究会の現会長、田中鳴舟先生の書籍です。田中先生が引く線の美しさはおそらく比肩するものがないレベルではないかと思います。素人の人でも比べてすぐに分かる違いだと思いますね。

日ペンの美子ちゃんのボールペン字練習帳―書き込み式

日ペンの美子ちゃんのボールペン字練習帳―書き込み式

これは通販ではなく市販ですね。書き込むのがもったいないので、別の用紙で練習しています。こちらは楷書しかなく、連綿や行書の崩しはありません。田中先生はくずし字の書籍も出しておられるので、そのうち購入しようと思っています。

知識ゼロからのつづけ字・くずし字の書き方

知識ゼロからのつづけ字・くずし字の書き方

この書籍はまだ購入できていませんが、書店でかなりじっくり立ち読みしています。いずれ必要となるので近いうちに購入したいと思います。それより、最近まとめて3冊購入した山下静雨先生の書籍の練習を終えなければならないので。

読むだけで身につく字をうまくみせるコツ (宝島社新書)

読むだけで身につく字をうまくみせるコツ (宝島社新書)

渡辺萩渓先生の字形は本当に「お手本」という感じでとてもしっかりしていて、線も非常にきれいです。トータルでは一番好きかもしれませんが、残念ながら渡辺先生の本はこの一冊しか見つけることができません。柏のほうで教えていらっしゃるようですが、通えないし…。そんなこともあってこの貴重な本は常に私のバッグの中に入れています。新書で小さいし。くずしや連綿も山下静雨先生に次いで好きですね。

そして、本当につい最近ですが、ものすごい本と出会いました。

恥をかかない 手書きできれいな字が書ける本

恥をかかない 手書きできれいな字が書ける本

こちらは日本ペン習字研究会系統の先生ではありません。実際、お手本の字は私は好きではなく、この書籍をお手本にして練習しようという気持ちは今のところないです。ですが、この書籍は、今までのペン習字教本がおざなりにしてきた核心が余すところなく書かれているのですよ。どの書籍にもペンの選び方や持ち方は教示されていますけど、これらの情報だけでは正直分からないのです。ペンの持ち方については、ネットで検索すると多数ヒットして、多くの方が悩んで試行錯誤していることが分かります。それくらい情報がないんですね。

ところがこの本、ペンのタイプと選び方や文字の大きさとペン先の太さの関係など、事細かに解説されているのです。ペンの持ち方にしてもどういう力の加え方をするか、骨格の関係で指が長目の人はどうするか、などいままでの書籍には全くなかった観点でした。

それに加え、縦線を引くときにどの指をどう動かして、横線を引くときに手首をどう動かすかというようなところまで書かれています。運筆に関する解説は今までいろいろなところで見ましたが、指をどう使うかなんて書いたものを見たことはありません。これは大きな転機になりました。

最近、持ち方や力の加え方についていろいろな疑問が重なり、ちょっとしたプラトーになっていたので、本当にいいタイミングでいい買い物ができたと思っています。

今練習しているのは、これらの書籍です。

きれいな字が書ける「魔法の下敷き」付き たった5日間で字がうまくなる本

きれいな字が書ける「魔法の下敷き」付き たった5日間で字がうまくなる本

これ、古本だったのですでに一部書き込みがしてあります。残念。今度新品で買い直そうかと思っています。

こちらは山下先生のお弟子さんの著作。でも、練習を始めて分かったことですが、とても5日間では履修できない内容です。1日目のカリキュラムを5日経ってもまだやっていますから。もう一冊新品を買うなら書き込んじゃってもいいですね。

字がうまくなる書き込み練習帳

字がうまくなる書き込み練習帳

そして、山下先生の書き込み式練習帳。しかし、これはあまりできがいいとはいえません。

もともと山下先生の書籍は「練習帳」は少なく、ノウハウをまとめたものばかりでした。その先生が練習帳を出されているということで買ってみたのですが、内容は以前のノウハウ本の焼き直しです。なので書き込み式としては最適化されていない感じがします。

ここで紹介した以外にも、相当数の書籍、練習帳を所持しています。通販のテキスト(実は日本ペン習字研究会以外のテキストを古本屋で購入したものもあるのです)まで加えると100冊に届いてしまうのではないでしょうか?

独学者の利点としては、贅沢にいろいろな先生の手本を選ぶことができることでしょうか? 先生に師事してしまう、そこは難しい部分がありますよね。

残念ながら私の実力はまだまだ。どうしても日ペンの字に近づいていきません。すぐに自分の字と分かります。さらにマニアックに頑張っていこうと思います。

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