心肺蘇生

5月 31, 2010 in エクササイズ, ヘルス&フィットネス

心肺蘇生:胸押し続けて 人工呼吸しなくても効果 … 京大

今週今秋には国際指針ですか。心肺蘇生法の普及を考えるに、これは朗報だと思います。

私自身は20代より運動指導をしていて、幸い私が指導中の人が心肺停止に陥ったことはありません。しかし、窒息のリスクが大きいプールでは心肺停止事例があって、心肺蘇生の訓練を受けた同僚インストラクターの素早い処置ですぐに回復した、ということはありました。私の後輩インストラクターは山中での競技合宿に参加した際、心肺停止に陥った体重100kgを超える男性登山客に心肺蘇生を施した体験を話してくれました。人形(ダミー)と実際の人では感触が違いすぎてかなり戸惑ったこと、人工呼吸でも最初は空気が入っていかなかったこと、山中だったので救援が遅れ、長時間にわたって部員全員が交代で行ったため、口がかなり腫れてしまったことなど、とても参考になったことを覚えています。

私も運動指導をしている間は常に覚悟をしていますけど、現場に遭遇してしまうと練習のようにスムースにできるかという不安はあります。

私は3団体の資格をとったことがありますが(健康運動指導士・健康運動実践指導者内の講習を除く)、たぶんその3団体目の講習会のときだったと思います。講師の方が参加者に対して極めて現実的な問いかけをされました。

「あなたが試験に合格して、この資格を取得したとします。そのあなたの目の前にホームレスの方が心肺停止状態で倒れていました。あなたはどう行動しますか?」

建前では「それはもちろん、すぐに救助します」と回答したいところでしたが、本心では「それは…。無理かもしれない」という思いがあり、私自身は即答できませんでした。

講師の方は「躊躇するのが当たり前。でもなんとか助ける勇気を持ってほしい」というような回答をされました。そのひとつの提案が「蘇生マウスピースを持ち歩き、それを使って人工呼吸を行うこと」でした。しかし私も含め、多くの人がやはり戸惑うのが現実なのではないでしょうか?

ただ、上記が伝えるように心臓マッサージのみの施術でも脳機能の回復が同等ということであれば、かなり敷居が低くなります。覚えるべき技術が少なくなることで、必要な技術により大きな注力ができることで精度も上がることでしょう。私自身もこの新しい方法の習得しに行こうと考えています。

まだ私自身は施設を持っていませんけど、将来定期的に自前の施設で運動指導を行うような場合にはAEDの設置も必要になるでしょう。まだまだやらなければならないことはたくさんあります。

このような技術の習得によって、自分の大切な人の命を救うことになるかもしれません。少しでも広い普及を期待しています。