富士見パノラマリゾート体験(1)

もう2週間も前になってしまうが、9月23日、Hさんの薦めでMTBのトレイルライドにチャレンジしてみることにした。彼は私より年齢は少し上だが、とても若く見える。今日日の子供たちよりずっとエネルギッシュで元気な人だ。

行き先は富士見パノラマリゾート。私は免許を持っていないので、移動はHさんにすべて任せっぱなしだ。本当に申し訳ありませんでした!!

現地に到着すると、Hさんと顔見知りのMさん、Mさんのご友人と知り合った。MさんはMTB、アウトドアの経験が豊富で、貴重な存在だ。ご自身でもWeb、メーリングリストなどで活躍されている。

皆さん、山で走る装備をきちんとされていて、バイクも自前だが、私は自宅でロードに乗っているときに使うヘルメット、グラブ、風防グラスを持ってきただけだ。肘、膝のプロテクターはHさんにお借りした。

皆さんの準備が整ったところで、私はMTBを借りに行くことにした。一番いいものは壊れてしまっている、ということで2番目のグレードのものを借りた。前後にサスペンションがついたシュインというメーカのMTBである。

乗ってみて気づいたのだが、音がガタガタとうるさい。どうも調整不足を感じてしまう。何度か走った後にHさんが指摘したのは、ブレーキの調整が非常に甘い、ということ。Hさんがレンタルの店員に主張して調整してもらい、多少はよくなったものの、まだまだ甘い。もしかしたら、私のような初心者が前輪をロックしてしまい、前転することがないように、という配慮なのかもしれないが。Hさんのバイクは人差し指1本でコントロールできるのに、私のバイクは2-3本指が必要な感じであった。

さて、私は全く初めてなので、数百メートルのDコースというところから始めることにした。ベテランの皆さんも初心者の私につきあってくださった。
まず、Dコースの一番上まで、バイクを押して上ることになる。コース全長は115mだそうだ。高低差は10mくらいあるのだろうか?
それでも上から見ると結構怖い。
Mさんが、クランクを地面に対して平行に保ち、おしりを後ろに引いた姿勢をとること、本来は前、後ろ五分五分の力でブレーキをかけるところ、今日は後輪を強めに、というアドバイスをしてくださった。
その後、Hさん、Mさん、Mさんのご友人が次々と下り始める。私も覚悟を決め、ゆっくりと下りた。距離は短いが最近では感じたことがない緊張感だ。
非常にゆっくりではあったが、何とか無事に下りることができた。

もう一度上って、2回目の練習を行うことにした。
今回は、私の後ろをMさんが走りながら
「コーナーの出口を見てください! 」
と指示。その通りにすると、不安もなくスムースに曲がることができる。ロードバイクに乗っているときは気をつけていることでも、MTBになってみると勝手がわからない。このアドバイスは、このあとCコースを走るときに非常に役立った。

この2度目の下りは恐怖感はほとんどなかった。
「もうCコースでも大丈夫ですね」
と、何気なくMさんがいう。

ちょっと怖かったけど、どきどきして早く走りたい気持ちになる。Hさんではないけど、少年時代に戻った気分だ。

乗り心地

一昨日に取り付けたサドルの乗り心地を早速試してみた。

最初に乗った感触は「やっぱり固いな」という感じ。それでも、慣れるとそれほど気にならない。
車重が300gとはいえ軽くなったことが関係しているのかどうかわからないが、普段より楽に走行できたような気がする。普段、時速30km/h後半で走る道を40km/h前半で走っても、極端な疲労はなかったのである。

ただ、固い板の上でおしりが動くわけで、ときどき座骨とサドルに挟まれた筋肉が「ゴリッ」と音を立てるような感触がある。

もともと、こんなサドルはレース用のものであり、おしりにパッドが入ったレーサーパンツをはいて乗ることが前提になっているのだろう。私はレーサーパンツを持っておらず、普段着でしか乗ることがないので、もしかしたらミスチョイスかもしれない。同程度の重さのクッション付きサドルもあったので、そちらを検討すべきだったかも。

とはいえ、さほど不快感が強いわけではないので、もうちょっと慣れるまで結論は出さないでおこうと思う。

パーツ交換

ネットで情報を調べてみると、私の愛車Bianchi ML3 Veloce Mixは同じ価格帯の他のバイクと比較すると重めのようだ。
購入時、店員さんが8.9kg程度といっていたが、その後ペダルを装備し、私の体の大きさに合わせてフレームサイズが一回り大きくなり、スピードメータ、ヘッドランプ、テールランプを取り付けたことにより現在は実質10kgくらいある。
私は町中を走ることが多いため、ストップ・アンド・ゴーが頻繁だ。このことから、もう少し軽めのほうが扱いやすいのではないかと思う。少し軽量化を図ってみたくなった。
そこで今回は、ネットオークションで、シートポスト(サドルを受ける柱)とサドルを探してみることにした。これらは比較的車重に影響を与えやすい部分だからだ。
早速、カーボン製の152gのポストと、同じくカーボン製の125gのサドルが見つかった。別々の出品者だったが、この2つを組み合わせればかなりの軽量化になりそう。
オークションサービスに新しい入金システムがあったので、それを利用することにしたが、私としたことが送金金額総計を入力しなければならないところ、誤って送料だけを入力してしまった! すぐに気づいて、出品者にお詫びし、落札金額については銀行口座より入金することを伝えた。

どちらの出品者の方もショップの方のようで、対応は迅速だった。シートポスト側は落札の翌日に商品が届いたので、あまりの速さに驚いたくらいだ。サドルのほうも、その翌日には届いたので、決して遅くはない。

上の写真の左側が完成車についていたもので、右側が今回落札した商品の組み合わせである。
左側が600gあるのに対し、右側は300g程度ということで、今回の交換だけで300gの軽量化に成功したことになる。
クッションの効いたサドルから、カーボンのカチンカチンに硬いサドルに変更することでおしりが痛くなりそうだが、シートポストも含めて振動吸収性の高いカーボンなので、なんとか行けるのではないかと楽観視している。
明日早速走って、試してみよっと。

さすがは

少し前、ロードバイク(Bianchi ML3 Veloce Mix)をきれいに洗車し、ハンドルのバーテープもかなり傷んでいたので、新しいものと交換した。
友人が来たとき、「新車みたい」といってほめてくれたのだが、その後初めての乗車で転倒してしまった。なぜか、私が自転車をきれいにすると、その直後大雨が降る中を走行しなければならなかったり、転倒したり、ということが多かったのだが、今回は後ろ側の変速機を地面にぶつけてしまったらしく、変速がうまくいかなくなってしまったのだ。
変速機(リア・ディレーラー)そのものにもひっかき傷ができてしまっているが、どうも変速機を取り付けているハンガーという部品が内側に曲がってしまっているようだ。上から見ても変速機のプーリーが内側に入り込んでしまっているのがわかる。
強引に手で戻そうとしたが、残念ながら、完璧な状態には戻らない。:sad:

そこで、購入した自転車屋さんに持っていって修理をしてもらうことにした。
スタッフの方に自転車をエレベータであげてもらうとき、できればチェーン交換もしたいと思い、彼に希望を伝えた。
しかし彼は、自転車を一瞥し、「ああ、まだ大丈夫だと思いますよ。」という。よく見もしないで大丈夫なのかな、と不安になる。実際にチェーンが伸びている兆候はたくさんあるので、そのチェックもしてもらいたかった理由を伝えると、どうもカンパニョーロ・レコードのチェーンの在庫がない、という事情が背後にあるらしい。
私はそのまま自転車を彼に預け、夕方取りに戻った。
担当の人は他のお客さんを接客していたので、別の人に引き渡しをお願いすることになったのだが、どのような修理を行ったのかの説明がない。私のほうから聞いて明らかになったのだが、どうやら曲がっていたハンガーの部分は確かに修理してくれたらしい。そのほか、クランク部分の増し締めやBBというクランクの回転軸の部分の点検などもしてくれたらしい。

引き渡しをしてくれたスタッフの方は、エレベータから自転車を下ろすとき、カンパニョーロ(Campagnolo)のブレーキについていろいろとほめてくれた。カンパのブレーキはシマノのように、ブレーキレバーそのものが変速シフターとして機能することはないので、非常に安定しているのだ。また、グレードが低いブレーキアーチでも、たわみが少ないとのこと。

そして、修理とメンテナンスを無事終えたバイクに乗ってみた。
驚いた。変速の決まり方については、フロントをアウター、リアをローにした状態については、完璧なものではないとはいえ、修理前の状態よりははるかに良くなっていた。最近、リアの多段化が進んでいるので、上記の組み合わせで完全なコンディションを作るのはかなり困難らしい。購入当初からそうだったくらいだから。
なにより驚いたのは、こぎ出しの軽さだった。それは、乗ってすぐに感じられるレベルであり、私がメンテナンスしたあとのコンディションをはるかに凌駕していた。これは、クランク周り、BB周りの調整で得られた効果なのだろうか?
もう一つ、リア・ディレーラーによるギアチェンジが非常に軽くなっていることにも驚いた。新品のときもこんな軽さだったのだろうか?私のメンテナンスがいい加減だったため、知らず知らずのうちに重くなっていたのか?カンパは以前使っていたシマノよりギアチェンジに必要な力が大きい、と感じていたが、今回のメンテナンスでそうともいえない気がしてきた。

こうなって感じるのは、「さすがはプロ」ということだ。修理で元通りになるだけでなく、より「乗りやすく」なって3,000円。やはり定期的にプロに見てもらうことは必要なことのようだ。

ヘッド分解

また私のロードバイク、Bianchi ML3 Veloce Mixが異音を出すようになってしまった。
しかし、今度はサドルではない。ハンドル周りから聞こえる。前輪のブレーキをかけて前後に揺すると、カキカキと鈍いクリック音がする。
ヘッドがゆるんだか? ヘキサゴンレンチで締めてみたが、変わらない。いよいよ修理に出すしかない、と思ったが天候は雨。
できる限り自分でやってみようと、ヘッド部を分解してみた。すると、ヘッドパーツのうち、ヘッドチューブの上部にあるほうはきれいだったが、下部はかなり汚れてしまっていた。
しかも、フォークを抜いてみると、なんだかカツオブシみたいな金属の削りかすがいくつも出てくる。そんなに大きいものではないが、ハンドルの動きには結構影響があっただろう。

ヘッドパーツはヘッドチューブの中に食い込んでいるため、専用工具を持たない私にははずせなかったが、汚れている部分をクリーニングしたあと、グリスを外側からたっぷり塗りつけた。

その後、試行錯誤しながら組み付けたが、とりあえず前輪を固定して前後に揺すってもクリック音は出なくなった。
ヘッドもときどきメンテナンスしてあげないとだめのようだ。

しかし、以前乗っていたMiyataは6年以上乗ってもこんな音が出ることはなかったのに…。ロードバイクもいろんな部分で仕組みが変わって、デリケートになってきているのかな?

final stage

ツール・ド・フランスの最後のステージが終了。

アクティブ!スポーツのメニュー画面に小さな画面が常に表示されてくれていたおかげで、ゴールの様子を見ることができた。

しかし、ついにランス選手、前人未踏の6連覇を達成! おめでとう。彼は7月半ばを過ぎてからは鬼神のような強さを見せつけていて、総合首位に立ってからは、2位との差をどんどん広げ、19日目のタイムトライアルで総合勝利を確実にした。
今回のツールの3,391kmのランス選手の平均速度はなんと40.553km/hだそうで、昨年彼自身が記録した40.940km/hに次いでツール歴代2位だそうである。超人としかいいようがない。

これだけの成績を残せるのだから、来年は7連覇を目指してほしいものだ。

すこし見える

本日は、ツール・ド・フランスの最終日。ランス・アームストロング選手の6連覇はほぼ確実になっている。

私が持っているHDDディスクにCS放送のチューナーが入っているのを思い出して、アクティブ!スポーツ チャンネルを受信してみた。
すると、画面に各スポーツの様子が小画面で放送されており、ツール・ド・フランスも常に表示されているではないか! このサービスに加入していれば、その画面を選びさえすれば全画面表示になるのだが、もちろん、受信契約をしていない私は見ることができない。

画面が1/16サイズと小さく、音声は出ないが、それでも現在の様子はある程度つかむことができる。最終日は、みんな和やかにしゃべりながら走っているようだ。

まだ100km強残っている様子。今日出走した全選手が無事にゴールできますように。

ツール・ド・フランス

7月20日、深夜の時間帯にフジテレビ系で「ツール・ド・フランス」の前半戦の様子を伝える番組が放送されていた。
思えば、10年ほど前、ミゲール・インデュライン選手が連覇をしているころは、総集編という形ではなく毎日のように放送されていた。現在ではJ SPORTSが中継しているのだが、現在のところ私は受信設備を持っていないのでこれを見ることができない。
ヨーロッパにおいて自転車競技はサッカーに次ぐ人気だと聞くが、日本での人気が伸びないのは残念である。よくよく考えればヨーロッパでは自転車の走行環境がよく整備されているのに対し、日本はどこを走ればいいのか、その立場が非常に曖昧なので、当たり前なのか…。
自転車の他の乗物に対するエネルギー効率の優位性、自動車から自転車への振り替えによる環境問題の改善などに対する理解が深まれば、日本の環境問題対策はより具体的になるのに、と思う。現状のままでは未来に宿題を残すだけだ。その宿題が取り返しのつかないものになる前に、早急な対策が必要だと思う。

さて、今年のツール・ド・フランスであるが、アメリカのランス・アームストロング選手が6連覇を達成するかどうかという点に注目が集まっている。現在までの記録は5勝、もしくは5連勝であり、ランス選手が優勝するとこれらの記録が更新されるわけだ。ランス選手は生存率の低いガンから不死鳥のように復活したことでも知られている。
主催する側も、新記録をアメリカ側に持っていかれるのはあまり望んでいないようで、今年のツールのコースはランス封じを意識して設定されているといわれる。こういった場面をランスやUSポスタルのチームメイトがどのようにかわしていくのかも見物だ。

20日、ランス選手はついに総合首位に立ったようだ。その強さには脱帽せざるを得ない。
もちろん、この過酷な大会はまだ終わったわけではない。最終日までにランス選手が事故に巻き込まれないとの保証もないし、体調を崩さないとも限らない。また、2位には好調のバッソ選手もつけている。彼は、ランス選手の調子が悪ければ積極的に優勝を狙う、と公言している。また、ランス選手もバッソ選手のことを優勝を争う選手の筆頭にあげているようだ。

残りの日程でこのレースがどう動くか楽しみだ。

ペダリング

2月末にロードバイク Bianchi ML3 Veloce Mix(以下、ML3)を購入して以来、私はずっと普通のシューズで乗ってきた。
しかし、ロードバイクにもともと付属しているペダルはバインディング用で、シューズとペダルを結合するタイプのものだ。このバインディング機能を利用すると、ペダルを踏むときだけでなく、引き上げるときにも力をかけられるようになり、ペダリングの効率が高まる。体幹・下肢の筋発達の面でもバランスがとれ、より好ましい。
逆に、その機能を持たない普通の靴で乗るのでは、そのペダルの長所を生かすことができないばかりか、靴を安定させにくく効率の面で不利になるとも考えられる。
もちろん、私としてもバインディングペダル・シューズを利用するつもりではいた。
実は、ML3以前、Miyata SAR ALFREX Carbonに乗っていたときにも、ロードバイク用のシューズ+バインディングペダルを利用していたことがある。ただ、シューズの底、拇指球(親指の付け根の膨らみ)の部分に大きいクリートという部品(Shimano製)をつけるため、その非常に歩きにくいこと! バイクに乗るだけだったらベストかもしれないが、目的の場所に移動した後、そのまま歩いたりすることには全く適していなかった。さらに、一度車道で信号待ちをする際にペダルからシューズを外すのに失敗し、車道側にコケそうになってしまったことがきっかけで、残念ながらあまり使わなくなってしまったのだった。
ML3を購入した後、このシューズのクリートをShimano用からLOOK用に付け替え、一度だけ乗ってみたことがあった。やはり、歩きづらい。そのうえ、購入して時間が経ってしまっていたせいか、靴底がバリバリと剥がれてしまったのである。
こんな事情があって、ほぼ4ヶ月間「普通の靴」で乗り続けることになったわけである。その間、スポーツ車のペダルをいろいろと調べていたのだが、今付属しているロード用のペダルと対応シューズでは、
「普通に歩けるシューズ」
を求めるのは無理に等しいことがわかった。となると、選択肢はMTB用のペダル・シューズしかない。このタイプだと、クリートが小さく、シューズの底のへこんだ部分に隠れてしまうため、底に出っ張ることはないのだ。
そこで、このMTBペダル・シューズの組み合わせ、という方針を固め、自転車を購入したショップへ出かけたのである。
ところが、この日の店員さんの応対は決してほめられたものではなかった。最初に声をかけた店員は明らかに面倒くさそうな対応をしているし、「別の者に引き継ぎしました」といいながら引き継ぎ対象の店員も紹介してくれない。その後待っていても、引き継ぎを受けたはずの店員もやってこない。自転車本体のようにまとまった額の取引になる場合だけ力を入れて、それ以外の対応はなおざりにされているように見えてしまう。
近くにいた店員に改めて声をかけると、この彼は一生懸命に対応しようとしてくれているようで、多少救われた感じがしたが、若干商品知識に乏しいようで、私の意図があまり伝わらなかったのが残念だった。
このショップでの購入をあきらめ、後日別のショップへと出かけた。晴海トリトンにあるそのショップは私の自宅からは少し遠いけれども、以前何度か利用したとき商品説明が丁寧だったことで好印象がある。
今回も応対は丁寧だった。対応に出た店員さんはまだ勤務歴が短い人らしく、商品知識は今一つだが、先輩社員と思われる人がきちんとフォローしていた。
結局こちらで、通常MTBに取り付けるSPDというタイプのペダルと、それに対応したシューズを購入することができた。シューズは実際に履いてみると拇指球の部分が持ち上がっている感じがして、普通のシューズとは感触がずいぶん異なるものの、ロード専用のように滑ることはなく、極端に歩きにくくはない。

自宅に帰り、早速ペダル交換の作業にとりかかる。
まず、ヘキサゴンレンチを使って現在ついているLOOK製のペダルを外そうとした。しかし、びくともしない。
さらに、スパナを使って外そうとしたが、短すぎるため十分なトルクをかけられない。私が持っている工具ではまず交換は無理である。
阿佐ヶ谷のショップが21:00頃まで営業をしているのを思い出し、ペダル用レンチを購入すべく閉店間際に駆け込んだ。ここには豊富な工具が揃っており、ペダルレンチも複数メーカーのものが置いてあった。私はトルクをかけやすい十分な長さと、握りやすいグリップを持つ中間価格帯のレンチを選んだ。
まもなく、自宅にてペダル交換の再開。さすがに専用工具だけあって、あっさりと抜けた。
次に新しく購入したSPDペダルを取り付けた。今までのペダルと比較するとかなり小さく、メカがむき出しなのでちょっと違和感がある。あまりにも小さすぎるので、これに普通の靴で乗るのは前のペダルよりずっと大変かもしれない。
最後に、シューズに専用のクリートを取り付ける。このクリートがSPDペダルのクリップにはまって、シューズとペダルを一体化させることができるわけだ。
クリートの位置は何回か微調整をしながら決定していった。ポイントがずれていると、ペダリングの効率を落としたり、膝などの関節を痛めたりする可能性もあるためだ。
ペダルのクリップの強さは、慣れないうちの安全性を考慮し、すぐ外せるように最弱の状態にセッティングした。
以上、一通り取り付けが終わったのであとは実際に乗ってみるだけである。

クリートをつけたシューズで歩いてみる。靴底のへこんだ部分に取り付けてはあるのだが、若干は地面に触れてしまうようで、ちょっと音がする。それでも、ロード用と比較すると露骨に出っ張っているわけではないので、不自然な歩き方にはならない。
次にML3にまたがり、右足をバインドする。初めて使うシューズとペダルであるにも関わらず、ずいぶんと簡単にバインドできた。自転車が前に進むと同時に左足もバインドする。これも簡単。私が購入したSPDペダルは両面にクリップがあるので、あまり意識しなくても自然にバインドされる感じだ。また、クリップの力が最弱なので、外すのも難しくはない。停車時に地面に足を置いても、ロード用のように不安定ではないことがわかった。
さらに自転車を走らせてみると、片足が踏み込むときは反対側の足が引き上げる、というペダリングが可能になるため、それはもう加速もよく、走り出してからの速度の維持もより楽に感じる。出力しているエネルギーは同じでも、使う筋肉が分散されるので、局所的な負担が小さくなるのである。

ますます自転車に乗るのが楽しみになってしまった。

バイクのきしみ音

ロードバイク Bianchi ML3 Veloce Mixに乗り始めてから3ヶ月半以上が経過した。この間の走行距離は約1900km。
このバイクは非常に気に入っているのだが、購入直後からさまざまな異音を感じる困ったちゃんバイクでもあったのだ。
以下は、この3ヶ月半というわずかな期間に私が体験した異音と、その解決法である。

1) ホイールの異音
まず感じたのは、ホイールの回転時に発生する音。ママチャリのブレーキをもっと鈍くした様な音が繰り返されるのだ。今まで乗ってきたロードバイクでは経験がない音だ。
乗車中にしか感じられないような音は発生源を特定するのが難しい。当初はフロント・ホイール(前輪)から発生しているように感じられた。
このときは購入後1週間も経過していなかったので販売店に持ち込むつもりだった。しかし、気づかないうちにこの音は消滅してしまったので、結局販売店に相談することはなかった。

2) 凹凸のある地面を走ったときのきしみ音
その後、購入後2ヶ月に差しかかるころか。地面の凹凸に合わせてきしむような音がし始めた。「ギシッ」「ミシッ」「カチカチ」というような比較的乾いた音だ。これも、以前まで乗っていたロードバイクでは経験したことがない音である。
こちらも乗車中にしか発生しない音なので原因の特定が難しい。日々のメンテナンスで使うチェーンルーブ(潤滑剤)を変更したら音が止まったので、チェーンの潤滑不足に原因があったのだと私は思っていた。

3) ホイールの異音・再発
自宅近くのサイクリング・コースを走っていたときに突然起こる。上記2)のきしみ音が解決してすぐの話だ。
数日間放置しておくと、音がだんだんとひどくなっていってしまう。1)同様、フロント・ホイールから音が発生しているように感じられたため、自転車を降りてフロント・ホイールだけ回してみた。だが異常はない。そこで、リア・ホイール(後輪)を回してみると、1)の音をもっとひどくしたようなうるさい音がする。原因はリア・ホイールにあったのだった。
自宅に帰り、フレーム(車体)からリア・ホイールを外し、ハブ(車軸)を分解してみることにした。しかし、完成車用のこのハブがどこのメーカーのものかわからず、以前Shimano 105シリーズのハブを分解したときのようにはいかない。気休めではあるがグリスがはみ出しているところの上からグリスを足して、フレームに戻す。
すると、なぜか音が止んでいる。気休めのグリスが効果があったとは思えない。なぜ?

4) ホイールの異音・再々発
3)が解決したと思ったら数日後、またホイールの異音が再発する。ただし、以前ほど音は大きくないが…。
そこで、フロント・ホイールとリア・ホイールの動きを見比べてみることにしたところ、その原因が意外なところにあることがわかってしまった。
私のBianchi ML3には、ハブの外側をABS樹脂のようなカバーが覆う形になっているが、前輪側のカバーはハブの回転と同期せずに常に固定されているのに対し、後輪のカバーはホイールと一緒に回転しているのだ。しかも、ホイールと回転数が合っていない。結局、このカバーがハブのある部分との摩擦を作って、音を鳴らせていたわけだ。気休めのグリスが一度でも効いたのは、このカバーとハブとの摩擦を減らしていたことによるのだろう。
私はカバーの位置をいろいろと調整してみて、ホイールの回転と同期するように調整してみたところそれだけで音がしなくなった。
もしかしたら前輪のようにカバー部は回転しないのが正解なのかもしれないが、音がしなくなったのでとりあえずは良しとしよう。

5) 凹凸のある地面を走ったときのきしみ音・再発
また最近になって、地面の凹凸に合わせて
「ぎしっ」
「みしっ」
「カタカタ」
という不快なきしみ音が再発しはじめた。
2) の経験があったので、改めてチェーンを洗浄し、オイルをさしてみたのだが、今回は全く効果は見られず、逆に日に日に音はひどくなっていくばかりだった。
数日たって気づいたのは、
「ペダルを踏み込む瞬間にギシッという音がすることがある」
「サドルに腰掛けて漕いでいるときだけ、凹凸でうるさい音がする」
ということだ。きしみ音はフレームを介してさまざまな場所に反響しているようだ。ボトム・ブラケット(クランクを取り付ける部品)周辺に感じることもあるし、もっとリア・ホイール側に感じることもある。緩んでいそうなボルトを探して増し締めをしてみたが、それでも状況は変わらない。
このようなわけで、購入したショップでスタッフに聞いてみることにした。私に自転車を売ってくれたスタッフが不在なので、レジにいたもっと若い人に質問をぶつけてみた。
その若いスタッフによると、前者についてはクランクを取り付ける部品であるボトムブラケットやペダルが怪しいし、後者についてはサドルやシートピラー(サドルを取り付けてフレームに差し込むバー)、フレームとの固定などに問題があるかもしれないという。
いずれにせよ、実際に試乗してみないとわからないし、一定期間の預かりになるという。場合によっては、工賃もかかることになるかもしれないそうだ。購入後3ヶ月の不調で工賃をかけるのは、ちょっといやだな。
それで、まずは自分で調べてみることにした。
ネットで調べてみると、私と同じような経験をしている人は意外に多いことに気づく。その中で、私とかなり似た症状に関する報告をしている日記サイトを見つけた。サドルやピラーではなく、ピラーを締めつけるためのシートクランプという部品が関係していたというのだ。これを洗浄しグリスをつけることで音がしなくなったらしい。
私も多少は緩んできていると思われるこの部分の増し締めを行ってはいたのだが、状況は変わらなかった。私の場合、雨天時に数回の走行をしているから、そういった場面で必要なグリスが流れ出てしまったという可能性がある。実際に音がなるのはサドルに荷重がかかるときだけだし、試してみる価値はありそうだ。
この報告にしたがってメンテナンスを行ってみることにした。
シート・クランプをゆるめ、シートピラーをフレームから外す。さらにクランプをフレームから外し、洗浄する。
シート・ピラーからサドルを取り外し、それぞれの接合部分の古いグリスを拭き取って、新しいグリスを丁寧に塗り、改めて取付直してみた。
その後、余計なグリスを拭き取り、自宅周辺を数キロ試乗してみたところ、あの悩ましい音がきれいさっぱりなくなっていることに気づいた。これだけの違いで、なんと快適なことだろう!
サドル周辺の部品の接合部をすべてメンテナンスしたので、それらのどこが原因だったのかまでははっきりしない。ただ、増し締めをしても消えなかった音が、グリスを塗ったことによって消えたということから、雨天時の走行などによりサドル周辺のグリスが流れだしてしまい、それがきしみの原因になっていた可能性が考えられる。
いずれにせよ、以後同様の音が発生した場合は、同じ方法で解決すればよいわけだ。対処法のヒントをくれたあのサイトのオーナーさんに、感謝の意を表したい。

(おまけ)
きしみ音が解決する前、私はBianchi ML3で山手通りを走っていた。すると駒沢通りの近くで数多くのロードバイクを設置している自転車屋を見つけた。糠屋さんというショップで、非常に独特な趣を持っている店だった。
私がショップの中を見ていると、若い店員さんが話しかけてきてくれた。
「ロードバイクが多いですね」
と私が聞くと、
「最近かなり人気があります。それで数を増やしているんですよ。」
という。
ものはついでと、自転車の音について聞いてみた。もちろん、このショップで買ったわけではないので、詳細な回答を期待していたわけではなかったのだが、店員さんの反応は意外だった。
「じゃあ、ちょっと見せていただいていいですか?」
といい、わざわざショップの外に出て私の自転車を見てくれたのだ。
「ざっとみた感じ、チェーンもまだまだ大丈夫で交換の必要はなさそうです。フレームも細かく見ないとはっきりとしたことはいえませんが、購入後の期間、見た目の状況からは傷んでいることは考えにくいですね。緩みやすい部分、荷重がかかりやすい部分は増し締めをしたほうがいいかもしれません。サドル周辺はもちろんボトム・ブラケットとか、あるいはペダルとかもですね。」
インターネットで調べた結果でサドルやピラー、シート・クリップが怪しいとは思っていたが、私はチェーン、場合によってはフレームが傷んでいる可能性も捨てきれていなかった。しかし、プロの人が「おそらくそういった部分については大丈夫です」といってくれたことにより、すごく気が楽になってくれた感じがした。
購入したショップの店員さんは、私が切実な状況を訴えても「自ら降りて調べてくれる」というようなことはしてくれなかった。しかし、このショップの人は違った。私のようにさほどメカに詳しくない人が自転車を購入する場合は、これくらい面倒見のいいショップを利用したほうがいいだろう。