苗場は面白そうだった

今週末に開催されるDH Marathon Naebaのコース設定は、試走してきた友人に聞いたところ、なかなか面白そうである。
 まずスタート位置から前半の部分は、去年のDHコースと同じだそうである。昨年私が細いタイヤで走ってパンクしてケガしたり、バイクを安定させることができずに苦戦した、あのコースだ。
 その後、中盤は登りが続き、そして下り、フラットと続くそうである。
 途中にシングルトラックはなく、川を横切る企画も増水のため中止になったそう。

 前半の下りは昨年のレース終了直後からぜひリベンジしたいと思っていた。また、昨年野沢で行われたダウンヒルマラソンではシングルトラックでは渋滞で前に進めなかったが、今回はそれがないことになる。さらに、私は川を渡ったりするようなギミックみたいなのがあまり好きではないのだが、今回はそれもない。これは私にとっては最適なコース設定ではないか(友人はこれらがないことが残念そうであったが)。

 しかし、前にも書いたように今年は残念ながら見送るしかないのである。
 このコース設定なら、ぜひ走ってみたかったな…。

S Downhill Marathon Naeba

6/10, 11とダウンヒルマラソンが苗場で開催される。
 昨年、苗場では悔しい思いをしているので、今年は頑張ろうと思ってエントリーしていた。この土曜日には試走もする予定だった。

 しかし、家庭の事情で試走はキャンセルとなり、来週の参加もほぼできなくなった。私自身全然練習もトレーニングもできていないし(都内の移動は相変わらず自転車だが、山を走るのとは全く違う)、仮に出場したとしても満足に走れなかったかもしれない。

 7月下旬には落ち着くと思うので、昨年も参加した、野沢で8月に行われるダウンヒルマラソンにしぼって調整していこうかと思う。昨年はシングルトラックの度重なる渋滞で走っている時間よりも止まっている時間、もしくはゆっくり押し歩きしている時間のほうが長かったのではないかと思う。正直走る爽快感は感じられなかった。今年のコース設定はどうなるのかな?

最近の私の中のトレンド

2004年の9月の終わりに友人に紹介されて、11月にMTBを購入して乗り始めてからは、山だけではなく町中でもMTBに乗るようになっていた。1台目のJekyllもかなり性能的に優れていたのだが、もっとも下りも楽しみたい、ということで1年もたたずにProphetを購入という熱の入れ込みよう。

しかし、今月ふとロードバイクが懐かしくなり、ちょっと乗ってみることにした。購入直後、あんなに乗り込んで大事にしていたのに、少しホコリをかぶっているところをみるとかわいそうになってしまった。

そして、乗ってみるとその爽快なこと。MTBのほうが乗り心地ははるかにいいのは間違いないが、ロードの加速は半端ではない。

どの自転車が快適なのかについては、そのときに利用するコースにも左右されるのかもしれない。山手通りのように車道を走りにくく、裏道や歩道を多用しなければならないコースではやはりMTBのほうが快適だ。しかし、車道を走ることが長いコースでは車の流れに乗ることがラクなロードのほうがいい。
MTBはブレーキもよく効き、地面のでこぼこもうまく吸収してくれるので、コントロール性もよくて結構安心して走れる。その分、かなり低速での移動で、よくママチャリにも抜かれる。ロードはブレーキが効きにくく、軽くて横風の影響をもろに受けやすい。小さな段差も跳ねるし、コントロールは正直難しい。しかし、その分自転車の移動速度は速く、爽快ではある。

この1カ月の私のトレンドは(といっても、途中1週間以上寝込んだが…)、楽に走ることより、多少緊張感が高く爽快な走行のようである。そいうわけで、ほとんどロードばかり。
今度はMTBがホコリをかぶることがないようにしないと。

セブンヒルズアドベンチャーさんのイベント

MTBに乗るようになってから1年と少し。
この間、友人の紹介で常設コースを走ったり、東京都郊外の里山を走ったり、あるいは各種草レースに出場したりしてきた。
それ以外に、実は以前から興味を持っていたイベントがある。
私はShowTimeのほうでエクササイズ動画を紹介させていただいているが、同じコーナーに「おとなの山遊び」という企画がある。こちらを担当しているのが、セブンヒルズアドベンチャーさん。

http://www.sevenhills.jp/

この中にMTBの動画があって、代表の池ヶ谷さんがMTBの乗り方をレクチャーされている。また、MTBの追っかけムービーは、池ヶ谷さんによる撮影だと聞いている。
私がいつも一緒に乗りに行く友人は池ヶ谷さんご夫妻と知己があるので、今回初めてセブンヒルズアドベンチャーさんの「初級コース」に参加させていただくことにした。
久しぶりに自転車を輪行袋に詰め、電車に乗せて目的地へ。いつも一番大変なのは電車での移動だ。自転車はすごくでかい荷物になるので、周囲の乗客に気を遣う。
無事到着し、友人にピックアップしてもらったあと、集合場所へ移動した。出迎えてくださった池ヶ谷さんご夫妻はすごく明るい個性の方で、かつ接客のプロフェッショナル。同じ接客業として大変すばらしいと思った。
初級ということだが、参加者の方は常連の方がほとんどだそうで、みなさんかなり強そう。最初は2時間ほど登るそうである。

最初は緩やかな坂を登っていくが、最後尾から見て、10数名が一列に並んで進むさまは、なぜか懐かしい感じがした。私はこんな人数でサイクリングをした経験があるわけではないのだが、子供の頃に体験した遠足のイメージと重ねてしまっているのだろうか?
途中、15分おきにきちんと休みが入り、そこで初めて会った参加者のみなさんと交流するチャンスが生まれる。いろいろな人が参加しており、どの人もMTBが本当に大好き、という感じだ。
途中、細い林道に入る頃から坂の勾配が急になる。しかし、登れない角度ではないので、私は最後までバイクから降りずに登り続けるつもりでいた。しかし、それは甘かった。一度休憩を挟んだあと、勾配はますます急になっていったのだ。FRポジションでハンドル位置の高いプロフェットでは、サドルの前方に股間を押しつけるようなポジションで乗っていても、前輪が浮いてしまってバランスを失ってしまう。
ついに足をついてしまうと、そこから乗車、というのはほぼ不可能だった。その後脇道から勢いをつけて乗っては降りてを繰り返した。最後は花粉マスクの影響もあるのだろうが、心肺機能のほうもダメージを受け、ヘロヘロで何とか押し上げたという状況だった。ご夫妻の奥さん、さえらさんだけは最後まで乗車。マイバイクが故障でレンタルバイクだったらしいのだが、すごい!!

山頂近くで食事を取り、みなさんは下りの準備を始める。私はプロテクターを持ってきていなかったので、ヘルメットを装着するだけだが、このせいで私は痛い目を見ることに…。
下り初めてすぐ、ドロップオフを降りようとしたのだが、ペダルが木の根に引っかかり前転してしまった。スローモーションのようによく覚えているのだが、ダメージは大きく、下半身のあらゆる場所を打撲し、右腕も打撲。いずれも紫色に変色しており、特に右手の平はこの文章を入力するのも大変な状況だ。打撲の場所が親指の付け根で、キーボードが親指シフト、ということも影響しているのかも。

このコースは以前に走ったことはあるが、難しいセクションが多々ある。そのポイントポイントで課題を設定し、乗り方をレクチャーしてくれるのはありがたかった。今回はよく乗れる人と、優しく乗りたい人の2グループに分かれていたので、初級者が参加してもある程度乗れる人が参加しても楽しめる。
私はMTBの乗り方というのを専門家に習ったことがないので、とても勉強になった。特に印象に残ったのはドロップオフ。腰を引く、という意識にどうも違和感がある私の場合、意識しすぎてドロップオフに入る前に腰を引いてしまうようだ。すとんと前輪を落とすようにすれば、バイクの中心に乗りながら、自然に「腰を引いているようにみえる」、という感じか。今まで私は勢いで降りていて、どうもテクニック的にごまかしがあったようだ。

最後は時間が余ったので、みんなでショートレースなんて企画もあった。いつも一緒に行く友人がトップを務めたが、ものすごく速かった。本人が意識しているかどうかわからないが、彼はコーナリングが非常にうまい。

終わってみると、非常に体力を使っているのがわかる。若干けがの影響もあるが、自走はあきらめたくらい(私は輪行より自走が好きなのだ)。それでも、いろいろな人と一緒に走り、「練習」も楽しめるこのようなイベントは、ほんとうに楽しいと思った。ファンライドイベントもあるようなので、興味を持っている長男をつれてきてみたいと思った。

IRC MIBRO TUBELESS

IRC MIBRO TUBELESS 1.95に換装したばかりのCannondale Prophet 1000で東京都郊外の里山に行ってきた。
前回は、MAXXIS HIGH ROLLER TUBELESS 2.35を装備していたため、現地へのアプローチの段階で疲れてしまって、山の中ではスタートからへとへとという状態だった。今回は1.95インチという非常に細いタイヤをつけているわけだが、見た目にはかなり心許ない。Prophetはどちらかというと下り重視のオールマウンテンバイクで、ゴツいタイヤのほうが絵になるのだ。
今回は往路で疲れてしまわないように、早めに出て控えめに走ることにした。さすがは1.95インチで、こぎ出しは決して軽くはないものの、一度スピードが乗ると軽いペダリングでそれを維持できる。前回は、ずっと力強いペダリングをしなければ前に進まなかったわけだが、今回は体力を温存できそうである。
結果として、ゆっくり走ったつもりだったのに、前回全力で走ったのと同じくらいの時間で現地に到着することができたのだった。
友人は自家用車に組み上がったばかりのオールマウンテンバイクを積んできた。彼のタイヤは、前回私が装着していたのと同じ太さの2.35インチタイヤだった。きっときついと思うぞ。
だが、私のほうもこんなに細いタイヤで走ったのは、以前苗場のダウンヒル大会のたった1回の練習に使っただけだ。というか、その1回でパンクしてしまって、そのままなんだけど。

しかし、その心配は杞憂に終わる。
まず、最初の長い登りだが、ここは非常にラクである。タイヤ自体が軽いため、車重も軽くなっているためか、多少前輪が浮きやすいので注意が必要である。後ろから友人のペダリングを見ていて、「やはり重そうだな」と思った。ただ、彼の場合、登りは単純に下りへのアプローチに過ぎないため、あまり一生懸命登ろうとしているわけではなさそうだが。
前回走った、XCレーサーなどが練習に使う外周コースに入る。気温が非常に低いので、まだ路面は固い。Prophetの走行は信じられないくらいスムースだ。通常、ダートでは使わないアウターのフロント・チェーンリングを積極的に使った。平地と下りではほとんどアウターに入れていたが、全然脚の負担にならなかったぐらいだ。前回は友人にスピード負けしておいて行かれたけれど、今回はまるっきり逆だった。場所に合わせたバイクセッティングの重要性を改めて感じた。
ただ、早い時間帯はものすごく速いXCレーサーの人たちが練習していて、しかも私たちと逆送のパターンが多かったので、若干の注意が必要だった。
終盤、少し大きめのドロップオフから急激な下り坂があるのだが、前回は脚に力が残っておらず、ビンディングペダルもはずれにくいものを使用していたため、一度も下りることができず、押して下りていた。今日は脚も元気だし、ビンディングペダルのほうも泥詰まりしにくく調子がよい。心配なのは、タイヤが極端に細いことだが、思い切り速いスピードで下りてみた。驚いたことにタイヤは路面を確実にグリップし、バランスを崩したりスリップしたりすることもなく、スムースに下りることができるではないか! タイヤが細い分衝撃がすごいのではないかと思っていたが、太いタイヤを履いているときと全く感触が変わらなかったのだ。
1周回ってもほとんど疲れが残らない。そこで、友人が休んで私一人で走ってみることにした。そうすると、どうしても思い切りペダリングするのでさすがに登りで疲れが出たのだが、それでも前回のように息切れするほどではない。
本日、私はこのコースを6周走ったが、時間が経過するにつれて日当たりのよい部分の霜が解けて、ぐちゃぐちゃになってくる。一度はハンドルをとられて、崖になっているほうに落ちてしまった。幸い、柔らかい草がたくさんあって怪我をすることはなかったのだが。
周回を重ねるごとにProphetのリア・ディレーラーの調子が悪くなり、ペダリング時の異音が不安になってくる。また、5-6周目ではさすがに疲れが見え始め、左足の大腿四頭筋の内側広筋、大腿直筋が攣りそうになってしまった。それでも、攣りが強くなる前に柔らかめのストレッチを行うことで回避。
6周回を終え、最後に見通しのよい長めの下りをノーブレーキで降りてみた。タイヤが細いので石のところでは若干安定性に欠くものの、スピードの乗りが非常によく、途中で前を降りている友人にぶつからないようにスピードを調整してあげなければならないほどだった。以前、苗場でパンクしたMAXXISの1.95タイヤよりかなり安心感があるように感じたが、それはJekyllから下り重視のProphetに乗り換えたことによるものかもしれないから、一概に比較はできないか。
帰りはさすがに脚に来てはいたのだが、軽いペダルでスピードを維持できるので、前回ほどのダメージはない。

以前、2.25インチを装着したときも感じたが、やはりIRC MIBROは私にとっては非常に相性がいいようだ。私は技術的にはまだまだだが、あのタイヤのグリップの良さは私の技術をかなり補ってくれていると思う。今後、コースによって2.25-1.95を使い分けてみたいと思っている。
ちなみに、IRCのタイヤは、表記に対して実際のサイズはかなり細く感じる。さほど正確とはいえないが測定してみると、1.95表記のものは実際には1.95インチはなく、他メーカーの1.75インチくらいに感じる。2.25で、他メーカーの2.0-2.1くらいか。妻のRushに装着されているもIRCのタイヤだが、2.1インチ表記にも関わらず私のJekyllに装着しているSpecialized Adrenalin Pro 2.0より細い。別メーカーから乗り換える場合には、このような点にも注意する必要がある。

禁断のタイヤレバー

前回高峰山に行く予定でProphetにつけたままにしていたMaxxis HIGH ROLLER 2.35は、普段乗るには非常につらいので、新しくIRC MIBRO TUBELESSを購入することにした。本当は妻が利用している2.1サイズが欲しかったのだが、行きつけの店には1.95しかなかった。
IRCのタイヤはサイズ表記より実際には細めであり、1.95だと私の長男が乗っているMTBと同じサイズなのでかなり細くなると予想される。しかし、私が乗っている時間の分布からすると舗装道路が圧倒的に多く、次にアップダウンの少ない公園のような場所である。一生懸命下るようなコースは月に1回程度でしかない。MIBROは評判がよいので、1.95サイズでも私のような乗り方なら大丈夫ではないかと思う。そこで、今回は1.95を購入してみた。

しかし、取り付けるのが大変な作業であった。以前、2.25を取り付けたときはこんなではなかったのだが、一度IRCの人に取り付けてもらって、2回目以降の取り付けだから楽だったのだろうか? 今回新品を初めて取り付けるに当たっては、信じられない固さに閉口した。タイヤビードはきちんと真ん中に落としているつもりなのだが…。タイヤサイズが小さいので、2.25より最後にコジるときに力をかけにくいためか。
前輪は、時間をかけ、何回も何回もやり直して、ようやく取り付けることができた。しかし、後輪にいたっては前腕が筋力を失っており、同じようにやっても全く先に進まなかった。もう、どうしてもムリだと思ったとき、仕方なく取り出したのがタイヤレバー。チューブレスではなく、通常のタイヤを外したりはめたりするときに使う工具だ。今回購入したチューブレスでは「絶対に使ってはいけない」とされ、IRC MIBROの取り付け解説にも「空気漏れを防ぐため、使ってはいけない」とある。
でも、今回に関しては全く無理である。左手の親指の腹にはマメができて、力が入らなくなってきた。そこで、いけないとはわかっていてもタイヤレバーを使わざるを得なくなった。
しかしである。タイヤレバーを使っても、1回では無理だった。何度か休んで、最後にようやくはめることができたのである。
これがエア漏れの原因にならなければいいが…。

乗ってみた感じは、舗装道路では漕ぎだしこそ軽くないものの、スピードの維持はしやすくなった。でも、次回からはこの1.95はちょっと遠慮したいな。2.1もしくは、使い慣れた2.25にしよう。

雨男

私がMTBで山に行こうとすると、なぜかそれまで続いていた天気が崩れ、雨の予報になる。
しかし、典型的な雨男かというとそうでもなく、その当日には晴れるのである。
今日もまさしくそのパターンだった。先月から高峰山に行く予定にしていたのだが、週間天気予報が発表されると見事に雨。それまで寒いながらも雨はほとんど降らなかったのに…。最終的な判断を下すために前日まで待つと、雨の予報はいつのまにか「曇後晴」に!
とりあえず大丈夫そうということで、Cannondale Prophet 1000のタイヤをMAXXIS HIGH ROLLER 2.35 USTに変更し、下り向きにセッティング。あとは明日を待つだけである。
しかし、予測に反して雨はどんどんひどくなっていく。これでは現地の路面コンディションが危ぶまれる。せっかく遠くまで出かけても、満足に走れないのでは出かけた分だけもったいない気がする。そこで友人と相談し、予定を高峰山から都内にある里山に変更した。ここで、Prophetを下り向きにセッティングしたことを思い出したが、MAXXIS HIGH ROLLERはProphetにもともと付属してきたものだし、何より今から変更するのは面倒くさい。そのままで当日を迎えることにした。
そして、本日朝、8:00前に出発。走り始めてすぐ、Prophetが前に全然進まないことに気づく。普段履いているIRC MIBRO 2.25なら時速30kmを超えるような漕ぎ方をしても時速15kmくらいにしか上がらない感じだ。それどころか、漕ぐのをやめるとすぐに減速し、止まってしまう。面倒でも、タイヤは交換しておくべきだったか。約束の時刻に遅れそうだと友人に連絡した上で、往路を急ぐことにした。漕げども漕げどもスピードは上がらず、慣性もすぐに殺される感じなので、まるでずっと坂道を登っているかのようだった。
約束の場所は自宅から20km弱のところにあるが、到着したときにはかなり体力を消耗していた。それでも急いだおかげで、遅れは2-3分ですんだのは幸い。
こんなに疲れているのは、今年初めての遠乗りだった、ということも影響していると思うが、ヒップや大腿部の筋肉疲労が顕著であることから、タイヤ変更による漕ぎの重さが体力消耗の大きな原因だったと思う。
山に入ると、最初の坂を友人はぐいぐいと登っていく。対する私は脚に来ているのがはっきりわかるくらいの情けない漕ぎ方であり、ついていくのもやっとだった。友人は今回車で来ていて、私は自走、ということもあるとは思うが、友人の自転車はタイヤのセッティングこそ細くて軽いXCだが、バイクは私のものよりずっと重く、トラクション・コントロールが難しいハードテールだ。また、以前友人はこの坂をそのバイクで登り切ることはできなかったはず。体力的なものもそうだが、おそらく技能的にかなり進歩しているのだろう。
その後、彼がショップのイベントで聞いたという外周コースを案内してもらった。以前走ったルートが多いが、その時は各コースをつなげることができず、断片的にしか走ることができなかった。しかし、今回はこれらをうまくつないで適度な距離を1周することができる。適度な起伏があり、面白いコーナーや下り、ドロップオフもある。
しかし、友人はかなりのスピードで進むけど、私は全くついていかなかった。まず、路面が滑りやすくなっていたこと。登りで後輪に十分なトラクションをかけようと思うと、どうしても滑ってしまう。また下りでバイクを傾けると、ブレーキもかけていないのに前輪が横滑りしてしまう。バイク重心のとり方に問題があるのだろうが、MAXXIS HIGH ROLLERはマッドタイヤではないので、泥はけが悪い。タイヤのノブには常に泥が詰まっているので地面をグリップしにくくなっているのだろう。1年ほど前からこのコースは走っているのだが、私は今まで一度も転倒したことがなかったので、本日もいつもどおりバインディングペダルを準備してきていた。しかし、今回は滑って急激にバランスを失ってしまうため、クリップを外す余裕もなく、2回も転倒してしまった。もちろん、普段使っている外しやすいペダルではなく、DH用のペダルをつけていたのではずれにくかった、ということもあると思う。結局普段だったら問題なさそうなドロップオフも、バイクから降りて進まなければならなかった。
なにより、今回は私の脚が完全になくなってしまっていた。登るどころか平地でも一生懸命漕がなければバイクがすぐに減速し、止まってしまう。軽い下りでも減速が激しいので漕がなければならないほどだ。DH向けのタイヤだったということが大きく影響しているのだろう。
そういえば、Prophetの購入直後、このセッティングでこのコースを走ったことがあるが、Jekyllに比べてとても重く感じることに驚いた記憶がある。このときは路面が乾いていたが、今日は路面が濡れていて滑りやすい。12月にa.b.c cupのゆったりエンデュランスで走ったが、そのときの芝生以上に回転が重い。
結局4周走ったが、回が進むにつれ、友人との差は広がるばかりであった。ポイントポイントで待ってもらったのだが、まともに走ったら半周も離されてしまうのではないか。
山を下りたときは相当体力を消耗していた。下りたところで友人が初めて会う世田谷区のMTBerさんと話をしていた。お子さんもMTBに乗るというが、今日はお子さんが雨による路面コンディションを嫌い、一人で来たとのことだった。私も機会があれば子供をつれて楽しんでみたいと思った。
問題は帰路。もうほとんど脚が残っていないため、往路70分ほどのところを90分以上もかけて走ることになった。
今回の一番のミスはタイヤのチョイス。トレーニング目的ならいいかもしれないが、スピードが出ないため、なにより快適ではない。下り性能については私が持つタイヤの中では一番なので、そのときだけの限定で使うことにしたい。
合わせて、きっちりトレーニングしておかないと。今年に入ってからは、筋トレ系はきっちり行っているが、有酸素系はあまりやっていなかった。MTBを楽しみたいなら、さぼってはいけない!

a.b.c cup Vol.30

千葉、幕張海浜公園にて開催されたa.b.c cup vol.30 X’mas & 30回記念Specialに参加してきた。

今回は、私以外に10歳の長男が参加する。その関係で、「バリバリ」ではなく「ゆったり」エンデュランスへのエントリーだ。そして、妻と次男が応援。

参加にあたって困ったのは、私が普通免許を保持していないため、MTBを会場までどのように運搬するか、ということ。当初はタクシーやむなし、といろいろと聞いてみたが、ワゴンタイプは台数が少なく、すでに予約で一杯ということで、別の方法を考えざるを得なかった。

Googleで検索して、ネットキャリーというサービスを見つけた。そこで問い合わせをしてみると、往復の運搬が可能とのことだったが、MTBを2台乗せ、人も4人乗る、という依頼は初めてだという。それでも受けてくださるとのこと。迷わずここに決めた。

当日、担当の方にお会いしてみると、とても感じがいい方だった。軽ワンボックスタイプだったが、たたんだバイク2台、家族4人が乗っても全く問題なかった。
実際、会場への往復が快適になり、非常に感謝している。料金も2万円とタクシーに比較してかなりリーズナブルだ。いい加減、私も免許を取得しなければならないという必要性を感じ始めているが、しばらくはこのサービスを利用するのも悪くない。

さて、会場に到着し、テントを張ったあと、バイクを組み上げた。長男と一緒にエントリーし、コースを試走。
長男は一度転倒したらしいが、なんともないということだ。

レースまで時間があるので、テントの中で休んだり、温かい食べ物を食べたりしていたが、長男は少しでも練習したいということで、芝生のある広場などを乗り回していたようだ。

レースについては、どちらかというと一生懸命走るというより楽しく走るという感じのものだが、第一走者として最後尾からスタートした長男は、飛ばして10数人抜いていた。1周交代で走ったが、私もウォームアップが十分でないため、最初は少しきつかった。しかし、慣れるとかなり快適に走ることができた。バイクがJekyllからProphetに変わったこと、体調がよかったこともあるかもしれないが、前回参加、前々回参加時と比較するとかなりスムースに走れた気がする。

リザルトなどはまだわかっていないが、順位はあまり関係ないレースなので、あまり気にしていない。でも、長男も私も結構一生懸命走ってしまったので、かなりの充実感がある。

今回は運動会に参加するみたいで本当に楽しかった。このようなノリのレースなら、妻も出てみたいという。次男はもう少し先としても、家族全員で参加できるともっと楽しくなると思う。

※リザルトがわかった。
総合で、出走121チーム中66位。キッズインは、60チーム中27位。最後尾の出走だったが、経過をみると最後まで少しずつ順位を上げている。初出場の長男は、今のところ完全に短距離が得意なタイプで、持久力運動は苦手に見えるが、それにしても良く頑張ってくれた。

Rush 600を試す

子供を連れて近くの公園に行った。この公園はかなり凹凸があるので、MTBで軽く遊ぶのに楽しい場所である。

今日は、妻もCannondale Rush 600に乗ってきていたので、少しだけ試し乗りさせてもらうことにした。

Rush 600に乗った感想は「これはすばらしい」というものだった。
一昨日も彼女とスポーツクラブに行ったのだが、その帰り道のゆるやかな上り坂で、私のProphet 1000では彼女の乗るRush 600に追いつけるどころか、どんどん離される一方だったのである。それは、まるでロードバイクと一緒に走っているような感じであった。
実際、Rush 600に乗ってみると、それも当たり前のことのように感じられた。なにより軽いのである。車体が軽い、というだけでなく、漕ぎもかなり軽い。凹凸、といっても数メートルもある高台になっているところだが、難なく登り、下りもスムースだ。あまりにも前に進むので、感動すら覚えた。Pサイズということで私にとってはかなり小さいサイズであること、サスペンションのセッティングが体重49kgの妻に合わせていることなどから、ベストセッティングからは大きくかけ離れているはずなのだが、とても乗りやすい。
その後、Prophet 1000で同じ場所を走ってみたが、改めて漕ぎの重さ、スムースさでの差異を感じることとなった。もちろん、最近私が良く走るDH系のコースになるとその立場は逆転することになろうかと思うが、私のレベルでの走り方だとRushのほうがあっているのではないかと、そんな気分になった。

MTBでからだの使い方を試す

私はかなり以前から、自分が練習していた武術とフィットネスプログラムを融合することを試みてきていた。その結果、いくつかのエクササイズプログラムを提供してきたが、そのような武術的なコツをほかのスポーツの基礎トレーニングに応用するところまでは進めることができなかった。
しかし、1990年代くらいからだろうか。さまざまな研究者が武術の身体操作法を他のスポーツの基礎トレーニングとして応用できないか、という研究を行ってきている。それらは、客観的な検証が難しいものから、実際にトレーニング法として実績を上げるまでになっているプログラムまで、多種多様である。
その中で、一般にも知られるようになっているプログラムに高岡英夫先生の「ゆる体操」「ゆるトレ」というものがある。先生の指導で数多くの選手、チームが実績を上げているらしいが、私はご自身が演じるスキーのパフォーマンスに非常に興味を持っている。DVDで見る限り、すごく上手に滑っておられるが、それはスキーの専門家などのフォームと比べると明らかに異質であり、武術の優れた動きが見て取れるのである。

私にも、練習頻度が少ないとはいえ、最近始めた趣味にMTBがある。MTBはスノーボードやスキーに似たスポーツであることを考えれば、過去に学んだ武術のコツを生かすことができる可能性がある。

そこで、久々に訪れた高峰山でいくつかの観点に絞って新しい乗り方を試してみることにした。今回、集中的に行ってみたのは

・脱力
・目付
・重心線の意識

である。
新しい乗り方に変えた1本目-2本目は散々だった。
1本目はDHコース以外のトレイルを走ったので、さほど高速ではなかったため、何とか普通に降りることができたが、不安定でバイクコントロールが難しかった。次のDHコースは、誤って上級コースに突入してしまったため、バランスを崩し、2回ほど頭から地面に突っ込んでしまった。3本目のはじめでは、一度もミスしたことがないなんでもないところで思い切り転倒してしまったくらいだ。
しかし、不思議なことは、今回全く「怖くなかった」ことである。
その一つの要因に、「目付」があるだろう。行く先を目で集中的に追うと、どうしても脳を緊張させ、それが脱力や体のコントロールにおいて、大きな障害になってしまう。今回は、目ではなく、胸や腹に意識を置き、そこから景色をとらえるようにしたことで視野が広がり、いつも感じていた私の許容を超えるスピード感による恐怖を感じなかったのだと思う。
次は脱力。武術の練習法にあるさまざまな方法より得られた脱力をMTBの上で強調してみた。
脱力とは、一般には非常に曖昧な言葉だ。本当に脱力したら、立つことすらできなくなるはずだからだ。ここでいう脱力とは、西洋的にいうと「ディファレンシャルリラクセーション」のことであり、パフォーマンスに求められる最小限の緊張で動作を行うことである。例えば、手を肩の高さまで上げている場合、その手に1円玉1個を乗せただけで手が下がってしまう、というレベルの、ぎりぎりの力のコントロールである。
これは、まだ慣れていないMTBの上で行うのはとても難しいことではあるが、これを意識的に行うと重心線も明確になってくる。地面のどの位置に重心線を落とせば、最も効率的な走りができるのか、ということも少しずつわかってくる。今後は、体軸や動作軸、さらにはMTBも含めての体軸、動作軸なども意識できるようにしたいものである。

これについては、3本目の途中からかなりわかってきて、驚くほどMTBが安定するようになってきた。4本目になると、新しい乗り方のコツもわかってきて、スムースに、しかも余裕を持って高速に走れるようになってきたのである。今回は、CW-Xのようなギアを使うこともなく、普段着用しているウィンドブレーカーで普通に走ってみたのであるが、疲れも全くなく、まだ何度でも降りられそうな感じだった。雨が降らなければ、もう1本、確認のために走りたいくらいだったのである。

ただ、現状は武術的な体の使い方のコツをいくつか試したのみで、MTBの基礎技術をきちんと把握しているわけではないので、これから上手になるためには、やはり基礎から教えてもらわなければならないと思っている。

武術の基礎練習にも非常に面白いものがたくさんあるので、今後ICOでも紹介して行けたら、と考えている。