SCOTT RANSOM 40

 9月に富士見に行き、Santacruz NOMADに乗せていただいて、「下る」ことの楽しさを初めて知ったような気がした。そんなわけで、最近は友人に相談して下りが得意なバイクの完成車、もしくはフレームを探していた。
 そんな私に友人が紹介してくれたのは、世田谷区池尻にある「トレイルストア」というショップだった。一緒について行ってくれるというので、彼の言葉に甘えて昨日早速トレイルストアに出かけることにした。
 お店では代表の和田さんが出迎えてくださった。和田さんは「ハジメの一歩」の著者でもあり、もちろんこの名著は私の蔵書に含まれている。

 店に入った瞬間に、友人のHさんが「ほら、こんなのありますよ」と、SCOTT RANSOMが置いてある場所を指さした。これはすごく高いバイクだし、見るとほしくないので、まずは和田さんに「友人たちと下りを楽しく」という希望を伝えた。
「そうですか! それならこれ。ブッちぎれます」と紹介していただいたのがターナーの2003年型フレーム。フレームは2003年型でも、リアショックが2007年型のFOX DHX Air 5.0。リアハブつき。この2つで10万円を超えるそうだ。40万円オーバーのセットが23万円ということだし、カッコイイのですぐにほしくなったけど、まだいろいろと見てみないと…。
 次は、Specialized DEMO 9。DEMO 8の試乗車があるというので、裏の公園で試乗させていただいた。DHバイクということで、こぐのが大変かと思ったが、そうでもなかった。意外に軽くて、平地やちょっとした上り坂でも普通にこげる。ちょうど小高く盛られた山があるので、ここに作られた階段を降りてみたが、ほとんどなにも衝撃が感じられない。楽すぎるくらいだ。これだったら、友人たちと同程度のスピードで下っても怖くないかもしれない。

 お店に戻って、少し友人と話をしてみた。確かにこのバイクだと私でもラクに下れると思う。しかし、私がこれに年何回乗るのか? 買えば乗る回数は増えるけど、それにしてもこのバイクが乗れる場所は限定されている。
 みんなと一緒に走れて、楽しむというレベルなら、前回Nさんに乗せていただいたNOMADのような性格の、下れて登れるバイクでいいのでは、というもう一つの結論が見えてきた。そこでHさんが再び指さしたのは、SCOTT RANSOM。これは、かっこよくて本当にほしいけど手が出ないという、私の中では禁断のバイクだったのだが、ここには2種類置いてある。私が知っているカーボンフレームのRANSOM 20は今年の型だが、パーツ構成がアップグレードされていて、60万円オーバー(これでも相当安くなっているらしい)。しかし、もう一台は来年の型でRANSOM 40といい、フレームがアルミ、しかも価格帯はProphet 1000より少し高い程度だ。NOMADのフレーム代 + アルファで完成車が変えてしまう。
 和田さんは以前、NOMADに乗ったときその登坂性能に驚いたそうだが、RANSOM 20に乗ったときはもっと驚いたそうだ。RANSOM 40はカーボンの20より少し重いそうなので、もう少し軽いフォークを付けるといいかも、ということだった。
 もともとほしかったSCOTT RANSOM。それが、フレームがアルミとはいえ、この価格だ。正直、カーボンとアルミは迷った。和田さんのおすすめはカーボンだが、Hさんは、「本当に必要なの」と冷静なアドバイス。

 というわけで、SCOTT RANSOM 40で決まり。今日はProphet 1000に乗って来店したので、取りに来るのは明日以降。

下り系のバイク

 先月半ばに富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースを走ってから、下り系のバイクが欲しくてたまらなくなってきている。
 起伏がさほどない里山とか、今まで走ってきたトレイルだとProphetで十分。富士見パノラマでもCコースやBコースをゆっくりと降りるならProphetで楽しめると思っている。上手な人はハードテール(後輪にサスペンションがついていないタイプ)でも楽しんで降りられるそうだ。
 Prophetも、前モデルのJekyllと比較すればかなり下りを意識したバイクだとされているので、もう少し下り向けのチューニングをすれば、ダウンヒルコースでももっと楽しく走れるかもしれない。だが、このバイクは仕事先に移動したり、子供たちと一緒に公園を走ったりするのにも使う「生活車」だ。たぶん、今年も子供とエンデューロレースに出ることもあると思う。
 そうなると、ポジションの変更(XCとFRというセッティングがある)とサスペンションのエア圧の変更だけで、生活用とちょっとしたトレイル用に使い分けられる現在の構成は理想だ。

 友人と走るケースでは基本的に下りの場合が多い。出ようと誘われるレースも下り系。また、私自身ももっと下り系のレースに出たいと思っている。昨年、苗場のダウンヒルレースに出たときには登り系のセッティングをしたオールマウンテンバイクのJekyllだったので、大変な思いをしたが、Prophetでも競争となると厳しいと思う。

 やっぱり下り向けバイクはほしい。
 私のMTBはここまでずっとCannondale製なので、今年のNewモデルであるPERPについてショップに問い合わせてみた。すると、どうも日本のDH系の市場が下り気味とかで、PERPの安い方のモデルは入荷も未定とのことだった。
 乗り方、楽しみ方ともに今までとは違ってきていると思うので、必ずしもCannondaleにこだわる必要はないわけだが。何がいいかな?

本当に面白かった一日

 今日は久々に富士見パノラマリゾートで遊んできた。
 台風で天候が心配されたものの、現地は午前中は晴れていて、MTBで楽しんでいる間は雨が降ることはなかった。

 今回は、友人の走り仲間の人たちを紹介してもらった。
 皆さん、さすがに速くて、あっという間に視界から消えてしまう。結果、私だけが大幅に遅れてしまうのだ。休憩所のところでみんな待っていてくれるのだが、相当前に到着している感じである。
 それに、久々ということもあってどうにも怖かった。

 友人の知り合いの一人のNさんという方が、そんな私のことを気にしてくれて、私と一緒にCコースをゆっくりと降りてくれることになった。そして、後ろからみてもらった結果、本当にいろいろなことがわかった。

1) コーナーをリーン・インで曲がっている
2) 両足が窮屈
3) 上半身に力が入りまくり

 コーナーについては、あまり自覚がなかった。教えてもらった通りにバイクを傾け、BBの真上に乗るようにし、体を曲がる方向に向けるようにすると、外足の膝も自然に内側に入って、あら不思議、曲がれるようになってしまった。皆さんから見たらまだまだだろうが、私にとってはこんなことがとてもうれしい。
 両足が窮屈なのと上半身に力が入っていることには気づいていた。だが、前者についてはそれでいいものだと思っていたので、私が間違って覚えていたことによる。膝を開いて中でバイクがあそぶ余裕を持たせると、自分の重心を安定させることができるのだそうだ。私はバイクに密着していたので、バイクのバランスの崩れをもろに食らっていたらしい。
 上半身の力については、荒れた路面でどうしてもバイクが揺れ、不安定な上ブレーキがあまり効かないので自然に強くブレーキを握ってしまうようだ。これはなぜか手をほどこうとしても反対のことをしてしまう。こんなこともあって、みんな平気なのに私だけ呼吸が乱れ、疲れ切っている感じであった。

 ただ、大分走れるようになったと思っても、上半身の力みのせいで、もう腕が上がってしまい、肩にも腕にも力が入らない。

 そんなとき、先のNさんがバイクのセッティングの不備に気づき、リア・ショック(サスペンション)の設定を少し柔らかくしてくれた。すると、後輪ブレーキが効くようになり、多少衝撃も押さえられるので、若干は走りやすくなった。しかし、Nさんによると、フロント・サスペンションも下りには堅すぎだという。こちらはコイルスプリングを使っているので、簡単には調整できない。
 私のグラグラぶりを見かねて、Nさんがご自分のバイクを貸してくださった。
 なんと、SANTA CRUZのNOMADのNさんバージョンである。
 私は下手なので遠慮しようと思ったが、「乗ればおそらくわかりますよ」という。そこで、お言葉に甘えて乗せていただくことにしたのだが、自分の無知にびっくりした。全く違う乗り物なのだ。まるでエンジンがついているみたい。初めて乗るバイクなのにProphetよりずっと快適で、全然怖くない。快適で、爽快。「えっ。下りって、こんなに楽しかったの?」と、借りたバイクであるのも忘れて夢中で走った。
 その後、自分のバイクに乗ってみると、なんと乗りにくいことか。一番感じたのは、NOMADの安定感のすごさだった。重心位置が座っている感じ。Prophetは走っていると何カ所かに分散する感じがある。
 また、Prophetは指摘通りフロントサスペンションが固く、接地感が少なくてブレーキの危機が悪い。その上、とても衝撃を拾ってしまい、全身の疲労を強くする。

 ただ、これは単にProphetが悪いわけではない。NさんのNOMADはNさんがパーツ構成からセッティングまできちんとやっている。Nさんに限らず、私の友人もそう。
 私は、ただメーカー推奨値を使っているだけ。それが必ずしも走る場所や自分の走り方に合っているわけではないので、あれだけ不安定なのも当たり前なのかもしれない。これについては、Nさんにも、友人にもいいアドバイスをもらったので、これからちょっと試してみようと思う。

 しかし、パーツ構成やセッティングを差し引いてもNOMADの性能はすごいと感じた。
 しかも、あれだけ下れて、登りもすごいそうだ。

 このように、今回は勉強することがいっぱいあったし、しかも楽しかった。ほんとうに、Nさんと友人には感謝である。
 とりあえず、Prophetの調整を考えないと。
 しかし、NOMADの衝撃、忘れられそうにない。

Jekyllくん。ありがとうございました。

 一昨年の秋に購入したCannondale Jekyll 500 (2003)は、同じメーカーのCannondale Prophet 1000 (2005)を購入してから乗る機会を失っていた。この1年は近場を乗るだけで、山にも連れて行っていない。先日、急に暑くなったと思ったら、Jekyllのリアブレーキからオイル漏れが…。
 このままではJekyllが朽ちてしまうので、購入ショップでオーバーホールを行って、オークションにでも出すか、と考えていたところ、友人からJekyllをほしがっている人を紹介していただき、無事に商談成立。すごく乗れる人らしいので、Jekyllはきっと初めて、その本来の性能を引き出してもらえることだろう。たぶん、私のノロノロ運転にはJekyllもガッカリしてたと思うから…。

 Jekyllくん。最後はあまり乗れてなくてごめんなさい。そして、私にMTBの楽しさを教えてくれてありがとう。
 

MTBに乗れてない

 4月から家庭の事情で忙しくて、まとまった運動ができていない。
 去年は月2回くらいずつはコースや里山を走ったり、ちょうど一年前などは苗場のDH大会に出たりしていたのだが、今年はレース自体、1本も参加していないのだ。
 また、都内の移動も、今年の悪天候のため思ったほどできていない。そのほとんどはロードバイクのほうを利用しているため、MTB自体にさわる機会がめっきり少なくなっていた。
 しかし、8月の野沢DHマラソンにもきっちりエントリーしているので、少しでもMTBの感触には慣れておかなければならない。ロードバイクには乗っているから、体力的にはある程度キープしているとは思うが、都内の移動と山を走るのとでは体力の使い方が異なる。

 今日数週間ぶりにProphet 1000に乗ってみると、何か後輪に違和感がある。バイクを傾けると、グリッとバランスを崩すような感じだ。エアサスの空気圧が低下しているのかと思い、調整してみたが、さほど空気圧が低下している感触はなかった。町中の走行なので、タイヤの空気圧も3気圧と高めにしてある。それなのに、あの横剛性不足のような「グリッ」とした感じはなんだろう? 特にスイングアームのピボットががたついている感じもない。

 とりあえず、前後エアサスの調整で乗り心地が戻っているかどうか確認してみたいと思う。

最近の私の中のトレンド

2004年の9月の終わりに友人に紹介されて、11月にMTBを購入して乗り始めてからは、山だけではなく町中でもMTBに乗るようになっていた。1台目のJekyllもかなり性能的に優れていたのだが、もっとも下りも楽しみたい、ということで1年もたたずにProphetを購入という熱の入れ込みよう。

しかし、今月ふとロードバイクが懐かしくなり、ちょっと乗ってみることにした。購入直後、あんなに乗り込んで大事にしていたのに、少しホコリをかぶっているところをみるとかわいそうになってしまった。

そして、乗ってみるとその爽快なこと。MTBのほうが乗り心地ははるかにいいのは間違いないが、ロードの加速は半端ではない。

どの自転車が快適なのかについては、そのときに利用するコースにも左右されるのかもしれない。山手通りのように車道を走りにくく、裏道や歩道を多用しなければならないコースではやはりMTBのほうが快適だ。しかし、車道を走ることが長いコースでは車の流れに乗ることがラクなロードのほうがいい。
MTBはブレーキもよく効き、地面のでこぼこもうまく吸収してくれるので、コントロール性もよくて結構安心して走れる。その分、かなり低速での移動で、よくママチャリにも抜かれる。ロードはブレーキが効きにくく、軽くて横風の影響をもろに受けやすい。小さな段差も跳ねるし、コントロールは正直難しい。しかし、その分自転車の移動速度は速く、爽快ではある。

この1カ月の私のトレンドは(といっても、途中1週間以上寝込んだが…)、楽に走ることより、多少緊張感が高く爽快な走行のようである。そいうわけで、ほとんどロードばかり。
今度はMTBがホコリをかぶることがないようにしないと。

IRC MIBRO TUBELESS

IRC MIBRO TUBELESS 1.95に換装したばかりのCannondale Prophet 1000で東京都郊外の里山に行ってきた。
前回は、MAXXIS HIGH ROLLER TUBELESS 2.35を装備していたため、現地へのアプローチの段階で疲れてしまって、山の中ではスタートからへとへとという状態だった。今回は1.95インチという非常に細いタイヤをつけているわけだが、見た目にはかなり心許ない。Prophetはどちらかというと下り重視のオールマウンテンバイクで、ゴツいタイヤのほうが絵になるのだ。
今回は往路で疲れてしまわないように、早めに出て控えめに走ることにした。さすがは1.95インチで、こぎ出しは決して軽くはないものの、一度スピードが乗ると軽いペダリングでそれを維持できる。前回は、ずっと力強いペダリングをしなければ前に進まなかったわけだが、今回は体力を温存できそうである。
結果として、ゆっくり走ったつもりだったのに、前回全力で走ったのと同じくらいの時間で現地に到着することができたのだった。
友人は自家用車に組み上がったばかりのオールマウンテンバイクを積んできた。彼のタイヤは、前回私が装着していたのと同じ太さの2.35インチタイヤだった。きっときついと思うぞ。
だが、私のほうもこんなに細いタイヤで走ったのは、以前苗場のダウンヒル大会のたった1回の練習に使っただけだ。というか、その1回でパンクしてしまって、そのままなんだけど。

しかし、その心配は杞憂に終わる。
まず、最初の長い登りだが、ここは非常にラクである。タイヤ自体が軽いため、車重も軽くなっているためか、多少前輪が浮きやすいので注意が必要である。後ろから友人のペダリングを見ていて、「やはり重そうだな」と思った。ただ、彼の場合、登りは単純に下りへのアプローチに過ぎないため、あまり一生懸命登ろうとしているわけではなさそうだが。
前回走った、XCレーサーなどが練習に使う外周コースに入る。気温が非常に低いので、まだ路面は固い。Prophetの走行は信じられないくらいスムースだ。通常、ダートでは使わないアウターのフロント・チェーンリングを積極的に使った。平地と下りではほとんどアウターに入れていたが、全然脚の負担にならなかったぐらいだ。前回は友人にスピード負けしておいて行かれたけれど、今回はまるっきり逆だった。場所に合わせたバイクセッティングの重要性を改めて感じた。
ただ、早い時間帯はものすごく速いXCレーサーの人たちが練習していて、しかも私たちと逆送のパターンが多かったので、若干の注意が必要だった。
終盤、少し大きめのドロップオフから急激な下り坂があるのだが、前回は脚に力が残っておらず、ビンディングペダルもはずれにくいものを使用していたため、一度も下りることができず、押して下りていた。今日は脚も元気だし、ビンディングペダルのほうも泥詰まりしにくく調子がよい。心配なのは、タイヤが極端に細いことだが、思い切り速いスピードで下りてみた。驚いたことにタイヤは路面を確実にグリップし、バランスを崩したりスリップしたりすることもなく、スムースに下りることができるではないか! タイヤが細い分衝撃がすごいのではないかと思っていたが、太いタイヤを履いているときと全く感触が変わらなかったのだ。
1周回ってもほとんど疲れが残らない。そこで、友人が休んで私一人で走ってみることにした。そうすると、どうしても思い切りペダリングするのでさすがに登りで疲れが出たのだが、それでも前回のように息切れするほどではない。
本日、私はこのコースを6周走ったが、時間が経過するにつれて日当たりのよい部分の霜が解けて、ぐちゃぐちゃになってくる。一度はハンドルをとられて、崖になっているほうに落ちてしまった。幸い、柔らかい草がたくさんあって怪我をすることはなかったのだが。
周回を重ねるごとにProphetのリア・ディレーラーの調子が悪くなり、ペダリング時の異音が不安になってくる。また、5-6周目ではさすがに疲れが見え始め、左足の大腿四頭筋の内側広筋、大腿直筋が攣りそうになってしまった。それでも、攣りが強くなる前に柔らかめのストレッチを行うことで回避。
6周回を終え、最後に見通しのよい長めの下りをノーブレーキで降りてみた。タイヤが細いので石のところでは若干安定性に欠くものの、スピードの乗りが非常によく、途中で前を降りている友人にぶつからないようにスピードを調整してあげなければならないほどだった。以前、苗場でパンクしたMAXXISの1.95タイヤよりかなり安心感があるように感じたが、それはJekyllから下り重視のProphetに乗り換えたことによるものかもしれないから、一概に比較はできないか。
帰りはさすがに脚に来てはいたのだが、軽いペダルでスピードを維持できるので、前回ほどのダメージはない。

以前、2.25インチを装着したときも感じたが、やはりIRC MIBROは私にとっては非常に相性がいいようだ。私は技術的にはまだまだだが、あのタイヤのグリップの良さは私の技術をかなり補ってくれていると思う。今後、コースによって2.25-1.95を使い分けてみたいと思っている。
ちなみに、IRCのタイヤは、表記に対して実際のサイズはかなり細く感じる。さほど正確とはいえないが測定してみると、1.95表記のものは実際には1.95インチはなく、他メーカーの1.75インチくらいに感じる。2.25で、他メーカーの2.0-2.1くらいか。妻のRushに装着されているもIRCのタイヤだが、2.1インチ表記にも関わらず私のJekyllに装着しているSpecialized Adrenalin Pro 2.0より細い。別メーカーから乗り換える場合には、このような点にも注意する必要がある。

禁断のタイヤレバー

前回高峰山に行く予定でProphetにつけたままにしていたMaxxis HIGH ROLLER 2.35は、普段乗るには非常につらいので、新しくIRC MIBRO TUBELESSを購入することにした。本当は妻が利用している2.1サイズが欲しかったのだが、行きつけの店には1.95しかなかった。
IRCのタイヤはサイズ表記より実際には細めであり、1.95だと私の長男が乗っているMTBと同じサイズなのでかなり細くなると予想される。しかし、私が乗っている時間の分布からすると舗装道路が圧倒的に多く、次にアップダウンの少ない公園のような場所である。一生懸命下るようなコースは月に1回程度でしかない。MIBROは評判がよいので、1.95サイズでも私のような乗り方なら大丈夫ではないかと思う。そこで、今回は1.95を購入してみた。

しかし、取り付けるのが大変な作業であった。以前、2.25を取り付けたときはこんなではなかったのだが、一度IRCの人に取り付けてもらって、2回目以降の取り付けだから楽だったのだろうか? 今回新品を初めて取り付けるに当たっては、信じられない固さに閉口した。タイヤビードはきちんと真ん中に落としているつもりなのだが…。タイヤサイズが小さいので、2.25より最後にコジるときに力をかけにくいためか。
前輪は、時間をかけ、何回も何回もやり直して、ようやく取り付けることができた。しかし、後輪にいたっては前腕が筋力を失っており、同じようにやっても全く先に進まなかった。もう、どうしてもムリだと思ったとき、仕方なく取り出したのがタイヤレバー。チューブレスではなく、通常のタイヤを外したりはめたりするときに使う工具だ。今回購入したチューブレスでは「絶対に使ってはいけない」とされ、IRC MIBROの取り付け解説にも「空気漏れを防ぐため、使ってはいけない」とある。
でも、今回に関しては全く無理である。左手の親指の腹にはマメができて、力が入らなくなってきた。そこで、いけないとはわかっていてもタイヤレバーを使わざるを得なくなった。
しかしである。タイヤレバーを使っても、1回では無理だった。何度か休んで、最後にようやくはめることができたのである。
これがエア漏れの原因にならなければいいが…。

乗ってみた感じは、舗装道路では漕ぎだしこそ軽くないものの、スピードの維持はしやすくなった。でも、次回からはこの1.95はちょっと遠慮したいな。2.1もしくは、使い慣れた2.25にしよう。

雨男

私がMTBで山に行こうとすると、なぜかそれまで続いていた天気が崩れ、雨の予報になる。
しかし、典型的な雨男かというとそうでもなく、その当日には晴れるのである。
今日もまさしくそのパターンだった。先月から高峰山に行く予定にしていたのだが、週間天気予報が発表されると見事に雨。それまで寒いながらも雨はほとんど降らなかったのに…。最終的な判断を下すために前日まで待つと、雨の予報はいつのまにか「曇後晴」に!
とりあえず大丈夫そうということで、Cannondale Prophet 1000のタイヤをMAXXIS HIGH ROLLER 2.35 USTに変更し、下り向きにセッティング。あとは明日を待つだけである。
しかし、予測に反して雨はどんどんひどくなっていく。これでは現地の路面コンディションが危ぶまれる。せっかく遠くまで出かけても、満足に走れないのでは出かけた分だけもったいない気がする。そこで友人と相談し、予定を高峰山から都内にある里山に変更した。ここで、Prophetを下り向きにセッティングしたことを思い出したが、MAXXIS HIGH ROLLERはProphetにもともと付属してきたものだし、何より今から変更するのは面倒くさい。そのままで当日を迎えることにした。
そして、本日朝、8:00前に出発。走り始めてすぐ、Prophetが前に全然進まないことに気づく。普段履いているIRC MIBRO 2.25なら時速30kmを超えるような漕ぎ方をしても時速15kmくらいにしか上がらない感じだ。それどころか、漕ぐのをやめるとすぐに減速し、止まってしまう。面倒でも、タイヤは交換しておくべきだったか。約束の時刻に遅れそうだと友人に連絡した上で、往路を急ぐことにした。漕げども漕げどもスピードは上がらず、慣性もすぐに殺される感じなので、まるでずっと坂道を登っているかのようだった。
約束の場所は自宅から20km弱のところにあるが、到着したときにはかなり体力を消耗していた。それでも急いだおかげで、遅れは2-3分ですんだのは幸い。
こんなに疲れているのは、今年初めての遠乗りだった、ということも影響していると思うが、ヒップや大腿部の筋肉疲労が顕著であることから、タイヤ変更による漕ぎの重さが体力消耗の大きな原因だったと思う。
山に入ると、最初の坂を友人はぐいぐいと登っていく。対する私は脚に来ているのがはっきりわかるくらいの情けない漕ぎ方であり、ついていくのもやっとだった。友人は今回車で来ていて、私は自走、ということもあるとは思うが、友人の自転車はタイヤのセッティングこそ細くて軽いXCだが、バイクは私のものよりずっと重く、トラクション・コントロールが難しいハードテールだ。また、以前友人はこの坂をそのバイクで登り切ることはできなかったはず。体力的なものもそうだが、おそらく技能的にかなり進歩しているのだろう。
その後、彼がショップのイベントで聞いたという外周コースを案内してもらった。以前走ったルートが多いが、その時は各コースをつなげることができず、断片的にしか走ることができなかった。しかし、今回はこれらをうまくつないで適度な距離を1周することができる。適度な起伏があり、面白いコーナーや下り、ドロップオフもある。
しかし、友人はかなりのスピードで進むけど、私は全くついていかなかった。まず、路面が滑りやすくなっていたこと。登りで後輪に十分なトラクションをかけようと思うと、どうしても滑ってしまう。また下りでバイクを傾けると、ブレーキもかけていないのに前輪が横滑りしてしまう。バイク重心のとり方に問題があるのだろうが、MAXXIS HIGH ROLLERはマッドタイヤではないので、泥はけが悪い。タイヤのノブには常に泥が詰まっているので地面をグリップしにくくなっているのだろう。1年ほど前からこのコースは走っているのだが、私は今まで一度も転倒したことがなかったので、本日もいつもどおりバインディングペダルを準備してきていた。しかし、今回は滑って急激にバランスを失ってしまうため、クリップを外す余裕もなく、2回も転倒してしまった。もちろん、普段使っている外しやすいペダルではなく、DH用のペダルをつけていたのではずれにくかった、ということもあると思う。結局普段だったら問題なさそうなドロップオフも、バイクから降りて進まなければならなかった。
なにより、今回は私の脚が完全になくなってしまっていた。登るどころか平地でも一生懸命漕がなければバイクがすぐに減速し、止まってしまう。軽い下りでも減速が激しいので漕がなければならないほどだ。DH向けのタイヤだったということが大きく影響しているのだろう。
そういえば、Prophetの購入直後、このセッティングでこのコースを走ったことがあるが、Jekyllに比べてとても重く感じることに驚いた記憶がある。このときは路面が乾いていたが、今日は路面が濡れていて滑りやすい。12月にa.b.c cupのゆったりエンデュランスで走ったが、そのときの芝生以上に回転が重い。
結局4周走ったが、回が進むにつれ、友人との差は広がるばかりであった。ポイントポイントで待ってもらったのだが、まともに走ったら半周も離されてしまうのではないか。
山を下りたときは相当体力を消耗していた。下りたところで友人が初めて会う世田谷区のMTBerさんと話をしていた。お子さんもMTBに乗るというが、今日はお子さんが雨による路面コンディションを嫌い、一人で来たとのことだった。私も機会があれば子供をつれて楽しんでみたいと思った。
問題は帰路。もうほとんど脚が残っていないため、往路70分ほどのところを90分以上もかけて走ることになった。
今回の一番のミスはタイヤのチョイス。トレーニング目的ならいいかもしれないが、スピードが出ないため、なにより快適ではない。下り性能については私が持つタイヤの中では一番なので、そのときだけの限定で使うことにしたい。
合わせて、きっちりトレーニングしておかないと。今年に入ってからは、筋トレ系はきっちり行っているが、有酸素系はあまりやっていなかった。MTBを楽しみたいなら、さぼってはいけない!

a.b.c cup Vol.30

千葉、幕張海浜公園にて開催されたa.b.c cup vol.30 X’mas & 30回記念Specialに参加してきた。

今回は、私以外に10歳の長男が参加する。その関係で、「バリバリ」ではなく「ゆったり」エンデュランスへのエントリーだ。そして、妻と次男が応援。

参加にあたって困ったのは、私が普通免許を保持していないため、MTBを会場までどのように運搬するか、ということ。当初はタクシーやむなし、といろいろと聞いてみたが、ワゴンタイプは台数が少なく、すでに予約で一杯ということで、別の方法を考えざるを得なかった。

Googleで検索して、ネットキャリーというサービスを見つけた。そこで問い合わせをしてみると、往復の運搬が可能とのことだったが、MTBを2台乗せ、人も4人乗る、という依頼は初めてだという。それでも受けてくださるとのこと。迷わずここに決めた。

当日、担当の方にお会いしてみると、とても感じがいい方だった。軽ワンボックスタイプだったが、たたんだバイク2台、家族4人が乗っても全く問題なかった。
実際、会場への往復が快適になり、非常に感謝している。料金も2万円とタクシーに比較してかなりリーズナブルだ。いい加減、私も免許を取得しなければならないという必要性を感じ始めているが、しばらくはこのサービスを利用するのも悪くない。

さて、会場に到着し、テントを張ったあと、バイクを組み上げた。長男と一緒にエントリーし、コースを試走。
長男は一度転倒したらしいが、なんともないということだ。

レースまで時間があるので、テントの中で休んだり、温かい食べ物を食べたりしていたが、長男は少しでも練習したいということで、芝生のある広場などを乗り回していたようだ。

レースについては、どちらかというと一生懸命走るというより楽しく走るという感じのものだが、第一走者として最後尾からスタートした長男は、飛ばして10数人抜いていた。1周交代で走ったが、私もウォームアップが十分でないため、最初は少しきつかった。しかし、慣れるとかなり快適に走ることができた。バイクがJekyllからProphetに変わったこと、体調がよかったこともあるかもしれないが、前回参加、前々回参加時と比較するとかなりスムースに走れた気がする。

リザルトなどはまだわかっていないが、順位はあまり関係ないレースなので、あまり気にしていない。でも、長男も私も結構一生懸命走ってしまったので、かなりの充実感がある。

今回は運動会に参加するみたいで本当に楽しかった。このようなノリのレースなら、妻も出てみたいという。次男はもう少し先としても、家族全員で参加できるともっと楽しくなると思う。

※リザルトがわかった。
総合で、出走121チーム中66位。キッズインは、60チーム中27位。最後尾の出走だったが、経過をみると最後まで少しずつ順位を上げている。初出場の長男は、今のところ完全に短距離が得意なタイプで、持久力運動は苦手に見えるが、それにしても良く頑張ってくれた。