Null Audio プラグの微妙さ

少し前に、私の購入後3年以上を経たiPodとNull Audioのプラグの相性の悪さ + 私のメンテナンス不良ぶりについて書きましたが、この状況はiPhoneのほうでも起こりますね。

私が購入したのはL字型のプラグですが、その形状からか、使っていると何かの拍子にくるっと回転します。すると突然左側から出力される音が急に曇るのです。

古いiPodの場合、ベストフィットするポジションのほうが少なくて、扱うのが難しいので最近はiPhoneで使っていましたが、iPhoneでもうまくやらないと(でも結構高い頻度で)音が劣化します。

うまくはまると絶妙な臨場感を醸し出すこのケーブルですが、私にはちょっと扱いづらいかもしれません。現在はとりあえず、Ultimate Ears Triple.fi 10 Proは標準ケーブルに戻しています。故障品交換でやってきた新しいケーブルは、L字型ではなくストレート型ですね。次の機会に、Null Audioのストレートタイプを試したい気もしますが、ケーブル交換に出しているE500に関する音沙汰が、送付後1ヶ月近く経っても全然ありません。こっちの取引が終了してからの話かな。

標準ケーブルに変えると明らかにもわっとした音になりますが、イヤーチップをコンプライのものから標準のイヤーチップに変更すると若干改善されますので、いまはその組み合わせで使っています。

ただ、ここのところは多くの場合、ちょい復活のAIWA HP-V99を使っています。耳に装着する場合の角度とか検討してみると、これはやはりすごいと私は感じます。手持ちのイヤホンの中で、特に好きなUltimate Ears Triple.fi 10 ProやShure E500PTHをも凌駕しているように感じられてしかたがありません。10数年ぶりに聞いたこともあるし、思い入れに夜ものかもしれませんが、10 Pro + Null Audioを使ったあとにHP-V99を聞くと、突然耳が良くなったような錯覚に陥ります。特にボーカルの差かなあ。この臨場感はなんだろう。はやくきちんと修理しなければなりませんが、これについては20年以上前の機種で、替えが効きませんので、慎重になりますね。程度のいい同じ製品がどこかで手に入らないだろうか…。Googleで検索してみると、この機種は持っている人からはやはりいい評価を得ていたようですね。

でも情報が少なく、国内、海外のAuctionを調べてみても情報が出てきません。

いまのaiwaブランドだと、復刻、再販、ということもありえないだろうな…。私は最近のaiwaの低価格イヤホンも所持していますが、他の同じ価格帯の低価格イヤホンと比べても負けます…。

※ HP-V99探してたらこんなサイトが…

http://www.jd-bbs.com/viewthread.php?tid=1666396

すごい。JX2000特别版—-80周年纪念 って、何? 欲しい〜。

AIWA HP-V99 復活?

img_2304右側から音が聞こえなくなっているAIWA HP-V99ですが、今まで使った中で最もインパクトがあったイヤホンなので何とか復活させたいと考えています。

そこで、今日はちょっと右側のスピーカ部分のふたを開けてみました。中から2本の導線が見えていますが、そう言えばここ、古くなったイヤパッドが溶けて付着してしまったので、掃除するために開けたことがあります。

結果的に、右側の音が聞こえなくなったのは、この掃除が原因だったようです。導線の片方の接触が悪くなっていたのです。若干導線もへたっているので、絶縁にも問題があるかもしれません。特に接触が悪くなっている導線の端っこを、接点に指で押さえつけると、音が復活しました!

私は半田ごてを持っていないため、応急処置でテープを小さくカットして固定しましたが、どうやら音を出すのに成功したようです。この部分の修理で済むのであれば、町の電気屋さんに持って行っても修理してくれそうな気がしました。私が半田ごてを入手して自分で修理してもいいのでしょうが、危険度が高い気がします。これ、失敗したらもう二度と手に入らないですからね。

とりあえず、試聴しましたが、かなりびっくりですね。おそらくHP-V99で10数年ぶりに聞いた久保田早紀さんの「アクエリアン・エイジ」や「異邦人」ですが、こういう70年代末〜80年代初頭のアレンジの曲では高音部を受け持つ小さい楽器の音がすごい。当時は、CDもレコードも持っていなくて、FMラジオからテープに録音したものを聞いていたはずですから、たぶん今のほうがよりよい音源で聞いていることになると思います。

ボーカルも極端にクリアではなく、ナチュラルに聞こえます。

久保田早紀さんのアルバムは1枚だけブラック・ディスクを持っているので、今度プレーヤーを入手してそちらも聞いてみたい気がしました。

それだけでなく、低音も半端じゃなく量を感じます。バランスド・アーマチュア型のUlitmate Ears Triple.fi 10 Proや Shure E500PTHのようなキレはないのですが、パワフルで、スカスカになりがちな古い音源を豊かに再現して見せます。

AIWA HP-D9を聞いた感じから、解像感にはそんなに期待をしていなかったのですが、ER-4Sや10 Proにはかなわないまでも、思った以上です。どこからどの音が出ているのか、どんな感じでつながっているのか、分離しているのかがかなりわかりますね。

BeyoncéやRihannaなど、最近の女性ボーカルの曲を聞くと、おっと。もしかしたらちょっと低音過多かな? といっても、以前持っていたBose IEのように低音域に他の音域が埋もれてしまうようなことはなく、しっかりボーカルが聞こえていろんな楽器がちりばめられている感じはかわりません。

このHP-V99を使用していた当時、バックアップとしてHP-D9を購入したわけですが、少し聞いただけでがっかりしたのも、当然だったかもしれません。今、HP-D9に交換してみましたが、同じメーカーで販売時期も近いはずなのに、音の傾向が全く異なります。私はHP-V99のほうが好みの音です。

復活からいろんな曲を数十分聞いていますが、私が現役で使っているイヤホンの中では 10 Proに近い印象があります。ただ、中音がより前面に出てきて、さらに低音が多い感じですね。10 Proの標準ケーブルの状態で比較すると、高音域はV99に若干分があるかもしれません。音場もV99のほうが若干広いかな。

静かな場所で聞くと、それぞれいいところがあるので両者は私の耳では五分に渡り合っているように感じるんですけど、オープンエア型な分、外で聞く場合にはカナル型の10 Proのほうが有利でしょうね。HP-V99の価格は覚えていないのですが、当時の私の給料で買っているということは、いくら何でも3万とか4万ということはないと思います。価格帯的には10 Proのほうが上でしょうから、私の思い入れがHP-V99側に加勢して五分五分に感じているのかな。

そういえば、長く聞いていると、V-99のほうが、耳が痛くなってきますね。これは20年前もそうでした。スピーカの部分が大きいので、その圧迫分、だんだん痛くなってくるのでしょうね。また、本体がかなり大きくて、若干重いし。それに対して10 Proはケーブルを耳の上に回して、それで重量を支えたり、耳に入れる部分は低反発のコンプライのチップを使えたりしますので、V-99のような痛さは感じません。

そういえば、最近興味を持っていたSennheiser IE8のレビューが結構出てきていますが、あ、このHP-V99とかぶるのかな、と思ったりしました。残念ながらV99のほうは、低音の量をイヤホン側では調整できないですけど。記憶していた以上に低音の量が多くて、もうちょっと絞りたい気もしますね。

いずれにしても、気になっていたHP-V99、再び聞けてよかったです。近いうちに音響製品を置いているような電気屋さんに行って、修理してもらおうと思います。

The “Enyo” Silver Custom IEM Cable for Ultimate Ears

ブログのコメント/トラックバックを解放してから、大量のスパムが届いています。

今のところはWordpress標準のスパムフィルタですべてカットできているので、以前のように面倒くさい手続きはしなくて良いようです。しばらくはこのまま運用しよう。

img_2276さて、今日の昼にシンガポールのNull Audioさんから

The ‘Enyo’ Silver Custom IEM Cable for Ultimate Ears(Black) – Black Right Angle Plug w/ Memory Wire

が届きました。注文から1ヶ月ちょっとでした。

まず、換装前に、標準のケーブルで一度聞いてみます。

少し前、Ultimate Ears Triple.fi 10 Proはコンプライ T-500チップを装着していましたが、若干低域が増強されて中高域がマスクされ、曇るような印象があったので、標準のチップに変更しています。そのおかげで、迫力あるクリアな音質に戻っています。

その後、今日届いたケーブルに換装します。標準のケーブルはプラグの部分が本体の出っ張りを覆うような形になっているのですが、カスタムケーブルのほうはそのような構造にはなっておらず、外から接続部分が見えるような感じになります。少し見た目が気になりますね。併せて、本体から出ている2本の芯だけで接合部を支えるような感じになりますので、強度的には若干心配です。2本の芯を曲げることがないように注意しないと。

ケーブルはER4Sのような縒り線になっていますが、ER4Sのコードがソフトなのに比べて今回のカスタムケーブルは若干ごわごわしている感じです。耳に掛ける部分には形状記憶のための補強がついていますが、今はまだ形状がしっくり来ず、セットしにくいですね。

そして、先ほど標準のケーブルで聞いた曲を再生してみます。すると…。これはもうびっくり。噂通りでした。1つ1つの音の分離が良くなり、小さな音の要素もかなりくっきり聞こえます。10Proは標準のケーブルではその能力を生かし切ってなかったのだな…。きっと。

ER4Sでは意識にのぼらなかった音の要素まで聞き取れました(ER4Sでは当たり前に聞こえすぎているからかもしれません)。そんなこともあって、音のリアルさや立体感が段違いに良くなったように感じました。明瞭度や解像感ではER4Sにはまだかなわないですが、低音が豊かでまた違った味わいがあります。

最近は、ER4S、HP-D9で音楽を聞くことが多かったので、これらにサブウーファーが加わったようなTriple.fi 10 Proの音は結構新鮮です。しばらくは気分で、イヤホンをとっかえひっかえ、聞くことになりそうですね。

また、今日はShure E50oPTHの本体部分をNull Audioさんに郵送しました。そう、Null AudioさんがSE530シリーズ(E500PTHも型番が異なるだけで同一の製品)のリケーブルサービスを始めたのです。

E500PTHはケーブルが折れて中の芯線がが見えるため、修理に出そうかどうか迷っていました。ですが、E500のケーブルは2年間で2回割れているし(1回目は使用頻度が高かったため数ヶ月で折れました)、修理に出すと新品交換で戻ってくるので、またエージングし直しになっていまいます。最初に交換で戻ってきたときはかなりくぐもった音になってしまっていましたからね。

SE530用カスタムケーブルは現在サービス特価だし、10Proがこれだけ化けるのですから、E500のほうもなんかすごいことになったりするのでは、という期待があります。これから、また1-2ヶ月待ち、という感じになるんでしょうね。

Null Audioさんの技術力で古いイヤホン、例えばAIWA HP-D9の一つ前の型のイヤホンとか、リケーブルできないかな…。20年ぶりに稼働し始めたHP-D9の性能を見て、なんか本当にやってみたくて仕方がなくなっています。

昔のイヤホン

最近ER4S-Bを入手したことでまたイヤホン熱に火が付いてきて困っています。

img_2268そんな中、1980年代の終わりか、1990年代の初頭に入手したAIWA HP-9Dを復活させてみました。

実はたぶん、この20年くらいで、このHP-9Dは10時間も使っていないと思います。というのは、これと非常に似た外観を持つ、この一つ前のモデルが非常に高音質で、それを主力イヤホンとして使っていたためです。今となっては入れ物を破棄してしまったために型番がわからないのですが(このHP-9Dと入れ物の形は同じでした)、当時のAIWAはとてもいい製品を出していたと思います。

少しして、このHP-9Dにモデルチェンジしてしまい、主力イヤホンが壊れたときのバックアップとして購入しておいたのでした。

しかし、ちょっと試してみると一つ前のモデルとは音質が全く変わっていました。中高域はよりくっきりしたような印象があるけど、低音が全然出でいないのです。豊かな低音を出すための太いツインパイプなのに。というわけで、ずっとお蔵入りしてました。

その後、主力イヤホンは右側の音が聞こえなくなってしまい、引退を余儀なくされました。その後あまりポータブルオーディオ機器を使うこともなくなったので、このHP-9Dは数時間も慣らすことなく20年近く温存されていたわけですね。

でも、最近のイヤホン聞き比べで、ちょっと思い立ってこのHP-9Dを復活させてみることにしました。本当は過去の主力イヤホンを引き出したいところですが、右側の音が出なくなっていますからね。

iPod用イヤホンのパッドの新品を装着して聞いてみると、これはなかなかのものですね。低音の音量はShure E500, Ultimate Ears Triple.fi 10 Proには負けますが、高域の明瞭度や透明感では勝っているのではないかと思いました。ダイナミック型のオープンエアタイプなので(当時はカナル型ってなかったですよね?)、音が抜ける感じも勝っているような気がします。逆に、一個一個の音が分離する感じはER4S-Bをはじめ、E500, 10 Proには及びません。音のキレみたいなものも、少しソフトな感じはします。

逆に装着は結構難しいですね。きちんとイヤホンの出力面が耳孔に向かうようにしないと、十分な低音が得られません。

また、たぶんこの機種は10時間も鳴らしていないので、もう少し慣らしてみる必要があるのかもしれません。場合によっては以前使っていた主力イヤホンに音の傾向が近づく可能性もありますね。というのは、この1日聞いていたら低音が徐々に出始めているのですよ。

現在使用中のカナル3強にこのHP-D9が加わる可能性が出てきました。Apple In-Ear Headphones with Remote and Micは音が曇った感じがなかなかぬぐえないので、最近出番がなくなってきました。

 

2009/03/22 追記

AIWA HP-D09の前に使っていた型番がわかりました。

AIWA HP-V99 でした。もう左側からしか音が出ないのですが、低音の迫力がHP-D9とは段違いです。高音域もかなり伸びていて、かなりクリアな音質であるように感じられます。以前はこれでポータブルCDプレーヤーなんかを聞いていた訳ですが、この音質には非常に感動した記憶があります。その後、Shure E5c, E500PTH, Ultimate Ears Triple.fi 10 Pro, Etymotic Research ER-4S などを購入してきた訳ですが、当時の感動を超える印象を持ったものはまだないです。今聞き比べればこれら最新のイヤホンに負けるのかもしれませんが、とにかく当時これを聞いたインパクトはすごかった。

なんとかこいつを復活させたいな…。