笑って勝つスポーツメンタルトレーニング

結構前に購入していたのですが、ようやく本日読み終わりました。
本屋さんやAmazon.co.jpに行ってしまうと、どうしても興味が新しい本に移ってしまって、いつの間にか読み忘れたり、途中まで読んでそのままになってしまっている本がかなりあります。技術書や学術書は必要な部分だけをピックアップして読むということもよくやりますから、必ずしも全部に目を通していなかったりするんですけど。
メンタルトレーニングの本は以前から読んだりしていたのですが、私の場合はどうしても肉体的な技術の研鑽とか、筋力トレーニングなど、目と鼻の先のわかりやすいものに惹かれがちで、おろそかになりがちです。今回、この書籍を読んで改めて、半ば形だけになりつつあった私のメンタルトレーニングを再計画しよう、という気になりました。特に、著者の専門が剣道とのことで、武道をエクササイズの一つとしてずっと取り入れてきた私にとっても相性がいい内容であったといえたかもしれません。
この書籍は、主にスポーツ選手やその指導者をターゲットにした読み物です。ですが、内容が平易で優しいので、必要な部分だけピックアップすればサラリーマンや主婦の健康管理にも役立つのではないかと考えました。リラクセーションやサイキングアップの具体的な方法も写真入りで解説されていますので、とりあえずこれからメンタルトレーニングを始めようという人も始めることができるかな、と思います。ただ、私はいろいろな場所で実技指導を受けているのですぐに理解できますが、特にリラクセーションのテクニックである「漸進的筋弛緩法」や「自律訓練法」は、その意味合いや各エクササイズの意義をすぐにつかむのは難しいかな、とも感じました。本格的に取り入れたい場合は、両者とも読み物レベルで掘り下げた書籍が存在するので、そういったもので各エクササイズの意味と意義を勉強したほうがモチベーションとその後の効果をあげることができると考えます。

また、文章の量はかなり多かったのですが、全体的に同じことが何度も出てくるような印象がありました。これは、雑誌の連載を書籍にしたことによるものなのかもしれません。

今日も注文していた新しい本が5冊届いています。ちょっとペースを上げていかないと。

秘伝截拳道への道 (1976年)

秘伝截拳道への道 (1976年)

懐かしい本です。一般の書店では見かけたことがなく、おそらく一部の通信販売でのみ販売されていた商品ではないかと思います。

この書籍の原著は下記の書籍です。

出版当時の事情は詳しくはわからないのですが、『秘伝截拳道への道 (1976年)』は版元に許可をとらずに出版した、いわゆる海賊版であったと言われます。一般の書店では売らず、通信販売に頼ったのにはそのような事情があったのかもしれません。私がこの書籍を手にしたのは高校2年ごろのことで、「アポロ・エクササイザー」というアイソキネティックス・トレーニング器具と一緒に購入したのを覚えています。当時の私には『秘伝截拳道への道 (1976年)』が海賊版であるなどとは知るよしもなく、難解ではあるものの含蓄を含んだブルース・リーの言葉に感動したものです。
私が入手したのは、1976年版とは表紙が異なるバージョンで、ハードカバーではありませんでした。その後、職場の先輩からハードカバーバージョン(私が持っているソフトカバーと表紙は同じでした)を譲り受けたこともあって、私が高校時代に入手した書き込みだらけのものは友人にプレゼントしてしまいました。

その後、この『秘伝截拳道への道 (1976年)』は「たのみこむ」のサイトで復刻され、私はこの復刻バージョンも入手しています。これはおそらく現存する書籍からコピーし直したものではないかと思われ、写真などの品質は残念ながら今ひとつでしたね。

比較的最近になって、”TAO OF JEET KUNE DO“は版元の許可をとった正式な日本語版が発表されました。

こちらは日本語訳も正確でわかりやすいですね。
ただ、『秘伝截拳道への道 (1976年)』は私が最初に手にしたブルースの本格的な哲学書・技術書でしたし、原著にはない珍しい写真がかなり掲載されていましたので、すごく思い入れはあるんですよね…。海賊版を支持するわけではないのですが、截拳道をジークンドーではなく、「せっけんどう」と呼んでいるあたりに妙な懐かしさを感じてしまいます。

ココロとカラダが気持ちよくなる100プラス1

 リラクセーションのための方法が100+1種類紹介されている書籍です。
 これらは単一なリラクセーション・プログラムとしてまとめられたものではなく、従来より知られたさまざまな方法から比較的簡単に取り入れることができるようなものをカテゴリ別に寄せ集めた構成になっています。日常生活のなかで気をつける、というレベルの者からヨガのプログラムまで、内容もレベルもさまざま。
 ですから、読者としては初心者コースから初めて、上級に進んでいく、というようなアプローチではなく、カテゴリやその中の種目から自分でもできそうなものを選んでためしてみる、というアプローチになると思います。

 このような構成はプログラムを堅苦しくすることなく、取りかかりの敷居を低くすることができると思います。まず「これをためしてみよう」と思えるほど簡単なアプローチもたくさんあるからです。

 ただ、なにかとなにかを組み合わせて、より完成されたプログラムにしていくための具体的な手順は示されておらず、自分用にしていくための試行錯誤が求められます。まあ、試行錯誤はどんなプログラムにおいても必要なんですけど。

 最近私も年齢を重ねたことで、以前より「リラクセーション」に関する必要性を非常に感じています。以前は「鍛える」という方向に偏る傾向があったのですが、最近は十分なリラクセーションを行っておくべきだと考えています。

スポーツ選手よ 強くなるには「哲学」を持て!—折れないこころをつくるメンタルトレーニング

 あなたが、スポーツや運動を楽しんでいる理由は何でしょうか?
 私自身、この質問に明確に答えるのは難しいです。ただ、一つ言えるのは私にとっての運動は、私にとってなにか「意味を持っている」からこそ続けられる、ということが言えると思います。

「スポーツを行う意味」

 この書籍は、その意味についての回答を自分なりに持つこと、すなわち自分なりの「哲学」を見つけるためのヒントを紹介するという立場をとっています。
 私自身は哲学について専門的に勉強したことはありませんが、10代の頃からブルース・リーのファンだったこともあり、何らかの形で哲学というもののいったんには触れてきました。そのブルース・リーは大学で哲学を専攻していたこともあり、哲学や心理学に関する造詣がかなり深い人なのです。
 そのブルース・リーは、
「武術は自己表現の手段」
というようなことを述べていますが、スポーツは自分をストレートに表すための一つの手段なのだと思います。

 この書籍では、スポーツを行う意味を探し、哲学を実践していくためのヒントが紹介されていることは述べましたが、難しい専門用語を避け、一般の人にもわかるようにかなりやさしい表現が工夫されています。最近読んだ書籍の中で、私が最も影響を受けた書籍の一つにピックアップできるでしょう。