第61回 全日本銃剣道優勝大会

九段下の武道館入り口にて
九段下の武道館入り口にて
第61回 全日本銃剣道優勝大会
第61回 全日本銃剣道優勝大会

今日は、日本武道館へ伺いました。表題の、「第61回 全日本銃剣道優勝大会」の様子を撮影させていただくためです。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(1)
第61回 全日本銃剣道優勝大会(1)

銃剣道や短剣道の大会に行くと、やはりCanon EOS 7D Mark IIを選んでおいて良かったな、と思います。

でも、この数年はカメラ本体ばかりに目が行って、肝心のレンズ選びがおろそかでした。銃剣道や短剣道は室内競技なので、どうしても高感度撮影になってしまうため、もう少し明るいレンズがほしい…。でも、それをやるなら4K撮影可能の機材にいいレンズを付けたいな、とか、キリがありません。

こういうことで悩むのもばからしくなって、自己防衛本能から物欲が減退しているのかも(苦笑。

サブカメラとしての、CanonさんのEOS M6にも興味があったんですけど、他メーカーさんに比べてなぜ、4Kへの対応がこんなに遅いのでしょう…。フラッグシップのCanon EOS-1D X Mark II の4Kは最強レベルなのに。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(2)
第61回 全日本銃剣道優勝大会(2)

さて、その銃剣道について。この4月1日、中学校学習指導要領に明記されたことによって、とても話題になっています。exfit TVは銃剣道の撮影を数年間続けている関係で、TV番組などからの映像貸し出し依頼も受けました。

好意的な意見もかなりありますが、予想通りに「戦前回帰(ここでは否定的な意味です)」など、どこかで聞いた、見た、一面的な側面を切り取っただけの意見も目にします。実は映像を貸し出したTV番組の若いコメンテーターさんもそうでした。多分この方は競技を直接見たこともなければ、団体への取材を試みたこともないでしょう。その結果、現在いくつの中学校で採用されているか、どんなカリキュラムなのかについても全く知らないはず。

さらにいえば、日本の近代武道競技の母胎となった各種武道や格闘術の由来も調べたことがなさそうです。あったら、あのコメントはないでしょうから。

いろんな意見があっていいと思います。でも、やはりよく調べもしないで思い込みだけで情報を垂れ流す行為は素人でもできることなんじゃないかな〜と思ってしまいました。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(3)
第61回 全日本銃剣道優勝大会(3)

銃剣道の技は目まぐるしく繰り出されますが、お互いの実力が高くなるとこの写真のようになかなか決めることができません。受けも攻撃同様、重要な技術なのです。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(4)
第61回 全日本銃剣道優勝大会(4)

膠着状態になっても下手に離れられません。隙を突いての攻撃を受ける可能性があるからです。私は空手の有段者で中国武術の経験もありますが、特に後者の中国武術で感じたのが同じことでした。一度くっついたら離れるのが大変なのです。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(5)
第61回 全日本銃剣道優勝大会(5)

ほかの武道と同様、銃剣道も一度会場に足を運んで観戦すれば、「成熟した現代武道競技」の一つであることが分かると思います。

第61回 全日本銃剣道優勝大会(6)

攻撃が突きに限定されるので、受けがそのまま攻撃になるような技術体系も大変発達しています。中国武術では攔截(らんせつ)といいますが、銃剣道のそれも高度です。

ということで、exfit TV BUDOのほうで取り急ぎ動画を作成してみました。一般の部の決勝戦です。

銃剣道は自衛隊で採用されていることもあり、自衛隊に所属している選手が圧倒的に多いのですが、一般の部の練度も相当なものです。

4Kで撮影し、編集してアップするのに、2Kまでしか選べなくなっているのはなぜなのでしょうか…? 一時的に4Kまで選べたのに、また2Kまでに戻っている動画もあって、ちょっと戸惑っています。

昨年アップした4K動画はきちんと4Kまで選択できるのに。

閑話休題。

銃剣道からは離れますが、会場にいて感じた切なさについて吐露しておきます。

私たちの周りでは多くの若手の自衛隊員が観戦されていました。今、日本が一触即発の危機にさらされていることは、誰でも肌で感じられていることと思います。まさにそのとき、この若い子たちが邦人救出や米軍の後方支援などでかり出されることになるわけか、とふと思うとやりきれなくなってきたのです。

実際、どんなに鍛えられ、練度が高い青年たちとはいえ、私の長男と年齢も変わらなければ会話の内容も変わらない、普通のまだ幼い若い子たちなのです。

一緒に撮影に行った、Iくんとも話しましたが、これは「日本を守る選択肢」を考える中では、かなりの高確率で起こりうることだと。リアルな現実。ネットなどで簡単に「開戦」とか書き殴る人もいますが、その前に私も含めてですが「平和ぼけした日本人」は現実的な想像力を持つことから始めなければならないような気がしました。

趣味中心のブログにあまりこんなことは書きたくないですね。

今日のテーマは「銃剣道」でした。ぜひ、その高次元の攻防を純粋な目で楽しんでいただければ幸いです。

“第61回 全日本銃剣道優勝大会” への2件の返信

  1. こんにちは。う〜ん・・このサイズで拝見すると、7D2の描写は相当なモノに感じるのですが…?
    動画の方も7D2ですよね? 4Kモニター以上でないと、アラ探しは難しいのではないかと思われるのですが…。ウチの旧型27inchですと、もぅ十分綺麗に見えてますけど。

    >銃剣道
    確かに。私も同意見なのですが、以前はやはり『今さら?』感はありましたね。
    ただ、ふと考えるに武道にはなにがしかの攻め・守りの要素は多分に含まれているもので、扱う人間の心ひとつなのかと…。(あまりエラソーに言えないのがツラいですが…)

    当分はあの国の話題でニュースは盛り上がるのでしょうが、それにしても将軍様の幼稚さ加減ときたら・・あ、コレもエラソーに言えないか(自沈。

    1. sadaさん。こんばんは。さっそくありがとうございます。

      7D II、やはり高速で動く被写体には強く、よく捉えていました。ほかのカメラを使っていたころより、明らかに歩留まりが上がったと思います。

      動画は残念ながら7D IIが4Kに対応していないため、SONY AX100で撮影しています。この動画の原版の描写はものすごくて、さすがSONY、という感じですよ。なので、センサーサイズが大きいα7とかα9とかの4Kはどんな感じなんだろう? って少しだけ気になります。少しだけ…(笑。

      銃剣道も、剣道、柔道、空手と変わらず、立派なスポーツマン・武道家の集まりです。剣道・柔道・空手の競技は一般の人も目にする機会が多いから、感じにくいと思いますが、そこには「近代に輸入されたあとの『銃剣道』」よりさらに長きにわたっての残酷な歴史が隠れていたりします。自衛のための空手においても、私も先生から直接、ここでは書けないような残忍な技(徒手・武器含む)をたくさん習っていますよ。

      それらが昇華して、「道」としての今の姿があります。なので、おっしゃるように、「扱う人間の心ひとつ」なんだと思います。

      闘いの手段を道に変えて、活用する現代人は進化したと思いますが、一方ではまだそういった行為を現役でやろうとしている(やっている)将軍様みたいな人もいます(苦笑。本当にいい加減、進化してほしいものです。

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